マラヤ大学留学後の目標
こんにちは、Kenです。
あと2週間ほどでマレーシアから日本へ帰国する予定ですが、今後の活動が大まかに決まったので、今回はそれをシェアしていきたいと思っています。
マレーシア1年間の振り返りは後々書きたいと思います。
また分からない単語や表現があるかと思いますが、その点はご了承して頂けると嬉しいです。
1. web3活動
始めに、このブログを読んでくれている方は知っていると思いますが、本格的にweb3の活動を始めてから約半年がたちましたが、今年は新たな挑戦や出会いが増えるかと思われます。
そこでなにをするのか具体的に今回は説明したいと思います。
① 塩尻市関係人口創出事業
まず初めに、塩尻市が進めている関係人口創出事業です。
背景として、長野県塩尻市は関係人口創出事業として塩尻CxO-Labという仕様書を作成してビジネスプランを組み立てる短期型プログラムを行っていました。ただ、関わりしろが持続的でなく、塩尻市を仲介して行う必要がありました。そのため、2024年度からその問題を解決する手段としてDAOを使います。
僕はそのDAOでFounderとして活動しており、業務委託を受けています。
実際に業務委託で何をするかというと、DAOのメンバーのweb3の知識提供であったり、Discordの管理、TechTeam(技術チーム)のリーダーとして毎週の定例MTGのファシリテーター、スライド作成などを行っています。
さらに今回、DAOが発行するNFTのコードを書くことなりました。NFTは独自コントラクトである標準規格ERC721にてSolidityというプログラム言語を利用し、2024年2月下旬~3月下旬までで完成させる必要があります。
2024年1月28日現在、プログラミングの知識、Solidity言語の知識ほぼゼロです。本当に不安でしかありません。マラヤ大学のテストが終わり次第、すぐにSolidityの勉強を始めなければならないのです。
ただこのような機会と経験をできるチャンスだと思い、2024年2月からはほとんどの時間をSolidityに費やしたいと思っています。
<今後のスケジュール>
2/1 - 2/9
→ CryptoZonbies の終了(理解するまでリピート)
→ 変革のYouTubeチャンネルからプログラミングの講義3回分拝見
→ 技術周りの知識をHenkakuなどの他のコミュニティから学習
→ スマートコントラクト開発手伝ってくれる人を探す
2/11 - 2/26
→ 実際に自分でコードを書いてみる
→ NFT購入して新しいDAOに入る
→ GitHubなどでHenkakuのNFTが実際どのように作成されているか確認
→ セキュリティ強化の部分の学習
2/27 - 3/24
→ 塩尻市のDAOのチケットNFTを開発
こんな感じでやっていきたいです。
正直、留学中よりさらに大変になるかと思いますが、将来の自分のためだと思い、ここで頑張っていきたいと思っています。
② 信州大学web3研究サークルの創設
約半年前の記事では、留学生とDAOを作りたいとのことを書いたと思います。詳しくはこちらを見てください。
ただ、このVisionを今回諦めることにしました。
大きな理由としては、実証実験の失敗にあります。
僕とweb3に興味のある仲間何人か集めて、12月中旬~1月上旬にかけて「Talk to Earn」というweb3の価値観をもとにした実証実験をマラヤ大学の日本人留学生対象にして行いました。
「Talk to Earn」の詳細を簡単に説明すると、留学生と話し、写真を撮るだけでお金がもらえるシステムです。僕のポケットマネー1万円から行ったのですが、応募者0名で終わる結果となったのです。
なぜこれが失敗したのかという敗因分析を行っていった際に、僕たちがフィジカルでアナウンスしなかったのもありますが、皆さんのweb3に対する興味が僕らが思っているほどなかったんだと気づきました。
その状況下で、40名程度の小さな信州大学工学部の留学生コミュニティをDAO化したらほとんどの人が興味を持たず、自然消滅してしまうと思ったのです。
そこで、方向を少し変えて、信州大学に視野を広げて、信州大学にサークルとしてweb3研究会みたいな感じで始めようかと思います。
このサークルでは学生だけでなく、信州大学に携わっている教職員の人も対象にして多くの人にweb3の魅力をお届けしたいと思っています。
それに加えて、信州大学の学務機関にDX推進センターがあり、そこが2024年度からオープンバッチの配布を始める予定らしいです。
ただこのオープンバッチがDXの一環の活動として認識されるのは、正直悲しい部分があるので、僕ともう1人の友人とDX推進課にweb3委員会を発足させようと考えています。
そこでは、信州大学が積極的にweb3を導入する理由や信州大学にどのような形で導入できるかを考える場所にしたいと思っています。
加えて、信州大学をより大学としてグレードアップするための手段としてDAOを新しく作りたいとも考えています。
<信州大学の課題>
・たこ足キャンパス(さすがに遠すぎる:50~100キロの距離)
→ 学部間の交流がほぼない
→ 情報伝達が遅い(コミュニケーション不足)
・1人暮らしの比率が高い(9割以上)
→ 家族という強いコミュニティから離れる:孤独問題
このような課題を解決するためにDAOを使っていきたいと思っています。ただ現状、DAOにする意義がまだ薄いと感じているため、この部分を詳しく分析していきたいと思っています。
③ Henkakuを始めとする他のDAO活動
最後に他のDAOやコミュニティにもどんどん自分から入っていきたいと思っています。特にHenkaku Discord community に入って約3か月経って、イベントメンバーの皆さんに少しずつ名前を覚えてもらっていただいて、少しずつ顔を広げていけたらと思ってます。
2月23日にCrypto bar @ginzaにてHenkakuの新年会が開催されるので、そこでHenkakuの皆さんと少しずつ距離を近づけていけたらと思っています。Henkakuにいるかたは、僕よりweb3の知識(技術がメイン)を持っている人が多いため、僕もそこで日々勉強していきたいと思っています。
興味ある方はリンククリックしてみてください。
web3を学ぶプラットフォームで一番充実していると思います。
それに加えて、他のDAOでも活動する必要があると思っています。
1つ注目しているのは、美しい村DAOです。
ここはNPO法人「日本で最も美しい村」連合とガイアックスが共同で運営を行っているDAOです。
山古志村のDAOと同じように限界集落の村を集めて協働の目標に向かって地方創生を行っていこうという取り組みを行っています。
ネオ山古志村はもうすでに土壌が整っており、自分が入れるスペースを探すのが難しいと思っています。一方で美しい村DAOは規模間でいうとまだ320名程度なので、自分が貢献できるのではないかと思っているため、NFT購入を検討しています。
2. 結局どういう人になりたいのか
最後にKenはどういう人になりたいのか話していきたいと思います。
<Point>
1.人生かけてやりたいことは、地球環境の保護、気候変動などで発生する問題に対しての解決策の模索(アダプテーション)とweb3の技術発展
2.留学の目的は、新しい自分を見つけるため、自分の性格が日本より海外のほうが合っていることを確認するため、経済学などの他の学問を学ぶため、
3.起業には興味あったが、自信がなく、お金より社会貢献に興味があったため、起業が適切だとは思わなかった。
僕は幼少期をアメリカのシカゴで過ごし、周りは自然に囲まれた地域でした。アメリカに滞在している間に家族でアメリカ国内でNewYork, LA, Florida (Disney World), あとナイアガラの滝を見にカナダに行ったり、バハマという小さな島でゆっくりしたり、メキシコの観光都市カンクンに行き、観光したり、アラスカ州に行ったりとたくさんの体験をしたと思っています。
その中で一番衝撃で今でも覚えているのが、アラスカで氷河を見た際に、凄い勢いで落ちていくのが確認できました。その氷河を触る体験もできて、楽しかった半面、凄く迫力があり恐怖を少し感じる自然現象でした。その体験から年を取るにつれて、そのアラスカでの現象が地球温暖化であることが判明しました。そのため、将来は地球環境、気候変動に対して取り組みたいという思いがあり、大学を探している際に環境系の名前が入っている学部や学科を探したところ、信州大学水環境土木工学科という名前に目が入り、ここでは環境系の勉強が出来ると思って入りました。
ただ実際入ってみると土木系の勉強がメインで自分の興味とはほど遠い場所となりました。
その後、大学2年生(2020年)でコロナになり、自分で考える時間が増えたのです。(1人暮らしだったので)
その時、幼少期の体験や自分が成し遂げたいことなどを明確にするために、自分が勉強したかった環境系の本や記事などを自分から勉強してみようと思うようになりました。もちろんそこには留学がしたい自分もいます。
そこで、環境系の勉強をしているうちに、環境問題などのグローバルな問題はエンジニアだけでは解決できないと思うようになり、人々の暮らしのベースである心理学やお金の動き(経済学)に興味を持つようになりました。
ただ、経済学を学ぶ時間はコロナが終わればないと思い、他の手段を探していると留学中で経済学などが学べるかもしれないと思うようになりました。
ちなみにアダプテーションの話を簡単にすると、地球温暖化対策にはミティゲーション(緩和策:二酸化炭素排出の削減)とアダプテーション(適応策:災害などに対して対策)があり、僕自身はアダプテーションに取り組みたいと思っています。経済学を勉強し、途上国やいろんな地域の状況を鑑みた上で、緩和策には限界があると思ってしまいました。そのため、気候変動で起こる問題(永久凍土の溶解による感染症、異常気象による水、食糧不足、石油化学に代わるエネルギーの発電)の分野に興味を持っているところです。僕の研究室も水不足を解決するために海水淡水化の技術を行っています。
話戻りますが、留学したいもう1つの理由が、大学生になって思っていたことそれは、自分が海外に合っているのかもとか思ったりしていました。なにかしら日本文化の生活に馴染むことが出来ていない自分もいたり、一度2019年にマレーシアに行ったのですが、その時の自分のほうが上手く表現できてたりしたので、そのような理由からマレーシアに1年間留学しました。マレーシアになった経緯はこのNoteから見てください。
最初の半年は、楽しく異文化を体験し、今までやってこなかった事を自分から行動して行うようにしていました。ただ、2か月の休み期間で自分の夢や目標が再度、地球温暖化や気候変動に意識を向けようとしてましたが、このまま行っても極端な資本主義の上では環境問題は変われるかもしれないが、スピードが遅すぎて間に合わないと思ったので、それ以外の価値を提供できるものはないかと探していたところWeb3.0の新しい技術を発見してNFT, DAOに出会い、「これだ!!」っと思い、そこから猛勉強しているところです。
DAO, NFTを勉強しているうちに、このDAOという存在が地球環境保護にも今後役に立つのかもしれないと思い、さらにギアが上がりました。
地球環境とDAOの関係性をまとめた記事があるので、見てみてください。
そのようなVisionを持っていたら、友達や何名かの人に起業したらいいんじゃないかみたいなことを言われるのですが、それは僕の選択肢にはあったのですが、選びませんでした。
その理由としては、僕自身、日本国内であまり有名になりたいと思っておらず、かつお金持ちになるために会社作るというのがあまり好きではありません。それよりも社会貢献するために会社を作りたいと思う人です。そのため、留学前までに人生をかけてやりたいことを明確に見つけられなかったのが1つの理由です。加えて、まだ何も社会を知らない大学生が起業したところで上手くいかないし、上手くいく自信がなかったのも事実です。それよりも留学に魅力を感じていました。
ただ今は、起業の準備をしてもいいと思っているところです。DAOは今後僕の人生で一生関わっていくことになると思うため、環境問題×DAOみたいな形で海外で展開してもいいと思っていますし、今まである非営利団体、NPO、NGOなどをDAO化していくことも面白いのかと思っています。
以上が僕の交換留学後の活動及び自分の遠い将来について言語化しました。
友達数名には話しているのですが、これが僕がこの人生で成し遂げたいことです。
これからも無理せずに頑張っていけたらと思っています。
今回はそんな感じで終わります。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?