和歌山カレー事件に並々ならぬ関心を持ち、冤罪説を懸命に否定する田中舞子さんへ　２

【イントロダクション】
　ＹｏｕＴｕｂｅのドキュメンタリーチャンネル『digTV（ディグTV）』で和歌山カレー事件に関してインタビューをうけ、この事件の犯人とされている林眞須美死刑囚が冤罪であることを話させてもらったところ（上掲の動画）、田中舞子さんという人が大量のコメントをつけてきた。
　どういう事情からか、田中舞子さんは和歌山カレー事件に並々ならぬ関心を持ち、林眞須美死刑囚の冤罪説を懸命に否定しているのだが、そのコメントには事実と異なる内容が多いばかりか、林眞須美死刑囚や林健治さん、私、その他の特定人物に対する誹謗中傷にあたるコメントも散見される。
　そこで、この場で田中舞子さんに対し、正しい事実関係や私の見解を伝えていくことにした。
■1回目：和歌山カレー事件に並々ならぬ関心を持ち、冤罪説を懸命に否定する田中舞子さんへ

今回は以下のコメントについて。

田中舞子さんへ

　林眞須美死刑囚については、たしかにカレー事件以前、人にヒ素や睡眠薬を飲ませ、保険金詐欺を繰り返していた疑惑があります。しかし、そういった疑惑は、私が上掲の『digTV』の動画で話している通り、警察やマスコミによりつくられたものだったというのが真相です。

　あなたがこの私の話を信じるかどうかは自由ですが、いずれにせよ、上掲のあなたのコメントのうち、「眞須美・健治からヒ素をこっそり飲まされたのは計11人で下半身不随になってる人もいる」という部分は、違法性を認定されてもおかしくないほど重大な問題があります。

　なぜなら、林眞須美死刑囚の裁判において、検察は「被告人はカレー事件以前から人にヒ素や睡眠薬を飲ませ、保険金詐欺を繰り返していた」という内容の主張をしていますが、被害者として名前を挙げられたのは6人であり、裁判の結果、実際にヒ素を飲まされた被害者と認定されたのは6人のうち2人にとどまるからです。

　つまり、仮に裁判の認定が信じられるとしても、あなたは林眞須美死刑囚について、やってもいない「人にヒ素を飲ませる犯罪」を少なくとも9件やったかのような虚偽を述べたことになります。

　また、林健治さんについては、そもそも警察や検察から人にヒ素を飲ませた疑いを追及されたことすらありません。つまり、あなたが林健治さんについて、林眞須美死刑囚と共に計11人にヒ素を飲ませたと断定的に述べているのは、まったくの事実無根の虚偽です。

　あなたの上掲のコメントは他にも複数の問題ありますが、それはまた別の機会にお伝えします。

　なお、私は、あなたがなぜ、そこまで和歌山カレー事件に並々ならぬ関心を持ち、林眞須美死刑囚の冤罪説を懸命に否定するのか、気になっています。

　とりあえず、今回は以上です。

　今後ともよろしくお願いします。

※なお、以下のコメントにも同様の問題があります。

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