リバーブを使う 「今聞いた音、何番目の音?」
今回は、DAWのTIPS。
(最近、DAWミックスと録音のTIPSがごちゃごちゃしてきたね;)
リバーブ。空間系のエフェクトってやつ。
今、自分がもっとも熱心に取り組んでいるテクニック。
下記のワードが出てくるので、もし知らないワードがあったらググっておけば、スムーズに読み進められるよ。
・EQ=イコライザー
・Delay=ディレイエフェクト
・Reverb=リバーブエフェクト
・Aux=オグジュアリートラック(これ重要!)
まずは、手を叩いてみる
「ぱちん!」と音がなるよね。
ここで謎の質問なんですが、「何回音なった?」
もちろん、1回って答えるよね。
でも、録音という観点で、それは1回ではないんだ。
反射音の存在
手を叩いたその音が、1番目の音として耳に入る。
2番目は、床や壁にあたって、それから耳に入る音。
3番目は、一旦壁にあたってそれが更に壁にあたって、それから耳に入る音。
4番めは、、、5番めは・・・6番めは。。。
※厳密に言えば、手を叩いた振動が体を伝ってくるのが1番かもね。
数えだしたらきりがないぜぃ!!
録音では明確に扱われる事が多い。
1番目に聞こえた音。これを原音として扱う。
ギターとか、スネアとか、ボーカルとか。
すご~く近くにマイクセッティングするでしょ?
2〜4番めに聞こえた音。これを初期反射(EaryRefrection)として扱う。
まだ、原音の原型を残しつつも、劣化し始めた反射音だ。
ヤマビコもある意味、EaryRefrection?
4番目やそれ以降に聞こえた音。これを残響音(Reverv)として扱う。
ま、バンドやってる人なら大体わかるでしょ。リバーブよ。
録音するときに
原音はいつも録音してるよね。
じゃあ、EaryRefrectionはどうかな。
ドラムはちょっと高い位置にマイクを立ててるから大丈夫そうだ。
だけど、ベース・ギター・ボーカルは多分立ててないよね。
Revervはどうかな。
マイクを立てる時、離れた位置にマイクをセットしてRevervを録音するという技術がある。(アンビエントマイク・ルームマイク)
でもこれは、めっちゃ難しい。
マイクで録音した音源は、原音から離れれば離れるほど、「位相」という魔物に操られ、使い所を間違うと全て飲み込まれてしまう。
また、セッティングする手間も相当なものだ。
なので、アマチュアレコーディングでは殆ど見かけない。
※マイク同士が離れているドラムの録音は、常に魔物に食われる可能性があるためハラハラドキドキの連続だ!!
DAWで録音した音源をMIXする時
そこから聞こえてくる音は、殆どが「原音」だ。
EaryRefrection・Reverb は含まれていない。
だから、DAWの中でEaryRefrection・Reverbを再現する必要があるってことだね。
原音をDAWに読み込む
イメージ的にはこんな感じ?
EaryRefrectionの再現
EaryRefrectionは Delay で再現可能だ。
あ、でもちょっと待った!
一旦壁にぶつかっている訳だから、原音よりも劣化した音のはずだよね。
EQで hi / low をカットしたり、中域を整理しておこう。
右耳から入る音と左耳から入る音が完全に一致する事ってありえないでしょ。
だから、Delay がステレオで、かつ異なるタイミングで動作するのが良い。
このDelayのタイミングこそが重要。
ここで、「聞いてて気持ちいな」っていうタイミングを作り出すことが出来れば、DAW上から聞いてる人の気持ちを無意識的に制御出来る事になる。
難しいんだなぁ、これが。いつも試行錯誤連続。
タイミング制御なわけだから、一定の法則は必ずあると思う。
だけど・・・
俺は数学とか物理の前提がまるでないから全然できてないw
いつも悔やむよねw 勉強してこなかった事を。
勉強しとけよ。勉強できるってことは応用が効くって事だ。
あ、話し逸れたねw
Reverb の再現
さーて、お次は Reverb の再現。
コレはもちろんReverbエフェクターで再現する。
重要なのはEaryRefrectionのコピーをごく少量Revervに流すってこと。
壁に何度もぶつかってギリギリ耳に入った音を再現するんだ。
Re:Reverb の再現
Reverbって言っても1種類じゃない。
床と壁と天井、全部違う材質で出来ているよね。
ということは、色んなReverb・EaryRefrectionがあるはずだ。
複数のReverbを使って再現する。
いつも
このAUXグループをすぐ呼び出せる用に保存している。
試行錯誤して保存して、試行錯誤して保存して。
繰り返してるんだけど、まぁ、これがなかなか上手く行かないんだわw
もちろん、テンポ・拍子・コードが変わってくれば設定も自ずと変わってくるんで終わりはないんだけどさ。
いきなりの告知!
今回、アコースティック音源の録音を担当しました。
個性豊かなメンバーが集まったフックの効いたロックバンドだ。
スピードナンバー2曲、録音担当しました。
とにかく明るい楽しい気持ちを分けてもらえるスピードジャスティスバンド。
LOVESTRUCKは、一つ前の音源も担当させてもらった。
前回は無理やり「俺やる!」って横から割り込んだんだ。
今回は正式に録音担当になり、思い入れもたっぷりです!w
商業スタジオの人とかロープーの人とかから見れば、「アマチュア野郎のMIXとか、へそが茶を沸かすぜw」って言われちゃうかもしれないけど。
でもバンド自体は、どちらも胸を張ってオススメ出来るバンドです!
今日紹介したTIPSも、もちろん使ってるし。
そういった側面からも楽しめるはず!
試聴あるから是非皆に聞いて欲しいな。
音源はなるべくライブ会場もしくはDMで直接購入お願いします!!!
ダウンロード販売は手数料が凄くて全然バンドの活動資金になりません!