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MIXを安定した品質で供給するために 雑談編

告白します。

今まで、僕は自分の知っている事、都合の良いことだけを

このノートに記してきました。

今日は、僕自身ちょっと耳が痛くなる話です。

フルMIX・フルトラックダウンに求められる事

それは、もちろん「質の高いMIX」!!!!!

だけど、この数年、トラックダウンを実施してきて気付いた事がある。

「質の高いMIX」と同じレベルで、

「安定した品質で提供すること」

「作業スピードが早いこと」

が重要だということに。

「安定した品質を提供すること」

例えば、複数曲MIXした時に、音量感がバラバラだったり

曲間の雰囲気があまりにもかけ離れていれば、

それは、アルバムとして一つの作品にすることができないよね。

「作業スピードが早いこと」

雑誌のインタビューでLA在住のエンジニアが実際に話していたんだけど

「どんなに腕利きのエンジニアでも、作業が遅ければコンソールにつかせてもらえない。だから、DAWのショートカットを必死に覚えたよ」っと。

そりゃそうだ、全米チャートに乗るようなスパースターのレコーディングであれば、1秒たりとも無駄にできない。

そして、僕は・・・

うん、そうそう。

頭じゃわかっている「つもり」だった。

でも心の片隅で、自分のちっぽけな自尊心を守るために

こうも思ってたんだよね。

 ・俺だって、時間と一流機材があれば「それなりに」できら!

 ・俺は社会人だから、しかたなく合間合間みてやってんだ!!

※時間かけても本当にそれなりです。

※ちなみに商用スタジオでなんてMIXした時ないです。

※もちろん一流機材など使いこなせません。

でも、そんな僕のちっぽけな思いを木っ端微塵にする出来ことがありまして;

ライブハウスの打ち上げにて

すごーく初期のNOTEに、よくライブハウスの打ち上げで

ツアーバンドさんの音源が何処でレコーディングされたか

聞くっていう話をしたと思うんですが。

大阪のバンドさん。(関西全域といって良いのかもしれない。)

確実に、下の2つのスタジオの名前を口にします。

大阪・日本橋のレコーディングスタジオ Studio Cooper

レコーディングスタジオdo-do

両スタジオさんとも凄い品質で、インディー・ロックの音源を

排出し続けてる。

そこで、こんな話になりまして

俺「所でさ、レコーディングしたらどの位で音源上がってくるの?(完成するの?)」

関西の人「うーん、そうですね。マキシなら即日。アルバムでも一週間かからない位じゃないですかね。」

マキシなら即日・アルバムでも一週間!

マキシなら即日・アルバムでも一週間!!

マキシなら即日・アルバムでも一週間!!!

俺「え!!!即日ってレコーディングした日ってこと?????」

関西の人「はい、そうですよ。レコーディングしたその日、帰り際に渡されます。」

なんだって!!!!!!!!!!!!!!!

早いだろうとは思っていた。

・・・思ってたけど。

だけど、レコーディング込で即日って言うのは流石に予想できなかった。

だってさ、怖くない?

一日置いて、聞き返したりしたいじゃん。

だけど、それをしないという事は

圧倒的な技術的裏付けがあるから。

これがまさしく本当に斜め上の回答。

きっと、こういうことなんでしょう?

少しでも早く作業すれば、

その分音作りにも時間をかけれるし。

次の仕事をアサインできる。

MIX力は、何度も繰り返し実施すれば勝手に上がっていく

それは、俺も知ってるし。俺が一番実感しているよ。

ただ、その「何度も実施」する事を可能にするのは。

紛れも無く、「速さと安定」なんだ・・・。

すごーーーく、僕等身大のレベルの低い話になるけど

この前、コピーバンドの録音したんです。

なんで、コピーバンドのレコーディングなどせにゃならんのだww

と思ったんだけど。それは、本人たちも理由があっての事

それに、「今、俺の速さと安定ってどのくらいなんだろう」

という疑問を解決するにあったって丁度良いかなって思って

実施してみました。

なにより、コピーバンドということで、比較する音源がある。

結果発表

本家(ワンオク)のYOUTUBE


こっちが俺の録音でござい。

あーだこーだ、言う前に

一つ思ったのが。

全然似せようとも思ってないのに・・・

めっちゃ似た雰囲気だwwwww

やっぱり、こういう曲はこうなるのねwww

そんでもってMIXの内容は

プレイヤーや楽器の質は置いといて。

youtube レベルだと違いはよく分からんねwww

俺のリンクのほうがビットレートが高いのかも。

(当然ながら)俺のほうが良く聞こえる。

うーん。これはある意味、喜ばしい事態なのかもしれない。

低ビットレートなら、

商業スタジオも俺の音も

大して変わりがないのかもしれない

だけど、CDと同じ音質となると

違いは一目瞭然だ。

音の区切り、ちょっとしたノイズ、圧倒的に俺のエディットが雑だ。

ボーカルのエディットのムラも凄い。

(とはいっても、ボーカルに関しては歌の上手い人を無理やりとっ捕まえて、「ちょっと、歌ってみてよ」っていう感じで録音したので、この位なのかもしれない。リハ無しで2テイクしか録音していない)

ワイド感も、サビの低音感も全く無いし。

第一、フレーズ一つ一つの粒立ちが全く違う。

比べること自体が腹立たしい。

僕の作った音源は孤独の間(iTunes)にトランスレートされる

確かに、これを聞いて「え!いいじゃん!」って言ってくれる人もいたけど。

結局それは、「素人にしては・コピーバンドにしては」って前置きが付いたものでしょ。

iTunes に取り込まれて、

iPhone のプレイリストに組み込まれれば。

そんな前置きは存在せず、

フロントアクトには Beatles が、

後ろには ed sheeran が、

これでもかってくらい名演を聞かせてくる。

そんな中で、僕の音源は沈黙を保つ事しかないじゃない?

これはもう自己暗示に他ならないけど;

成功失敗は置いといて、やろうと思えばなんだって出来るんだ。

まだ、やってないだけ」。

僕は、まだ「安定と速さ」を求めていなかった。

今まで、実際のMIXにだけとらわれ過ぎていたかもしれない。

僕に今足りないのはそれなんでないかな。

目標達成を70歳と考えれば、大分時間があるからwww

今から安定と速さを2〜3年で体得すれば、

向こう何十年でどうにでもなる!(楽観)

ということで!!!

これからは、このNOTEにはMIXの小ネタだけじゃなくて

「どうやったら、早くMIXできるのか」

「どうやったら、安定したMIXができるのか」

そういう要素も含めていこう!っと思った次第です!!

今日は、単なるその周知ですwwwwww

後ね、村上春樹風に言うと

完璧な絶望は存在しなかった。

先のライブハウスの打ち上げでの会話の続きなんだけど。

俺「いやーそれは凄いバンドがバンバン世に出回るわけだ・・・。

こっちには、出来る人がいないからねぇ;」

関西の人「うーん、でもそう上手くはいかないんですよね」

俺「え!?どして??」

関西の人「どうしてもそのスタジオで皆やろうとするから、

最近、個性がないって言われちゃうんですよね。」

俺「ほ〜。」

関西の人「だからもし、今無名の土地で、対抗出来る音源を出せるバンドやグループが現れたら、絶対皆注目すると思いますよ。俺もそうするし。」


前にも言ったけど

俺が特別な何かを成し遂げられるとは1ミリも思ってない。

だけど、トライするのは俺の自由でしょ!

ここは、自由の国アメリカだよ!!

(日本です。)

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