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神様に嫁さんを寝取られてシングルファーザーになった話 その2

こんちわ。
東京で映像クリエイターをしているKENと申します。
先にお断りしておきますが、このnoteは自分自身のメンタル上のリハビリを目的としています。
認知行動療法とかいうやつじゃないかと思います。

前回に引き続き、どのように妻が家族を捨ててヨガ出家するに至ったかを書いていきます。
うう・・・なんか胃もたれがしてきた。


郊外での生活

引越し先は、自然も多く、とても綺麗な街だった。
若干だけ家賃も安くなって新しい生活が始まった。

保育園も見つかり、毎日自転車で送り迎えする生活が始まった。
娘はこの年で3歳になる。

都心からかなり離れてしまったので通勤時間が3倍くらい伸びた。
でも割と座って通勤できたので特別快速の電車にはお世話になった。

また、この年の僕の誕生日に妻からAirPodsProをプレゼントされた。
これはとてもとても感謝している。
多分今まででもらったお誕生日プレゼントで一番うれしかった。
1時間以上ある通勤時間をiPadでネトフリやアマプラの映画を見ながら通勤していた。
ほんとうにありがとう。

行きの通勤は割と座れたから良かったものの、機材を背負って移動するので前にやっちまった腰痛に悩まされた。
さらに帰りはほとんど座れなかったから辛かった。
腰痛向けのこういうのを持って移動していた。
今やオフライン編集(仮編集の事)は編集スタジオではなく会議室での編集ばかりなので腰痛対策ではこのようなものが必要になっていた。

妻のヨガ活動

瞑想系ヨガから離れた妻はどうしていたかというと、近所のママさんや女性を対象にボランティアでヨガ教室を開いていた。
本人としてもヨガで金儲けはしない、というポリシーを持っていたし、公民館でのヨガ教室だったのでビジネスとしては成立させていなかった。
僕としてはそれでも良いと思っていたし、彼女の真摯な態度、役に立ちたいという理想はとても美しいと思っていた。
特に若い女性、10代の女性をサポートしたいという意志はとても高尚に思えたし、彼女自身のつらい実体験(これについては書くか迷っている)をある意味昇華させるとも思えたので応援していた。

キッズヨガに関しても彼女は努力していた。
小さな子供を連れたママを対象に親子で楽しくエクササイズができるように彼女はかなり色々な工夫を凝らしていた。
もともと絵が上手だったので可愛いイラストや手遊びに使えるアイテムや、パペットまで自作し、オリジナルのシークエンス(アーサナの一連の流れ)を編み出していた。

ZOOMを使ったオンラインキッズヨガも行った。
僕はカメラを用意し、OBSを使って2カメ体制とグラフィックの表示、音源出しなどリアルタイム配信できるようにオペレーションを手伝った。
娘にも手伝ってもらって何度もリハーサルをした。

コロナ禍の到来

2020年の4月から緊急事態宣言が発令された。

2月頃からちらほらと噂でどこどこの誰それが感染した、とか話に聞こえてくるようになった。
いまいちピンと来ていなかったが、ついに緊急事態宣言が発令されて仕事がすべてキャンセルになった。
まあ4月からはいつも暇な時期になるし、夏までには落ち着くだろうと思っていたが、そうはならなかった。
この年から幼稚園に通う娘の入園式はかろうじて行われたが、即座に休園となったし、友人の結婚式も中止になった。

オンラインでの仕事が少しあったが仕事は減り、外にもでかけられないのでどうしようかと思案にあぐねていた。
学生時代の先輩の依頼でオンラインで大学の講義で話すというような事もしたし、クラウドソーシングサービスに登録もしてみた。やらなかったけど。

ブログでもやってみる?

一方でなんとか生活費を稼がなければ、しかも在宅で。
ということで妻とブログを始めた。
アフィリエイト収入を狙って少しでも生活の足しになればと始めた。
色々調べているとSEOやらASPやらキーワード選定やら色々なアクセス数を稼ぐテクニックがあって面白かった。
何年か前に話に聞いたことはあったが、全然興味のない分野だったのでまさかこんな稼ぎ方があるとは思わなかった。
この頃ネット上で「マナブログ」や「イケハヤさん」なる人物をよく見かけるようになっていた。そしてかなり多くの人がブログやYou Tubeで稼ごうとする世界があることも知った。
You Tubeは自分でもチャンネルを持っているけど、稼ぎにできる人なんて一部のタレント的な人だけだと思ってた。

妻は月経前症候群(PMS)や月経前気分不快症候群(PMDD)に苦しんでおり、彼女の治療も兼ねてその症状の軽減に取り組んでいた。
ホルモンケアアドバイザーの民間資格を取得したのもそのためで、そこで得た知識をブログにまとめ、PMSやPMDDに悩む女性の助けになればと記事を執筆していた。
システム周りの整備は僕がやり、僕も少しだけ記事を書いた。
結構真剣に取り組んでて、月経を始めとするオリジナルの健康管理日記の開発も行い、イラレやInDesignを使ってサンプルも制作した。
けれども、結局PMSやPMDDは大体がピルの服用で抑えることが可能で、僕もブログ執筆はあまり楽しくなく1年ほどで記事の更新は止まってしまった。

ここでは詳しく書かないが、PMSやPMDDは症状のひどい人にはかなり辛い。特にPMDDは症状の重い人は全く別人かと思うほど豹変し、事件を起こすレベルで凶暴化するケースもある。
実際、妻も出会う以前ほどではないにしても、月経前には相当に機嫌が悪かった。本当に別人のようになる。

男性でもパートナーがそのような傾向にあるなら一度疑ってみたほうが良いと思う。

結局ブログ自体は稼ぎには殆どならなかったが、真面目に更新していたらどうだっただろうか?
いや、結局医療関係者ではない我々の情報はそもそもGoogleからも弾かれてしまうので、期待できなかったのではないかと思う。

コロナ対策のトラップ

政府の支援で持続化給付金やら緊急雇用安定助成金などで一応食いつないだ。
ところがこれが税金面と過誤払金として後々面倒なことになるのだが、その時はありがたかった。

お盆が過ぎ、忙しいシーズンになった。
(TVCMは春と秋に改編期があるのでその前後が忙しくなる)

仕事が減っていた焦りもあったし、
今後の不安もあったから一生懸命働いた。
リモート作業を前提としてとにかく働いた。
一日に5件ほど掛け持ちで受けた日もあった。

自宅でリモート作業ができるとこういう融通も効くのでむしろ大歓迎だった。面倒な通勤もないし。

怒涛の勢いで働いていたら年が明け、確定申告のシーズンになった。
気づけば例年より売上が上がってしまっていた。
持続化給付金(これは課税対象になる!)もあったので危うく1000万円を超えてしまうところだった。

売上が1000万円を超えると消費税を収める義務が生じる。つまり1割は差っ引かれることになるのだ。

しかもコロナ禍で外に出れない=経費がかかってないという状態になってしまい、翌年の市民税・国保がやたらと上がってしまう結果となった。
機材購入などで経費を使うべきだったと今では後悔している。
でもコロナで先行き不安があったから、現金を使う選択肢が頭になかった。

これが翌年の生活と、妻の出家と離婚問題にやっかいな問題を引き起こすことになる。


2021年上半期の苦悩

税金が上がってしまうのは仕方がないが、持続化給付金のような大きな給付金はしばらくなかった。

と、同時に前年の下半期ほどの数の仕事もなくなっていた。

ブログもせっせと更新していたが、全然アテにはならず、細々とリモートで編集の仕事をしながら糊口をしのいでいた。
たまに都心でも作業はしていたが、コロナも感染者増えるし通勤も面倒なので基本的にリモートで仕事を受けていた。
夏頃からクラウドソーシングサービスでPremiere Proのオンラインコーチングの仕事を見かけたのでお試しでやってみることにした。
時給1500円(笑)
この件に関しては色々と思うところがあるので別で記事に書こうと思う。

そんなこんなでコロナの勢いが収まらないなか、妻は何をしていたかというと・・・

新しいヨガ団体に参加していた

妻が理想をもって取り組んでいた勤め先のヨガイベントが消滅し、やむなく引越し先で女性向けヨガ講師やキッズヨガなどを行っていたが、それもコロナでポシャり、彼女がやろうとすると常に何かが起こって上手く行かない。
幼稚園も休園なので彼女は毎日朝から晩まで娘の世話をしていた。

そんなころ、彼女は新たにヨガの道を模索し始めていた。
エクササイズとして上辺だけのアーサナばかり教えるスタジオにも疑問に思っていただろうし、インドで感じた感動的な何かを求めていたのだと思う。

日本人で有名な某女性ヨガマスターにも興味があったようだが喜捨(寄付金)や色々なコスト面でそちらは断念し、同門の別の覚者の情報を得た彼女はその団体に接触することになる。


コロナとそれを取り巻く色々な試行錯誤を繰り返した2020年〜2021年前半だったが、それも2021年の後半にはいよいよ家庭ごと崩壊する。

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