最近、自分が臭い。
風呂に一日入ってない時は無論臭いし、風呂に入った後でさえもおのれがほんのり臭い。
あんまり臭いので何かメンタル起因の幻臭とかなのかな…とも思ったが、夫からも「その、オイニーがね、少々、くそうござりまするぞ…」と最大限に気を遣われた感じのフィードバックを頂戴したので、客観的にもかなり臭いようだ。
とりあえずオフィスに出社とかがない引きこもり生活で良かった。
先日、ちょうど今まで使ってたボディソープがなくなったので、近所の薬局に行ったら、以前インターネットの話題で見たことがある「DEOCO」が売っていた。
あの目薬と鳩で名高いロート製薬が、加齢臭に悩む中年女性向けにデオドラント効果のあるボディソープを発売したところ、「女子高生の匂いがするボディーソープ」という噂が広まって変な方向にバズってしまったという、あの DEOCOだ。
女性の気になる 「体臭」「汗臭」「オトナ臭」
みたいなキャッチコピーが書かれたシールが貼ってある。
なるほど「オトナ臭」、うまいこと言いますね。
そういえば、くさいなら臭いを止めるタイプのボディソープを使えばいいじゃない、という発想がそもそも自分になかったことに気づく。現代、人間の様々な悩みに対応した便利な製品が揃っていてありがたい。
というわけでDEOCO、さっそく買って使ってみました。いいぞ。デオコいい。
洗い上がりはすごいスッキリ。汚れを吸着する白泥が入ってて、そのせいか普通のポンプなのに特に泡だてなくても少しもっちり感がある、変わったテクスチャーで、これもいい。
そしておのれが臭くなくなった。1日お風呂に入らなくても臭くない。すごい。
ボディソープの自体の香りだが、第一印象は割とケミカルな感じで特にいい香りと感じなかったのだが、何かじわじわと好きになってきて風呂上がりに喜んで嗅いでしまう。
女子高生の臭いは特に意識して嗅いだことがないのでよくわからないが、確かに女子風呂の脱衣所とか、女子運動部の部室とかを思い出すような香りな気がする。よくある石鹸臭にほんのり甘い匂いがまざる。おのれからこのにおいがするのはちょっと気恥ずかしいような気がする。
ラクトンという物質がこの青春の臭いの正体とのことだ。詳しくはロート製薬の公式サイトを見て欲しい。
https://jp.rohto.com/deoco/lactone/
DEOCOでググると、「DEOCO バレる」というサジェストが出る。確かに、この人デオコ使ってきたな?ってちょっとバレたくない気がする。女子高生の香りを身に纏いたい人だと思われたら恥ずかしい。
「DEOCOおじさん」「DEOCOおばさん」なる蔑称もあるらしく、もし職場とかでそういうあだ名をつけられたらつらそう。引きこもり生活で本当に良かった。
今日は風呂の直後に歯医者に行ったので、歯医者さんにはDEOCOバレした可能性がある。しかし1年前の自分の酷い歯石を見られてる方がよっぽど恥ずかしいので問題はなかろう。
「DEOCO.」 よくみると商品名の最後にピリオドがついている。これは女性のオトナ臭を何が何でも止めるぞという意味を込めた終止符らしい。すごい、本気だ。デオコ、最高。夏に終止符が打たれる前に知りたかった。
シャンプーやボディシートとかも良さそうなので気になっている。