ボカコレ2024冬ルーキー参加曲『奔放堕落論』と、意気込みについて
どうも、ケンです。🙋♂️
今回はニコニコ動画内にて開催される音楽祭"ボカコレ2024冬"のルーキー枠に参加する『奔放堕落論』を紹介したいと思います。また、今回のボカコレに対する姿勢も少しお話しできればなあ、と。
深夜テンションで、前回に比べやけにテンションが低いですが、最後までご拝読くださるとありがたいです。
それでは、よろしくお願いします。🙇
『奔放堕落論』とは
さて、まずは今回ボカコレに参加する曲である『奔放堕落論』について、お話ししようかと思います。
とはいえ、全てをネタバレしてしまうと折角の考察の余地がなくなってしまうので、ほどほどの線引きでの解釈で留まります。
では、まず歌詞から。
【奔放堕落論/歌詞】
靡く風が頬を撫でて
目線を町の中へ泳がせた
夕方は昏くて嫌いだわ
はっきりしないものなんて
要らないもの
河川敷で話しましょ
絡む絡む心の渦を
ねえ、あなた教えてよ
我武者羅な血糊の吐き方を
この世が灰色だったって
今更気づいたの?
馬鹿ね、って哂いたいけど
お生憎様私もそうだわ
ha-a ha-a
その不幸自慢のお顔を
ha ha-a ha-a
見せてよ魅せてよ
堕落論
空の深い色を眺め
ぼんやりと思ったの
感傷に浸るのも今だけで
どうせ大人は傷つけないわ
傷つくことすら許されないわ
案外それも一興かもね
墜ちぶれるところまで
墜ちてみない?
机上の空論は飽きたわ
馬鹿みたいに生きてみたい
この世が灰色だなんて
本当は幻よ
理解できる?
…そうね
きっと狂ってる
この世が灰色だったって
今更気づいたの?
馬鹿ね、って哂いたいけど
お生憎様私もそうだわ
ha-a ha-a
その不幸自慢のお顔を
ha ha-a ha-a
見せてよ魅せてよ
堕落論
あなたの言葉で
消し去って!
…と、このような具合です。
この歌詞(物語)のポイントは、"誰が、誰に対して、いつに、何を訴えているのか"です。
まず、明らかにしたいのは、主人公はあくまで"画面の女の子ではない"ということ。これを前提とすることで、ようやく歌詞の意味を解読するための第一歩が踏み出せます。
次に、歌詞に注目してみます。歌詞にはこのような一文があります。
①ねえ、あなた教えてよ/我武者羅な血糊の吐き方を
②馬鹿みたいに生きてみたい
これらの一文は、あくまで"生きるために必要なもの"であること。このことを覚えておいてください。
そして、それとは対照的な一文が
③馬鹿ね、って哂いたいけど/お生憎様私もそうだわ
④どうせ大人は傷つけないわ/傷つくことすら許されないわ
となります。
これらの一文は"諦めの境地"です。この"諦めの境地"は一種宗教的な悟りなどを指すのではなく、"人間としての腐敗"を意味します。
そしてこれらの一文を取りまとめ、象徴になるように造った言葉が
⑤堕落論
なのです。
なので、この歌詞の全体的に俯瞰した意味を解きほぐし、また理解するためには、"堕落論"という強力な、タイトルにもなっている言葉に深入りすべきではありません。
一番目、二番目、間奏、…そして最後に繰り返される歌詞を解きほぐすことで、初めて"堕落論"の本当の意味を知ることができます。
これ以上、この曲の歌詞についてお話ししてしまうと考察の余地が少なくなってしまうので、これで解釈は終わりにします。
【ボカコレ2024冬ルーキーに対する意気込み】
さて、それでは歌詞の解釈も終わったので意気込みについてお話しします。
~今回のボカコレでの目標~
可能な限り多くの日本の方に聴いてもらうこと。
これはまあ、YouTubeでのリスナーさんのほとんどが"海外の方々"であるためです。
日本というこの国の民族的な性質上、どうしても革新的な音楽というものがヒットしにくい傾向があると、僕は考えます。
僕自身が発表する曲が"必ずしも"革新的とはいえませんが、やはり海外寄りなところが、邦楽というジャンルの中で比べると強いかなあ、と。
なので、"今回のボカコレを機に一人でも多くの日本の方に聴いてもらいたい"。これが僕の第一の目標であり、率直な願いです。
自身と同年代の若い世代に聴いてもらい、音楽性や歌詞に共感してもらう
これは、そもそもがこの『奔放堕落論』を作る原動力となった考えでもあります。
現代の日本の若年層(僕と同年代ぐらいの方々)の多くは、自分に対する評価が低かったり、先の見えない社会への不安を抱いているかと思います。
また、そうでなくても、"ぼんやりと今日を生きている"という方々が多いかと。
僕はこの曲に、そういった場面を打破するための"ヒント"を、僅かながら含ませています。
それは数字として表すのなら、数パーセントかもしれませんし、そもそも数パーセントもいかないかもしれません。
歌詞も僕の曲の中では比較的難読です。なので、誰もかもがそのヒントを得られるというわけでもありません。
ですがそれでも、伝わる人には、伝わって欲しい。こんなお先真っ暗に見える未来でも、かすかな光というものはあるのだということを。
何度も死のうとして、生きることに絶望した人間でも、時が経てばいつかはその光の形を知ることができるのだということを。
どうか、忘れないでください。
"あなたにまとわりついている様々なしがらみは、あなたの行動次第で、あなたが思う以上に軽く、すぐに脱ぎ捨てられるのだということを。"
【まとめ】
というわけで、これにてこの記事も幕引きとさせていただきます。
それでは、最後に一言。
折角のボカコレじゃあ!!
存分に暴れ回ってやれ!!
奔放堕落論!!
…それではみなさま、ボカコレ2024冬を"思う存分に"楽しみましょう!!🔥
※追記;『奔放堕落論』は2024.2/23.14:00に公開します!!どうかご視聴、よろしくお願いします!!🙇♂️