天気図のない天気予報・・
お天気に興味をもったのは小学生のころ。(もう40年以上も前のこと)
何かきっかけがあったのかと振り返るも心当たりなし。
空を見るのが好きとか雲を見るのが好きとかそんなこともない。
唯一思い出したこと。10歳の頃、当時、私は北九州市に住んでいた。
かなり強い台風が接近、上陸、そして通過した。
翌朝、外に出ると木の枝や葉があちこちに散乱していた。
こんなときには昔も今もNHKは台風情報を終夜流してくれる。
深夜は30分か1時間おきに台風の現在位置や勢力、今後の進路を伝える。
この放送を小学生ながら徹夜をして見ていた。
不謹慎ですが、なにかワクワクする気持ちがあった。
そして、天気予報はNHKばかり見ていたことも・・。
理由は明快。必ず解説者がいるから。
天気図を示しながら、実況はこう、予想はこう、と説明してくれる。
見ながら、聞きながら自分なりの解釈をする。
そこで、今のNHKの天気予報をみていて気付いたこと。
技術革新によって、レーダーナウキャストや天気分布予報など見た目で分かりやすい情報が増えた。明日、強い雨がありそうとか、雨が降るかどうかちょっと微妙という状況では自分の住んでいる場所と見比べながら判断することができるようになった。これは昔を思えばすごい進歩。
そういえばちょっと昔までは気象衛星画像が重宝されていたような気もしますが、今はあまり見なくなりました。
今や実況天気図や予想天気図が出ないこともありますね。
こんなとき、思わず、うーん?と唸ってしまいます。
結局、気象庁のHPにアクセス。天気図を見て安心。(何が安心?)
わかりやすいことは大事・・
けれども、何か失っているものがあるのではないか?
天気予報に限らず、便利さやわかりやすさを追求した先にあるもの。
そんなことを思うのでした。
不寛容になったともいわれる時代。こんなことが影響しているのかも・・