司法試験予備校論争 BEXA編
前回まで伊藤塾、アガルートと続いて今回はBEXAです。
BEXAを知らない人もいるかもしれないので、説明します。
BEXAと検索してもらえると分かると思いますが、オンラインで司法試験・予備試験の講座を受講できる予備校です。
BEXAの特徴
伊藤塾やアガルートアカデミーとは異なり、受験生が自らが不足していると考える科目や分野の強化を図ることができることに特徴があります。
私の場合は、憲法に苦手意識があったので、憲法の講座をBEXAで受講していました。
講座はとてもわかりやすく憲法の解像度が上がりました。
このように、各人が苦手な分野や強化したい分野を単体で講座受講することができます。
*入門講座もありますが、私は受講していないので、以下に述べる感想は、私が受講した憲法や百選の講座、その他の講座の受講経験から述べさせていただきます。
もちろん、あくまでも総合的な感想ですので、個別の講義の具体的な内容についてまでは述べません。
メリット①
自分が苦手な分野、強化したい分野を単体で受講することができる
大手予備校だと基本的には入門講座を受講し、論文や答練などを受講していくと思います。
しかし、BEXAでは憲法の短答に絞った講座や基本書や演習書の講座など各予備校にはあまりない講座が準備されています。
自分の苦手や得意を伸ばすことに特化した講座を受講することができるので、苦手を得意に変えることができるような講座等が多くあります。
メリット②
各分野の専門家の講義を受講することができる
予備校の場合には、全ての科目を一人の講師が教えたり、そうではなくても、数人で教えているところが多いと思います。
しかし、予備校講師といえども、憲法や民法など全ての分野について学者並みに精通することは難しいです。
BEXAではそれぞれの講師が自信を持って単体講座を出しているので、全ての科目を満遍なく教えている講師よりも詳しく、分かりやすく授業が展開されることが多いです。
メリット③
講座の値段が安い
大手予備校では講座の値段が100万円を超えることも珍しくないですが、BEXAの講座は安ければ数千円~数万円で単体の講座を受講することができます。
デメリット①
講座の種類が多く、初学者にはどの講座を受講すればよいのか見極めにくい
初学者の方にとっては、どの講座を受講することが自らにとって最も適切であるか判別することが困難だと思います。
民法だけでも20個も講座があり(2024年9月現在)、初学者にとって適切な講座を選ぶだけでも一苦労だと思います。
デメリット②
それぞれの講座で講師が異なるので、自分に合うかどうか分からない
体験動画や講座の評価などは閲覧することができますが、その講座が自分にとって満足するかどうかは実際に受講してみないと分からないことです。
他の人にとって良くても、自分には合わないなんてことはよくある話です。
これは他の予備校でも共通することではありますが。
まとめ
BEXAは自分の苦手分野や強化したい分野を受講することができるオンライン形態の予備校です。
初学者の方はまずは大手予備校やBEXAの入門講座を受講して法律の勉強を始めるのが良いと思います。
そして、入門講座を受講し終えた後に、自分が苦手とする分野やさらに強化したい分野の講座をBEXAで受講すればよいと思います。
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