I-PRIMOのフジキさん
前回シライシを訪問した2時間後、
説明と指輪選びで疲れてはいたが、ハナユメのタナカさんに予約してもらったので行くしかない。バーガーキングを腹に流し込みいざI-PRIMOに向かった。
I-PRIMOに入るとフジキという女性が迎えてくれた。シライシと比べると少しカジュアルで入りやすさも感じた。なんとなく若者ターゲットなのかもと感じた。フジキさんはとにかく熱心な営業だった。横澤夏子を思い出すほどに。
シライシと比べてこうですよ!つけてみてください!つけ心地の良さがいいですよねー!さすがお目が高い!どこか迷われたところありますか?デザインはシライシとどちらが好きですか?つけ心地は?軽さは?保証は?
挙句の果てには○と×でシライシと比較する表まで作って説明された。さっきまでのモモヨさんとは対象的に、とにかく売ってやるという圧を感じた。
ここまで読んだあなたならわかるだろう。そろそろタイトル回収の時間だ。大きな買い物でも結局は人で決まるのだ。それは信頼感という薄味な言葉では表現しきれない、漢方薬で言う証のようなものである。
僕と彼女が店を出たあとシライシに心の中で決めていたのは言うまでもない。LINEでタナカさんに「クリスマスにシライシの予約入れといてください」とメッセージを書き入れた。