育休@Day11で感じた、キャリアの焦りとそれから開放された話
前回のnoteから1年半、前回も育休中だったので、まぁなんとも続かない性格ということを再認識して辟易としたところです。
きっとこういうときに世間との接点を持ちたいって思ったりする性格なんだと思う。
そして書いてて思ったが、これもタイトルにあるような「焦り」の類なのかもしれない。
さいしょに
このnoteは、30歳前後の男女に読んで貰えれば嬉しい。だいたい3分もあれば読めると思う。育児の合間に殴り書いたので支離滅裂かもしれないがご容赦いただきたい。
筆者は、GW中に第二子爆誕によって1ヶ月程度の育休取得中。第一子は前職の理解もあり、週3日有給使用・在宅勤務・時たま出社と相当柔軟にやらせてもらったが今回は完全に仕事なしの育休を取得中。
奥さんも第二子で慣れていること、4月から僕へ子供の料理の作り方を強烈にインプットしてくれていたのでコロナ禍でも割と安定して家庭運用はできている。
本題
今回の育休では、とてつもないキャリアの焦りを感じていた。
体力的には順調に疲れているが脳みそにはまだ余裕があったのでどんな焦りなのか整理していた。
自分は人生をどこかで、「水泳中継みたいに横並びで、一方向で、同一種目で、記録とかトップの人に追従しないといけないもの」と思っていたようだ。
そして、人生は競技水泳じゃなくて海水浴だと思えて気が楽になった話です。
このご時世、産休・育休中であっても社内の動きは良くも悪くも感じ取れる時代だ。なんなら注目さえすれば他社の動きもわかる。
故に「自分が子供と公園の砂場でトンネル作っている間に同僚は登壇して活躍している」「言葉も通じぬ我が子とのふれあいの間にも、あの人は成果を上げて昇進した」などと不安になるという、(主に)母親になった女性の気持ちが痛いほどわかった。
これによってキャリアを断念せざるを得ない気持ちにさいなまれる、そして諦めてしまう。
今回僕は1ヶ月予定の育休なので、キャリアが育休でどうこうなるとは思っていない。それにも関わらず会社や社会から取り残されたような気持ちになったので、1年近く職場を離れる女性の気持ちには今後もっと寄り添っていってあげたいと思ったし、機会に恵まれたら男性も全員育休取得してもらいたいと思った。生まれたての子育てとあわせ技で本当にしんどいw
昔、一番ストレスレベルが高い属性は「28歳・女性」という研究データを見たことがあるが、実に納得度が高い。
どう整理されたか
結論は先述したように、競技ではなく自由気ままな海水浴だと思うように整理されてきた。それぞれでよいのである、と。
僕は社会人2年目の26歳で結婚してライフイベントを同世代よりも早く体験することが多かった。仕事も管理職を任せていただいた時期もあったので、人生を競技水泳と捉えると「先行型」だった。
ただ、この捉え方自体が稚拙というか、ハマってないと感じてきて。
30歳にもなると、結婚・未婚、子供の有無、転職、異動・昇進、複業など、多くの人が通る横並び一斉スタートは跡形なくなってきている。頭ではわかっていたが、他人と自分は「比べられない」「比べる無意味さ」を実感できた。
ともすれば意識する相手のいいところ(水泳に例えると泳ぎ方)を拝借して自分の泳ぎ方に還元する。そして他者を認め、受容し、自分の人生に活かす。他人を妬む暇などない。(特に育休中)
結び
書きながら言いたいことがずれた感もあるが、30歳になったこともあって自分の整理ができてよかったし、結果的に育休後の行動も明確になってきた。
書いているときのことを振り返ってみると、コロナ禍の育休で自分の世界が狭かったことと、新卒同期で意識していた2人が活躍していたこともあってなにか書きたくなったんだろうなとも思った。携わっていたプロダクトもレコードを連発しているようだ。自己満noteバンザイである。
最後に30歳前後の皆さんにお伝えしたかったことを改めてまとめてみると、
1.人生を他者と比較するには無理がある。気になってしまう人や行動を真似はOK、まだの人は自分流をこの時期から作り始めよう。どこかで単一のものさしは壊れる。1つものさしにすがらないように、「私はこれでいいんだ」と思えるように自分のものさしもしっかりと育んでいってもらいたい。
2.女性のキャリアは解決が根深く、男性は根本的に理解できないものだ。が、育休取得などで、女性の葛藤の片鱗を感じるくらいはしてあげてほしい。普段話さないかもしれないが奥さんにも心の不安がある。
3.会社の中の価値基準や周りの人や世間の価値基準を意識することは悪くない、でも、それはあくまで自分の価値基準があってこそ。
新卒入社までスタートをだいたいきれいに横並びにしてくれたけど、そこから先は自分で決めるしかないから、自分で「これでいいんだ」と許せる選択をとっていってもらいたい。選択を取らされる環境はなるべく避けてあなたらしい人生を送ってもらいたい。
またnote、書き始めようかな。ここまで読んでくれてありがとうございました。
以下は自分用のメモ
・人事というバックグラウンドからプロダクトの企画者へシフトを目指す(LINEキャリアや事業企画の業務を巻き取っていく、責任持ってやらせてもらえるように信頼獲得から実行。小さな領域の担当・責任から)
・中期的に行きたい会社のリストアップ(エクサウィザードは気になっている)