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まず、オムライス食べな。

こんにちは。投稿主です。先日アイカツ10周年イベントである、アイカツミュージックフェスタFINALへ行ってきました。
一応、FINALと銘打っているとおり、アイカツシリーズ最後のライブでした。僕とアイカツとの思い出を振り返りながらライブの感想を語りたいと思います。少々長くなってしまいましたが、よかったら読んでいただけると幸いです。

アイカツとの出会い

アイカツを知ったのは2014年のアニサマでした
実際に行ったわけではないですが、友人がSTAR☆ANISってアイカツのグループが来てて盛り上がってたよとその年のアニサマをレポしてくれたのがきっかけでした

なんとなしにその週からアイカツを見始めました
113話辺りだっただろうか、ひなきちゃんがvivid kissのプレミアムコーデをゲットする回
ランウェイ中に転んで汚れてしまうんだけれど、服を破ってファンキーに見せる、という回だった気がします
キャラも何も知らなかったけど、見入ってしまいました
1話1話回を重ねるごとに段々とキャラのことがわかっていって、あかりちゃんすみれちゃんひなきちゃんじゅりちゃん色々なキャラのことを知っていきました
125話辺りで、ソレイユの3名が登場した時がありました
自分はその時まで100話までの話を見たことがなく、もちろんソレイユの存在は知ってはいたものの、自分にとっての主人公はあかりちゃんだったから、なんとなく遠いアイドルのように感じたのを覚えています
あかりちゃんが慕うその先輩の物語は、どんなふうに始まったんだろう、どんなアイドルなんだろうと気になって、1話からアイカツを見ることにしました

1話からアニメを視聴しました

100話って、普通に長いですよね。
実際に見るのに3.4ヶ月くらいかかったと思います。
言わずもがなですが、よかった。
一番好きなのは49話で自分の母がマスカレードと知るエピソードですね。あの話はとても好きで、3万くらいするポスターを買って部屋に飾ってます
アイカツって、当然アイドルの話だから色んなアイドルが出てきてオーディションの座を争ったりするわけですが、ドロドロ展開が本当にない。それがとても良くて登場人物の優しさに心を洗われます。監督とシリーズ構成の方のインタビューで、当時はそう言うバチバチしたものを入れようとしてはいたみたいです(蘭ちゃんの初登場シーンはそれを示唆してます)が、まあなくなってよかったと思いますね笑

初ライブへ行った時の話

なんやかんやアイカツも100話まで見て、「あかジェネ」も160話くらいまでオンエアーで進んでいて、2015年の11月に満を持してAikatsu☆Stars!!の初単独ライブが開催されることになったわけです。

僕がアイカツのライブに初参加したのはこの時でした。(1人で行きました)
STAR☆ANISのいないAikatsu☆Stars!!の単独ライブはこれが初めてで、あかりちゃんの歌唱担当である、るかちゃんがとても緊張していたのを覚えています。公演の最後にSTAR☆ANISの激励の言葉が会場を包んでいたのを思い出します。
あまり意識したことはなかったけれど、考えるとあの頃から僕は、るかちゃんを推しとして応援して来たんだと思います。

2017年のアイカツMusic Festaパシフィコ横浜公演で、start dash sensationを歌っている途中に泣いてしまって最後まで歌い切れなかったことや、その次の年で「今回は最後まで泣かずに歌えました!」って言ってる姿を見て、烏滸がましいけれど親のような気持ちで見守っている部分はあったんだと思います。

今回のライブへの向き合い方

今回のアイカツ10th MF Finalは、申し訳ないけれど友人から誘われた時あまり乗り気ではなかったです。
アイカツ!無印が終わってスターズもフレンズも見ていたけれど、スターズやフレンズの単独イベに行くことはないくらい熱量は冷めていたからです。
2日で2万…高いなあと思いながら、チケットを取ってもらいました。

1日目が終わった後、久しぶりに当時(5thの時のこと)の感情を思い出しました。あぁ、この曲好きだなあとか、こんな振り付けあったなあとか、思い出そうとしなくても思い出せて、やっぱり好きだなあアイカツと想うことができました。

2日目では、1日目と変わらず楽しいという感情だけで、ワクワクしながら望んでいました。
ライブは終盤に差し掛かり、start dash sensationが流れました。
いつも通り、良い曲だなあ〜なんて思いながら聞いていました。
でも、最後の大サビに差し掛かった時に、自分の中で急に、何かが切れてしまったように、涙が溢れてきました。
るかちゃんがまた笑顔で歌ってる。でもこれが最後。あのプレミアムドレスを見るのもこれが最後。そう思った途端2015年の出会いから今までのライブ全部フラッシュバックして、嗚咽のように泣いてしまいました。次のプラネットの曲が終わっても涙が止まりませんでした。

「あぁそうか、今までアイカツというアニメを好きになっただけのつもりだったけど、Aikatsu☆Stars!!というアイドルグループが自分の中でこんなにも大切な存在になっていたんだなあ」とその時気づきました。

アイカツは人生という話


もう8年、好きでいる。生きた時間の1/3。アイカツ10thを記念した劇場版では、いちごちゃんたちが22歳になっていて、その人生を共に歩んでいたりする。〝アイカツは人生〟なんていうネットミームがありますが、ギャグではいられないくらい現実を帯びているんですよね

時が経つと人は、昔の感情を忘れます。どんなに燃え上がるような恋をしても、どんなに必死でコンテンツを追いかけても、時が経てばその時のドキドキやワクワクを忘れてしまい、〝好きだった〟という事実だけが残る。どんなに思い出そうとしても、あの時の感情って思い出すことが出来ないんです。でもそれは悪いことじゃないと僕は思います。
今の僕があるのは、その時の僕がいたから。当時の自分を大切にして、裏切らないように生きていけばいいと思います。(最近読んだ本の受け売りなんですけど)

未来向きの今

今回のライブに行くまで、感情が薄れてしまっていたように、きっと何年も経てば、今の気持ちは忘れてしまいます。前回のnoteで書いたように、今の僕に昔と同じくらいの熱量をもってアイカツと関わるということはできないと思います。
けれど、アイカツがくれたもの、人生に寄り添っていたことを胸に、これからも生きていこうと思います。


※まず、オムライス食べな。とは、アイカツ16話で紫吹蘭が放った有名な名言です。

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