SxEとかブレイクエッジとか、ライフスタイルの話
こんちゃー。いちけんです。
noteを書くの久々すぎて震えています。あと現在進行形で卒論と同時並行で書いており、かなり文章に対し恐れを抱いています。このnoteには素人質問で恐縮しないでください。
そうなるんだ」
今回は僕の視点から見るストレートエッジについてお話出来ればと思います。メタルあがりの小僧が何故ストレートエッジを名乗るに至ったのか、少しでも興味のある方にこの文化について知って欲しくて筆を執っています。
あ、本記事ではストレートエッジの基礎的な紹介はあまりしません。そこは先行文献として地面くん(GRAM SECT、WestSideUnity)の記事が非常にわかりやすくまとめられていますので、是非読んでみてください。
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・僕の視点からのストレートエッジ(音楽編)
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僕がハードコアという音楽を聴くようになったのは2022年の年末頃。22年夏のVICTIMOFDECEPTION主催SOD FESTでのPALMやC-GATE、PROMPTSなどがツアーに呼んでいたHCバンド(NUMB、Otusなど)から興味を惹かれ、そこからView From The Soyuzを知って本格的にハードコアを好きになりました。
まぁVFTSはどちらかといえばメタルコア的な音楽性ではあるのですが、彼らがルーツとして語るバンド、所謂Newschool Hardcore、またはEDGE METALと呼ばれるような音楽性のバンドの中にはStraight Edgeを標榜するバンドも多いです。
Reprisalやxmaroonx、Prayer For Cleansingなどがそうでしょうか。
私がStraight Edgeバンドで最初に触れたバンドはこうしたEDGE METALのバンドが多いです。
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Reprisal -Where Heavy Gloom Dominate
xmaroonx - Antagonist
Prayer For Cleansing - The Rain in Endless Fall
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元来はメタルコアキッズでDrop Cの単音弦飛びリフは神！としていた私がこれらの楽曲群にのめり込むまでそう時間はかかりませんでした。
しかし、これら90年代に活動していたEDGE METALバンドの中には半ばでStraight Edgeをやめてしまったバンドも存在します。
そのひとつが今も尚多くのキッズを魅了してやまないバンド、ARKANGELですね。
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・ARKANGELとブレイクエッジ
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ARKANGELはベルギー出身のハードコア/メタルコアバンド、と紹介される場合が多いです。
SLAYER由来のクサ〜いメタルリフを攻撃的なハードコアビートに載せて展開された楽曲群は当時から今まで色褪せずに未だファンの増え続けているバンドだと思います。
さて、そんなARKANGELですが、初期は厳格なStraight Edgeバンドだったとされています。
Earth CrisisやMorning Again、STATE CRAFTらとレーベルメイトとしてGoodlife Recordingsに所属しており、そこから数枚のアルバム、EPをリリースしております。
ところが、2005年リリース「Hope You Die by Overdose」リリース直後の来日ツアー。彼らはサウンドチェックに咥えタバコで現れたそうです。
その数年前に彼らARKANGELはStraight Edgeをやめてしまっていました。所謂ブレイクエッジです。
アルバムタイトルも「お前なんかオーバードーズで死んじまえ！」という罵声をそのままタイトルにしてしまっているようですね。
(ここまでの話は以下のブログ様より引用しております。ぜひこちらも読んでみてください。)
何故Straight Edgeを標榜し厳格に活動してきたバンドが、客から罵声を浴びてまでその看板を下ろしてしまうのでしょうか...。
とも思ってしまうのですが、それはStraight Edge、ひいてはハードコアというカルチャーへの各々の解釈の問題なのではないかと考えています。
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・僕の視点からのストレートエッジ(考え方編)
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私の解釈では、ストレートエッジというのは元々カウンターカルチャーであったロックに対する更なるカウンターカルチャーであると思っています。
セックス・ドラッグ・ロックンロールに対するカウンターとして、酒、タバコ、快楽目的のセックス、ドラッグなどの"簡単に気持ちよくなれるもの"を禁じ、己に向き合って本当に怒りを向けるべきものに対してPUREな怒りをぶつける、ハードコアのアウトプットに邪魔なものを排するために必要なものだと解釈しています。
しかし、Straight Edgeのカウンターカルチャーの側面だけを見て、なんか暴力的でかっこいい、と解釈してしまう人がいるのも事実だと思います。
そういう人は多分ですが、禁欲という1側面に囚われすぎていると思います。だから反動で1度酒タバコに手をつけてしまうと、そこから戻って来れなくなってブレイクエッジしてしまう。そういったケースが多いのかなーと思います。
もうひとつあるとするなら、友達付き合いですかね。私も飲みの席に行くことが結構あるのですが、友達が美味しそうにお酒を喉に流し込んでいるのを見ると、自分も飲んでみたいな、という衝動に駆られることがあります。
ハードコアはユニティーというか、仲間いてナンボの音楽だと思ってます。箱に行けば友達がいる。友達はみんなお酒を飲んでいる。酒飲んでサイコーってなってる雰囲気を、自分がいることで若干空気悪くしてんのかな、と私はそう思うことがあります。
誤解があると困るので付け加えておくと、もちろん友達はみんな私がStraight Edgeであることを尊重してくれます。(裏でバカにされてるとかは知らんけど)
ですが、まあそんな負い目も多少あるので、同様の悩みをもつ人の中にはやっぱりみんなと楽しく飲みたい！って言うのでブレイクエッジすることもあるのかなー、と考えます。
じゃあ、ブレイクエッジって悪いことなん？って思う方もいると思いますが、私は違うと思います。
ハードコアはヒップホップと同じで、音楽ジャンルの中に様々な活動が盛り込まれている言葉だと思います。それは音楽もそうだし、仲間ってのもそうだし、ライフスタイルもそうです。
人のライフスタイルにケチをつける理由って、どこにもないと思うんですよ。
だって、みんなStraight Edgeのこと尊重してくれてるから。だったらStraight Edge張ってる我々も、ブレイクエッジした友達がいたとして、許容するべきだと思うんですよね。
そりゃあ友達がSxEやめて酒で人に迷惑かけた、とかなったらちょっと許せないかもですが、そうでもなければとやかく言う必要はないと思います。
SxEだから友達になったんじゃないでしょ。ってハナシ。
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・僕がストレートエッジになった理由
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簡単です。頭にモヤをかけたくないから。常に澄んだ思考で物事をみていたいから。
お酒もタバコも嗜んでいた時期はあります。しかもあんま人に言えない感じで...
タバコはあんまりハマらなかったんですが、お酒は割と好きでした。
お恥ずかしい話、私は健康とは言えない体です。全然肝臓悪いし、全然痛風1歩手前。
そんなときにふと、自分の人生を思い返したんです。
何事も適当。できるだけぐうたらする。好きなだけ飲んで、食って。欲望に逆らわない人生を送ってきました。
ハードコアという音楽に出会って、Straight Edgeという生き方に触れて、変わりたいな〜と、思ってしまった。
これが理由です。特に大義名分はありません。自堕落な自分を変えたい。あんまり人には言えない理由だと恥じました。
だから最初はお酒タバコやめてもStraight Edgeを名乗っていませんでした。ダサいかなー、なんて思って。
でも、ある日名乗ったらカッケーなって思って、名乗ることにしました。
あれからまぁ1年くらい経ちます。諸々合わせると1年と3ヶ月くらい酒もタバコもやっていません。正直変わったかどうかは分からないけど。
それでも、目の前のことをちゃんと考えて生きていきたいので、若いうちはStraight Edgeを張り通して生きていきたいですね。
ブレイクエッジする瞬間はもう決めてます。それはもし結婚した時に奥さんが晩酌したいと言った時です。(笑)
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・末筆＆ビギナー向けおすすめSxEバンド
長文に付き合っていただいてありがとうございました。一生自分語りし続けて恐縮ですが、みなさんがSxEについて考えるきっかけになればと思います。
あとSxEのTシャツを非SxEが着ることに否定的な人とかいますが、僕は別にいいと思いますよ！かっこいいマーチは着てナンボだと思います。厳格マーチでモッシュピットで差をつけましょう。それでも着れない...って人は連絡ください。僕が引き取ります。2XL~3XLだとなお嬉しいです。
それではありがとうございました。最後にEDGE METAL中心にSxEバンドで自分が好きなものをピックアップしたプレイリストを載せておきます。Apple Music使ってる人は是非聴いてみてください。
でわでわ〜。
p.s. おまたせしてるっぽいですが来年頭くらいにバンド始めます。
カミスンでお願いします。
-終-