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【中小企業オーナー必見】予実管理のススメ〜絵に描いた餅にならないように〜

みんな大好き予実管理♪
税理士/財務コンサルタントの清原です。

記事を見てくださっている方の中に街中を散歩していて、気づいたら富士山の山頂に到達していた人っていますか?
もしいらっしゃったら、迷わずすぐに病院行ってください笑
日本で最も高い標高を誇る富士山の山頂を目指すとなると、それなりの準備が必要です。
基礎体力を作る、装備を整える、スケジュールを調整する、ルート確認する、天候を確認するetc.

中期経営計画の策定について記事を書きましたが、計画を策定するだけでは、全く意味がありません。
目標となる計画を策定し達成することが目的です。

山登りで言えば、シミュレーション通りのルートで登っているか、山頂まで残りどれくらいか、体力は十分にあるか、食料は十分にあるか、自分やメンバーの体調に問題はないか、天候が崩れることはないか、装備に異常はないか、といった事に気を配る必要がありますが、経営も同じことが言えます。

みなさんは毎月、経営を振り返る機会を設けていますか?毎月とは言わず、週に一度でも毎日でも当然構いません。
ただ、規模や業種にもよりますが、木を見て森を見ず、にならないよう気をつけてください。枝葉の細部に囚われて林や森の全体を把握できない状態は好ましくありません。
対局を見据えた経営が大切です。
現金商売の場合は日次もしっかり抑えたいですが、中小企業なら少なくとも月に1度は振り返りの機会を設けたいところです。

「木を見て森を見ず」ここで言うところの枝葉や林、森を経営に置き換えると、
枝葉→木→林→森
領収書→総勘定元帳→毎月の試算表→決算書
こんな感じ。

さて予実管理とは。

予実管理とは予定と実績を比較し、軌道修正をする事や対策を考える事です。

登山の話をそのまま経営に置き換えると。
目指すべき目標までのルートは間違っていないか、当期の目標達成まで残りどれくらいか、資金は潤沢にあるか、従業員の健康状態は良いか、機械や社用車の調子は良いか、備品のメンテナンスは不要かetc.
こんな感じ。

仕組み化さえできれば、数字で表される定量的な尺度もついての確認は難しくありません。
ソフトウエアを使うのも良いですけど、簡易なものであればエクセルで十分です。
例えば、エクセルで作成した数値計画(予定)の右に列を増やして今月の結果(実績)を記載、さらにその右に列を増やして、予定と実績の差額を算式で計算すれば、必要十分です。

経営者はどうしても緊急な対応や手元業務に追われてしまいます。
意識的に経営について考える時間や銀行交渉、採用戦略、取引先の保全などのいわゆる第2章限の時間を確保することが大切だと思います。

わかります。ただでさえ、忙しいのにやってられるか、と笑

第2章限の時間確保や最近流行りの健康習慣やタイムマネジメントについて次回以降お話しできればと思います。

このnoteでは実際に中小企業オーナーの財務コンサルティングに従事している私が、実例をもとに、わかりやすく解説していきます。
取り上げてほしい内容などあれば、コメントなどいただければ幸いです。

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