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砂漠250㎞マラソン②語られない真実

ペルーイカ砂漠1週間250㎞マラソン挑戦への発表から月日はあっという間に経ち

いよいよ11/23日、出発の日を迎えた。

まだまだ自分としては実感がないものの

当日は友達が見送りに来てくれたり、LINEで激励のメッセージが飛び交っていた。

本当に、ありがとう。

みんなに愛されてるな~と思いながら成田行きのバスに乗り込み

ヒューマンドラマ系の本を読んだ。

その本の内容は実際に作者が体験した冒険の数々が記されている本で読めば必ずわくわくするような内容だった。

だが俺はまったくわくわくしなかった。

おそらく潜在的に今から自分が挑む冒険はこの本の内容よりも凄いものになると

予測していたのだろう。

自分としてはいい意味でもわるい意味でも本当に凄いものになった笑

成田空港に着くと一緒に砂漠を走るチームA☆H☆Oのメンバーが何人か居た。

会った瞬間みんな期待に胸を膨らませとてもいい顔をしていた。

すると友達からLINEが来る。

成田に15時に着こうと思っているんだけど、電車間違って遅れそう!!

1週間前から見送りに来てくれると言っていたとても優しい友達だ。

俺は本当に友達に恵まれている...ありがとうと思いながらも重大なミスに気づく...

15時出発の便なのに、15時着ってそもそも見送れなくね??

疑念を抱きLINEを見返すと

俺)飛行機の時間的に15時に来れば大丈夫だと思うよ!!

友)わかった~

犯人は...俺だった。

俺はとても申し訳なかったがどうしても言い出すことが出来ず

俺)今どの辺??

友)なんとか特急に乗れたから15時30分に着きそう!!

俺)うぁ、ギリギリ間に合わんかも...

まだ砂漠250㎞のレースは始まっていないのに心の中で何度も、

間に合え!間に合え!!と唱えた。

実際には1時間以上間に合わない時間なのに...

心の中でごめんなさいをして、必ず完走して特別に謝罪の意味を込めた

お土産を渡そうと心に誓った。

飛行機に乗り込んだ時、LINEが来た。

友)もう少し!!

俺はLINEを既読を付けずに読みトークをそっと

非表示にした。


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けんぴ〜JOSSCA代表理事
より多くの人の話を聞き文章化していきたいと思っております。 取材に際しかかる費用があるので 是非、サポートしていただけると嬉しいです。 絶対に1+1は0にはならないと思っておりますので よろしくお願いします。