いま、世界中で “H” が話題、、、
突然ですが、、、
いま、世界中のあちらコチラの国で
“H”
が、話題なのをご存知ですか?
「ちょっとぉ~、兼さ~ん、いくらなんでもこの話題はマズイでしょ~」
ん、、、?もしかして下っちゃいました(笑?
すみません、紛らわしくて(笑
私が言っている “H” とは、、、
「Hydrogenium」の “H” 、つまり、、、
水素
のことです。
水素とは、その名のとおり、
「水」を生む「素」になる元素
宇宙で “いちばん最初に生まれた元素” であり、
全宇宙で “最も多く存在する物質” といわれています。
ちなみに、太陽も “85%が水素” でできています。
ですので、地球に届いている太陽の光や熱は、
“水素が持つ核同士がくっつくことで生まれたエネルギー” なのです。
また、水素はとても軽い気体であるため、
大気中に留まらせることができません。
よって、地球上では酸素と結びついて “水として存在” しています。
つまり、水素は
生命活動に欠かすことのできない物質
として、あらゆるところに存在しているのです。
で、本題に戻ります。
いま、世界中の国々で、
水素をエネルギーに利用した社会づくり
に向けた、研究や開発が盛んに行われています。
なぜか?
2015年にパリで開かれた気候変動に関する国際的な会議(COP21)の中で
世界にあるすべての国の共通目標として
世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする
ことが決まったからです。
これを “パリ協定” といいます。
この協定が採択され、従来までの活動によって生み出されたCO2などの
温室効果ガス(太陽からの熱を封じ込めて地表を暖めることに働くガス)
を、新たな活動によってすべて吸収・除去し、プラスマイナスゼロにする
「カーボンニュートラル(炭素の中立化)」
という考え方が共通理解となりました。
そして、全世界が
“脱炭素社会の実現”
へと本格的に舵を切り始めたのです。
さらに、これまでエネルギー源として利用されてきた化石燃料は、
石炭とウランが100年後、石油、天然ガスは50年後に採掘できなくなる
ことも分かり、、、
それらに代わる新たなエネルギー源を利用した社会整備と、
新たな産業の創出がますます急務となりました。
そこで、水や有機物の構成元素として世界中の至る所に存在する
“水素” が注目されるようになったのです。
経済産業省は
・さまざまな資源からつくることができる ・エネルギーとして利用しても温暖化ガスを発生させることがない
という、水素が持つ『2つの特徴』から、日本にとっても
“究極のエネルギー源” になる可能性がある
と、水素社会実装への具体的なロードマップを描き始めました。
そして、、、
現在では『水素燃料電池車(FCV)』と呼ばれる
充填した水素と空気中の酸素が結びついて電気をつくりだす装置(燃料電池)を動力源としたクルマ
の開発がTOYOTAを中心に進められています。
水素燃料電池車(FCV)は、電気自動車(EV)に比べて
✅燃料コストが安い
✅連続1,000kmの移動が普通に出来てしまう
✅充電時間を殆ど必要としない
✅「レクサスの中級クラス以上」の乗り心地のよさ
といった様々なメリットが挙げられています。
中でも一番は、
空気を汚染するCO2ガスを、一切発生させないこと
つまり、電気を生み出すために水素と酸素が化学反応を起こしても
全てが『水』に姿を変え、そのまま外に排出されることから
空気を一切汚すことなく車を走行させることができるのです。
しかも、排出される『水』は “飲めるぐらいの純度” というのですから
驚きです。
いま、日本ではFCVの普及目標として
2025年までに20万台、2030年までに80万台
これに合わせて、現在
「首都圏」「中京圏」「関西圏」「北部九州圏」という4大都市圏を中心に100カ所以上の水素ステーション
がつくられており、さらに
2025年までに320箇所
の整備目標を掲げています。
水素を主たるエネルギー源とした社会はもうそこまで近づいています。
まさに、
『水素が描くMIRAI』
これからも “H”、、、
“水素” から目が離せません。
気づけば普段よりも文章が多めに、、、(汗
でも、個人的には
どこでもドア
で移動できる社会がいいな(笑
最後まで、お読みいただきありがとうございました。