さくらのうた のこと
今日YouTubeで公開しました。もう聴いてくれましたか?
この曲を最初に弾いたのは、もちろん なにわ《オーケストラル》ウィンズの演奏会でした。それ以前に弾いた、同じく福田洋介さんの課題曲「風之舞」と同じく、とても強く印象に残っていました。
その後何年かの間には、あちらこちらの学校の吹奏楽部でのレッスンで、ときどきまた聴いたり弾いたりしましたが、親しみやすい旋律がアタマのどこかに幾分刷り込まれたように残っていたのだと思います。
もちろんYouTubeへ行くと、それほど潜ることなく、たくさんの方がさまざまな楽器で演奏されていて、その中にはNOWの仲間の橋本眞介さん・次田心平さんや(そのときはまだ濱地さんのはなかった)、センチュリーの同僚の安井悠陽さんなどそうそうたる奏者も見つかり、何をいまさらオレごときが…と自分で引き下がりそうになったけど何とか踏みとどまって、これはどうしてもコントラバスで弾いてみようと思ったのでした。
何故、弾こうと思ったのか。
昨年秋、かな? 長くうかがっている学校の吹奏楽部のレッスンでの題材になって、そのときスコアを見ながら主にフルートやオーボエのパートを(inCだし)「メロディきれいだねー弾きたいよねー」とかいいながら無理くり ちょっと弾いたりしたことがあって、それが短期的な伏線。
それから、やっと何か変化が見えてきたとはいえまだまだ居座っている、例の憎いウイルスによって、音楽をやる人間すべてに降りかかった難儀。その中で、部活動やサークル活動などが封じられて(演奏会もコンクールも!)きっと悲しい思いをしている若いひとたち(若くないひとも含む)のことに思いが行ったので …ここで論理は飛躍するのですが …そのことが、がんばって弾いてみようと気持ちのカギを回しました。論理を飛躍させずに書ける能力があったら弾かずに書くけど、無くてごめん。
それから作曲者の福田洋介さんに連絡を取りました。福田さん、本当にありがとうございました。
ただ、なかなかうまく弾けなくて困ったり参ったりしているうちに、追い打ちをかけるようにホルンの濱地宗さんが演奏する美しい動画がYouTubeに。あー、これはもうやめた方が…と普段の自分なら思うと思ったんですが、案外思わなかった(ややこしいな)。
当たり前のことですが「自分にできることしかできない」と、かえって考えが固まったように感じます(開き直った、ともいう)。このウイルス禍での自分の過ごし方として、このnoteを細々書いてたりするのと同じく
その曲の綺麗さ・良さを、私が何故そう感じているのかがなるべく表れるように演奏したい。そのために、必要な奏法のくふうをする。
自分はいつもこう考えて楽器を弾いている…ということを伝えたい、と。
とかちょっと格好良く書いたわりに、演奏の拙さ。前出の皆さんの美しい演奏の前に、よく顔を出せたな…というお叱りの声もごもっともで、例えば2小節めの高いAsをいきなり外してたり、あと色々ごめんなさい。
でも、いい曲でしょう?
そんな訳でした。結局なかなか意味不明。
( ´ー`)/