弓のはなし 1
今まで、音を出す前や後の話ばかりしていましたが、今日からは「音を出す道具としての」弓の話。
「どのくらい張るのが正解ですか?」
と、質問されることが多いです。大変多い。そして私から見て張りすぎているひと・もう少し張った方がいいように思うひと・もっと張らなくてはいけないひと…それぞれたくさんいます。極端な例も含めて、本当にまんべんなく人口分布している感じ。教則本などにも「このくらい張りましょう」とか記載はあるのに、なぜなのかな?と考えてみました。
弓は個体差が大きくて、見た目で判断できない場合が多いから、かな。
◆演奏するときに、弓のスティック(さお、棒)がまっすぐになるほど張ってはいけない…と教則本に書いてあるけれど…
◆逆に、弓が硬いのか、教則本の写真と見た感じ同じように張ると、うまくならなくて…
どちらの場合もあります。弓の個体差。どちらの場合も、毛替えの方法でいくぶん改善されることもあるので(無理な場合もありますが)先生や楽器屋さんに相談してみてください。
もちろん、プロの奏者でも、どのくらい張るのかはいろいろな好みのひとがいるのですが、私がいつも思っているのは…
適度な「弓の反発力・弾力」と「弦の張力・弾力」をいつも右手で感じながら弾いていたい、ということです。
動画も見てくださいね。
次回予告
そこで次回は、「弓のはなし 2」として、「弓の場所」←「弓のどこで弾くの?」について書こうと思います。
それじゃまたね、元気でねー。
( ´ー`)/