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コントラバスのお作法2


ところで、弓についていつも思っていることが二つあって、いつかどこかに書きたいと思っていました。

1.弓は袋に入れませんか?

もちろん弓だけ持ち歩くことが多いので、弓ケースはあった方がいいけど、普段私は、こうしています。


キルティングの布で、弓がそのまま入る長さの巾着を作り…
…いえ作ってもらいました💦。
「楽器カバーに弓ケース」の場合に比べて
・弓ケースの分だけ軽い
・楽器の片付けがラク
・楽器カバーが薄い材質の場合、運んでいるときに弓ケースが駒を圧迫したりするおそれがない

などに優れています。弓を袋に入れて楽器に結んで…という気軽な作業に慣れると、例えば個人練習の部屋から合奏の部屋へ移動するときなどに、弓を「ついE線にガチャっとはさむ」ことをしなくてすむのですね。
というのは… ↓

2. 弓をガチャっと弦にはさまないようにしませんか?

「つい」と書いたけど、はい、すみません。私も「つい」やるときもあります。でも、なるべくやらないでおこうとしています。
このことは、実はずいぶん長いあいだ推進しています。直接会うひとにしか話さないので広まっていませんが。

・指板にキズがつく
・弓にキズがつく→激しく繰り返して、弓をガチャっと弦から外すときに折ってしまったひとの話を聞いたことがあります(震)。
・弦にキズがつく(ガット弦だと切れるよ)

↑ 以上の3点は、「弓が挟まった状態の弦ごとネックをつかんで部屋から部屋へと移動」などすると、もっとキズつくように思います。
はじめはちょっと面倒かもしれないけれど、袋に入れて吊るす方式を、強くおすすめしています…。


動画あります。

↓というわけで、今回もYouTube連動です。↓
最後の方では、おそうじしたタオルを楽器に装着(また大げさな)するやり方とか、喋ってます。


3. 弓(の扱い)に関するトラブル

今までに聞いたことのある(そのうちいくつかは自分で体験…)例をあげてみましょう。

お作法1にも書きましたが、弓(ケース)が入ったままの楽器カバーを床に置いて、踏んでしまう(もしくはその上に座ってしまう!)。
・E線にガチャっとはさんでた弓を取り外すときに…  ←今回の動画の中で説明しています。
・楽器カバーの外ポケットに入れた弓ケースが、カバー越しに駒にぶつかってしまう… ←これも今回の動画で説明しています。

さらに、
・譜面台のはじっこや、譜面台の高さ調節ねじに引っ掛けていた弓が落下して、弓先が折れる。 ←楽器を椅子に置ける場合は、一時的に弓を置きたいときに弓のフロッグを駒の上に・弓先はネックの付け根に置くという方法で回避される可能性あり。毎回毎回袋に入れるわけにもいかないから。
↓このように。 でも写真、上が切れてるからわかりにくいかな…?

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・弓の毛がゆるむ、抜ける、フロッグの金具が取れる、スクリュー(弓を張るネジ)が固くて回らない・空回りする…
このあたりは、もう楽器職人さん楽器屋さんにお願いするしかないです。もちろん、毛が少なく少なくなってきたり、毛に松ヤニや汚れがこびりついてしまったり…の場合は、毛替えをお願いしましょうね。

あと、決定的なやつ。
・弓ケースを電車やバスに置き忘れる。
  ↑まさか、と思うでしょ? 
   実は私、恥ずかしいけど両方ともやったことあります。
    みんなは気をつけて! ( ´ー`)ノ

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次回予告


次回は、まだハッキリ決まってないのですが…たぶん、「実際に弾くときの、弓の扱い方・考え方」など。たぶん。

ここでは、webレッスンみたいなことをするつもりは本来ないのですが、「自分はこう考えてこう弾いてます」的なことは、書くこともあると思います。次回そうするかどうかは、未定だけど。

ではまたねー。( ´ー`)/