強い南風が通り抜けるとき。
この強風で
ぼくが仕事をしている地区は
一時的に停電となった。
あの日から
ちょっと強い風が吹き続けると
停電になる気がしてならない
風が吹くと
切ない感じになる
特に向かい風
空に向かって歩いて行く時の
なんと自分の小さいことか
自分が自分の力で生きてるなんて
戯言だ
風にも抵抗できないくせに
人間は時として
大仰な口を語る
ちっぽけな存在なのに
大した人間かのように
錯覚する
人間は弱いのだ
誰かに
何かに支えられて
生きて行くのだ
明日生きていられるか
そして
何が追い風になるかも
誰にも
わからないのだから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?