ケンイチが選ぶ2018年3月のベストソング
「ああ、暖かい日が続いてるな〜」と思っていたら、あっという間に4月突入。汗ばむぜ…はよ衣替えしないと…。
さて、では今月も、私的ベスト作品の紹介をサクサクっとですがやって参ります。
No.1 No Question / m-flo
ついに復活を遂げたトライポッド。小気味良いLISAのシルキーボイス、コーラス終わりの調子転換、独特の言語感覚冴え渡るラップと、古参ファンをも悶絶させる必殺要素がこの一曲に。LISAの持つスムースな感覚は、やはりグループには欠かせないものだったと再確認。
No.2 I think she is / Yo-Sea
BCDMGと契約したことでも話題を呼んだ沖縄県出身の21歳。メインストリーム直結のPBR&Bを不精ったらしく浮遊するその所作は、悠然としながらも凛とした強さを放つ。もっと抑揚の効いた歌モノも味わいたいので、ラップ・オリエンテッドな地点へ振り切っていくのはもう少し待ってほしいかな。
No.3 顔も見たくない feat. JP THE WAVY / 加藤ミリヤ
昨年のバイラルヒットが記憶に新しいJP THE WAVY客演作。彼の切れ味鋭いフロウもさることながら、「顔も見たくない」の1フレーズでフックを牽引するミリヤ嬢にも感心。「ほら〜メロウ〜」の空耳に違わない(?)妖艶な甘さがちょうど良い一曲。
No.4 DIVE! / 三浦大知
オリコン初登場1位を飾ったベストアルバムに収録の新曲は、マイケル・ジャクソンへの敬愛も湛えたハツラツ高速ブギー。彼らしい曇りのない鼓舞が、これまた抜けの良いメロディラインにジャストフィット。Superflyやchayの作品でおなじみの多保孝一がコライトとして参加しているのも興味深いところ。
No.5 addiction / Soulflex
関西のみならず、今や全国規模で支持を受けつつある自由派クリエイター集団。連続リリースの第一弾を謳った本作は、スペーシー風情の身軽な演奏がたちまちダンスフロアへと連れ出すアップ・ナンバー。ラップと歌で魅せるマイクリレーしかり、クルーの強い結束を示すかのような小気味良いグルーヴは今回も健在。
6位以下はこちら。
No.6 You Go Lady / 久保田利伸
No.7 Dirty Talk / w-inds.
No.8 Put It On / THE CLASS x S7ICKCHICKs
No.9 INTO YOU / YOUNG FREEZ
No.10 YOUNG LOVE / FlowBack
3月は男性優勢でした。志向がややラップ寄りだったこともあって、あらためて日本語で演ることの強み、面白みを教わった気分。
アルバムのランキングは割愛しますが、
・Nulbarich「H.O.T」
・加藤ミリヤ「I HATE YOU」
・EXILE THE SECOND「Highway Star」
・COMA-CHI「JOMON GREEN」
このあたりはマストかと。EXILE THE SECONDは、既発シングルの質の高さをアルバムでもそのままキープするばかりか、モロに90'sノリなR&Bなんかも押さえていて、良い意味で趣味を感じる一枚だった。同じく先に紹介したミリヤも、曲調からトラックメイカー選びに至るまで自分本位のセンスを投入し、かつ時代の潮流にも対応できる秀作を作り上げてしまったパターン。「ディア ロンリーガール」の頃のツッパった勇姿を久々に見た気がする。
残りの注目作品についてはApple Musicのプレイリストに託しました。よろしければ、BGMにどうぞ〜。
「BEST GROOVE:2018/03」
https://itunes.apple.com/jp/playlist/best-groove-2018-03/pl.u-7VyNCry42v
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