エッセイ 愛車①-3

教習所で習ったハイドプレーニング現象。
「エッセイ愛車1」で紹介したこの現象の体験をより詳しく紹介します。

この現象は、濡れた路面を高速で走行した際にタイヤと路面との間に水膜ができることによって浮いた状態になり、ハンドルやブレーキがコントロールできなくなる現象とのこと。

 想像してほしい、車を運転してて、ハンドルやブレーキがコントロールできなくなる!それも初心者で!怖かった。

その時は、夕方、土砂降りで4車線の陸橋をハイスピードで駆け上った。
今でも覚えてるいるが、その時聴いていたのが森高千里さんの「ミーハー」という曲。
ノッていたのか、ジャンプまではしなかったが相当なスピードだった。
下り坂の道路のわだちに溜まった水にタイヤが乗り、ハイドロに、横滑りしそうなところをハンドル操作で立て直しながら、タイヤの設置力が戻るのを待っていた。
下り坂の終わりの50メートル先には信号があり、赤!
相当蛇行してて、後続車もゆっくり後をついてきてたのをバックミラーでチラッと見て。
直前で信号が青に変わった!その時、気が緩んでしまったせいか車が急スピンしタイヤが台地を掴んだ瞬間!
左側の住宅の塀に滑るようにフロントから接触!
愛車は進行方向とは反対向きで路肩に乗って止まった。

自分の体は無傷だったが、車を降りてフロントが潰れた愛車を見て、心が痛んだ。

頭が真っ白になったが、ディーラーが近くだったのを思い出し助けを呼んだ。修理は30万コース。愛車が廃車にならずに安堵したことを覚えている。


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