喫煙習慣も神経症?
骨折で入院して非常に興味深い事に気づきつつある。
「喫煙習慣」は俺にとって、精神病域と神経症域の二種類がある。
ちなみに言っておくが、少なくとも火を付けて草を燃やすタイプのタバコを肺まで入れて喫煙する方。
あなたのやっている事は周囲の環境を悪化させ、自分をも悪化させる立派な自傷行為です。
それを嗜む以上に行っているなら、愛着に傷があるかトラウマがあるか現在置かれている環境が心療内科に通わなければならないレベルのストレスであるという認識をちゃんと持って下さい。
お前が言うなって? わかってる。
ある意味そうだしある意味違う。手にペンをぶっ刺すより建設的だからタバコを吸ってるんだ。まあいくら手にペン刺しても命に影響はないけど、タバコは確実に死に向かうという意味ではこちらの方が深刻な自傷なんだけどね。
神経症域の喫煙習慣=主にニコチン中毒症
ニコチンが欠乏すると交感神経優位状態にスイッチし易くなる。
自分にバタフライハグなどをして和らぐ事から緩和が可能だと気づいた。
精神病域の喫煙習慣=何かを覆い隠す喫煙
何らか不適応なスキーマへのコーピングである可能が高い。
神経症域のそれも手伝って喫煙に関する事だけ思考を3ステップ出来ない。
人間ってのには思考のステップがある。
例えばこうだ。
アイスを食べたい
→目の前のアイスを食べよう(1ステップ)
アイスを食べたい
→目の前のアイスを食べよう
→でもこれ誰のかな(2ステップ)
アイスを食べたい
→目の前のアイスを食べよう
→でもこれ誰のかな
→聞いてから食べよう(3ステップ)
アイスを食べたい
→目の前のアイスを食べよう
→でもこれ誰のかな
→聞いてから食べよう
→聞いてから食べるとして対価はどれくらいだろう(4ステップ)
まあ大体真っ当な成人が気分を落ち着けて判断する場合、4ステップから6ステップ以上になる。
意識してないにせよ、人間は思考のステップを経て行動をしている。
これは私見なんだが、俺を含む発達障害の人間はこうした「思考のステップ」で特定の分野だけ交感神経優位状態になってしまいステップの深度が浅くなる。
そしてそれは反復によって学習可能なのだ。
思考のステップが何ステップ踏んでいるのかを見極めるのが自分や当事者への療育にとって肝要であると思われる。
で、で、
ここにスキーマやトラウマなんかが絡んでくると2ステップ程度にしかならない。多分。
顔をしかめられてしまうと思うが、病室でこっそり吸ってフツーに見つかって絞られました。
退院するまで没収です、と怒られるアラフィフのオッサン。
思考が非行中学生並み。いや、幼稚園児並み。
バレたらどうなる、というステップまで行けてない。
もちろんニコチン中毒症状というのはあり得るんだが、既に2日過ぎて離脱症状が来ない。
「吸えない」と諦めさせられてしまえば、離脱症状は起こらないのだろうか。
そもそも離脱症状は脳や自律神経に干渉するのだと考えれば、ポリヴェーガル理論の応用が利くのではないか。
昨今、ADHD治療のために脳の報酬系に影響を与える刺激をアルゴリズムで個人用にカスタマイズ出来る、という研究に成果があった。確か千葉工大。
ひょっとしたらそう遠くない未来「喫煙はあなた専用音源で治りますよ!」なんて日も来るかも知れない。
タバコ業界が研究者を暗殺するかも知れんけど(笑)
とりあえず、ニコチンレセプターを「報酬系や交感神経をイジるもの」ととらえるならトラウマケアの応急処置が有効ではないか、という仮説を考え出す事が出来た。これはデカイ。
◆◆◆
もう一つ思う事がある。
ニコチン中毒になるのであれ精神的な依存症になるのであれ、思考のステップを幼稚園児並みにしてしまう俺にとっての喫煙習慣。
これって実は喫煙習慣は解離記憶の門番なんじゃないの?という事。
タバコを吸う事によってデカいトラウマに迷彩をかけてるんじゃねーの?と思いついてしまった。
境界性人格たる「獣(人間のカタチはしているんだが)」が
「やっと気づいたかよ」と人の悪い笑いを俺の内世界で浮かべた。
喫煙を控えるとまたデカいのが出る?
解離記憶がロードされる前兆の右こめかみの拍動痛がする。
え、なに、こわ。
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