しっぺがえしプログラムと五輪の書

囚人のジレンマという「ゲーム理論」で語られる命題である。


AI同士で繰り返しこのゲームを行なってその優劣を競うという試みが行われたのだが優勝したのはたった4行のプログラムだった。

10 その相手は初めて会う相手か?yesなら30 noなら20
20 その相手は前回裏切ったか?yesなら40 noなら30
30 協調せよ
40 裏切れ

何度もゲームを行えば行うほど、このプログラム「しっぺがえしプログラム」は「負けなかった」そうだ。

前回、他者とは対話すべし、としたが俺の信条は実はそれだけではない。
お察しのとおり、このしっぺがえしプログラムで生きている。

協調を選んだ相手とは協調せよ。
損害を与えられたら裏切れ。

だいたいはこの法則で生きている。

ただし、世の中唐草模様の風呂敷を持った濃い髭顔の泥棒がいないように笑顔で近づき「裏切り」を選択する輩も居るし、最初から「裏切り」を選択するゲーム理論を知らないか知っていてもやぶれかぶれで情緒的な選択をする輩もいる。
ちなみに善意で損をさせに来る連中はそれ以上に居る。

そしてそうした輩の「先制攻撃」でリソースを削られ思うように事が運ばない事はある。本当によくある。

そこで登場するのがタイトルのもう一方である宮本武蔵が書いたとされる「五輪の書」で何度も語られる概念「先」だ。

書いててメンドくなった。
俺の基本戦略は「しっぺ返しプログラム」です。
ちょいちょい言われるんすけど、俺は「先」を取る事を神経レベルでやっている。これがトラウマに由来するものなのか「能力」に由来するものなのかわからんくなって書くのをやめた。

「先」を取りたがる人ってココロに傷をかかえてんじゃないかなーとか、ゴチャゴチャ考えて着地点がわからなくなった。

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