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僕とエムホールデムとWPT Osaka その2

皆様こんにちは。ポーカープレイヤーのKemと申します。
前回の記事に引き続き、WPT Osakaでの備忘録を記していきます。今回は大阪への出発からWPT Osaka Day1直前までを書いていきます。

前回の記事はこちら

いざ大阪

ときは8月11日、いよいよWPT Osaka開催日となりました。
WPTは11日から14日まで開催されており、この日は別会場でDay1 Cとサイドトーナメントが開催されているようでした。エムホールデムからの通過者も他の方同様参加するDay1を選べたのですが、僕はホテルの関係もあり、12日に開催されるDay1 Dに参加することにしました。

WPT Osakaの日程。今回はサイドイベントには出ず、メイン一点張りで

前日に支度を済ませ、小倉駅へ。12時20分、新幹線はいよいよ大阪に向けて出発します。新大阪駅までは片道5時間。のぞみ号を使えば2時間で行けるのですが、今回僕は渡航費をケチって「バリ得きっぷ」を利用したため各駅停車のこだま号でのんびり行くことになりました。この切符、事前にWebで予約が必要ですが時間を気にしなければ片道8000円くらいと破格で博多から大阪まで行けるのでおすすめです。しかもセブンイレブンでお菓子かお茶までもらえるという神っぷり。小倉で買った駅弁を堪能しながら久しぶりの旅行気分を味わいました。

いざ大阪へ

新大阪に着き改札内のお店でお土産の目星をつけたあと、いよいよ明日の会場である大阪市中央公会堂へ向かいます。といっても会場の最寄り駅までは地下鉄でわずか10分。利便性良すぎ。
会場近くのホテルへのチェックインを後回しにし、まずは公会堂を見に行きました。駅からは更に10分くらい歩くみたいです。行ってみましょう。




夕日も加わってより幻想的に

え、ここでやるの?重要文化財とかじゃないこれ?自分場所間違った?

しかし、いくら調べてもここが大阪市中央公会堂とGoogleマップに書いてあります。実はこの公会堂、重要文化財でありながら市民が使えるレンタルホールとして貸し出しているらしいのです。しかもなかなか良心的な価格。重要文化財ということを加味すれば破格も破格。大阪市の懐深すぎんか?

大正ロマン好きとしてはこんな性癖ドンピシャな建築物のなかでポーカー出来るなんて狂喜乱舞ものです。興奮隠せぬまま中を見学することにしました。

大正浪漫と公会堂

中に入ってみるとそれはもう興奮の嵐。壁一面にはレンガが敷き詰められ、側面にはいかにも時代を感じさせる木の椅子が並んでいます。展示室もあり、中央には当時使われていた食器が並んでいました。「うんうん。こういうのでいいんだよこういうので。」と思わず頭の中の井之頭五郎がうなずきます。
地下1階をぐるっと一周すると一角に事務室が。どうやらお土産も売っているらしく、ラインナップを覗くとクリアファイルやお菓子、ポストカードなどがあるそうです。せっかくの記念なので自分用にクリアファイルを、トリプルバレル用にピンバッジとポストカードセットを買っていくことにしました。

展示の一部


と、ここで事務室のお姉さまからガイドツアーの話を聞きました。公会堂の3階には特別室なるものがあり、ちょうど12日にその部屋を見られるツアーが開催されるようなのです。ちなみに次の予定を聞くと1,2週間後。最大4日間しか大阪にいないのに次回を待つなんてできません。参加人数が残り1枠だったのもあり、ツアーを申し込むことにしました。ツアーのみで500円。ツアー+施設内にあるレストランでの食事付きで2500円。1食2000円は高級ですが、せっかくの機会、一生の思い出のためなら金は惜しみません。食事付きのツアーを申し込み、ホテルに向かいました。開場まで周囲を探索しようかと考えていた時間をこのツアーに充てることにしました。


ホテル近くで夕食を終え、翌日会場に行く前にやろうと思っていたことがありました。それは水分の確保。僕が愛読しているネットニュースサイト「ねとらぼ」に昨年のWPTのレポート記事があるのですが、こちらを読んでいた僕は参加することが決まってからずっとこの文章が気になっていました。

(中略)今回の大会の過酷さは試合の内容だけではありませんでした。
それは、建物の中にコンビニや自動販売機がないこと。本大会では感染症予防対策により「ペットボトル飲料のみ」持ち込みが可とされていたことから、ペットボトルを2本持ち込んでいた筆者ですが、会場が意外と暑くて前半戦ですっかり飲み切ってしまいました。

【快挙】ねとらぼの記者が世界3大ポーカー大会「WPT」に出たら盾をGETしてプロ契約をオファーされた話 より

これはまずい。ただでさえ汗っかきの僕ですので、会場が暑い上に水分不足で喉カラカラになると普段のパフォーマンスが発揮できない可能性があります。近くのコンビニへ行きスポーツドリンクを4本買って行くことにしました。実際には会場にドリンクブースが設けられていたので不足することはなかったです。まぁ多いに越したことはないし結果オーライ。こうしてWPT前日はいつも通りの時間にベッドで眠りました。

特別室ガイドツアー

2日目の朝、WPT Osaka Day1D当日がやってきました。朝食を済ませたあと、まずは予約したガイドツアーに向かいます。受付をして10分ほど待つとガイドツアーが始まりました。ツアーは30分程度。まず地下1階の展示室で公会堂の歴史などの解説を聞きます。詳細は省きますが、創設者の大阪市民への思いを強く感じました。是非君の目で確かめてみてくれ!

事務室前の使用予定表。思わず胸が高まります

展示室での解説が終わると、いよいよ本命の特別室です。エレベーターで3階へ上がり、扉が開くとなんとも言い難い幻想的とも言える風景が広がっていました。
ここはかつてVIPルームとして使われていたらしく、床から壁、窓から天井まで様々な装飾が施されていました。天井には日本神話を基にした絵画、窓には何千枚ものステンドグラスがはめ込まれ室内を柔らかく照らし出します。ありとあらゆる贅を尽くし作られた部屋かと思いきや、コストカットのための大理石"風"の柱など、当時の職人の技も垣間見ることができました。

特別室のステンドグラス。修復の際は1枚ずつナンバリングして清掃、再度はめ込んで行ったそうです。気が遠くなりそう

ツアーのあとは併設のレストランで食事を頂きます。およそ1時間かけパンとスープ、メインディッシュのチキン、食後に紅茶を頂きました。特にパンは焼き立てのモチサクで、無限におかわり出来そうなくらい美味しかったです。これだけで2000円分の価値あると思う。(おかわりはできませんでした。残念。)

前菜の冷製スープとパン。パンがめちゃうまかった

レストランで食事を終え、腹も膨れたらちょうどいい時間になってきました。いよいよ戦場となる3階の中集会室へと向かいます。準備はバッチリです。

続きは次回にて。いよいよWPT Osaka Day1が始まります!

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