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Amazonで働いてたけど、色々と面白かったので、思った事まとめした。Part4

Index

  1. とにかく仕事のスピードが異常に速い。

  2. OLPめっちゃ大事。

  3. 私のチームはめっちゃホワイト。

  4. 結局数字が一番大事。←本日の内容はこちら!!!

  5. 4勤3休最高!ハワイへGO!

  6. アマゾン内の人間関係。

過去の記事は以下からどうぞ。


こんにちは。
アマゾンの仕事内容についての投稿が滞っていましたが、また再開します。今回は「結局は数字が大事」という話をします。私はそこまで数字は強くありません。弱くはないと思いますが、アマゾンには数字が強い人が沢山います。

過去の記事でも言及していますが、基本的に何か改善を上司に求めるときは、数字を使ってロジカルに説明する必要があります。では、数字がなぜこんなにも重要なのか、具体的な例を挙げながら詳しくお話ししていきたいと思います。

数字の力:Amazon文化における絶対的な信頼

まず、Amazonにおいて、数字は単なる目安や指標ではありません。それは絶対的な「言語」です。どんなに素晴らしいアイデアを持っていても、数字に裏付けされていない限り、誰もそれに耳を傾けません。逆に、数字を使ってロジカルに説明できれば、その意見は一気に信憑性を持ち、承認される可能性が高まります。

私自身、入社したばかりの頃は、この「数字至上主義」に少し戸惑いを感じていました。特にプレゼンの場では、みんなが数字を武器に論理的に戦っています。発言する際も、何か提案をする際も、すべてが「どれだけの利益を生むのか」「どれだけの効率改善が期待できるのか」といった具体的な数値で証明されるべきです。感情論や「これは良さそうだから」といった曖昧な理由では、まったくと言っていいほど相手にされませんでした。

アマゾンの面接も常にこういうロジカルシンキングが中心に展開されます。
以下は過去のアマゾンの面接内容について書いた記事になります。こちらも時間あれば一読下さい。

データドリブンの現実

話を戻しまして、私の上司も例外なく「数字」重視の人で、どんなに日々の業務がうまくいっているように見えても、「数字で見せて」と言われるのが常でした。私が初めて「改善提案」をしたときのことを思い出します。それは、物流センターの在庫管理に関するもので、もっと効率化できると思い改善案を提案しました。しかし、提案の段階で必要なデータ分析が甘く、「具体的にどれだけの時間短縮ができるのか」「それがどれだけのコスト削減につながるのか」といった質問に十分に答えられませんでした。

結果、私の提案は即座に却下。。。悔しい思いをしましたが、この経験は数字を重視するAmazonの文化を身をもって学ぶ貴重な機会となりました。

数字が示すもの

このように、Amazonでは数字が「現実」を反映するものとして認識されています。それが意味するのは、感覚や主観ではなく、客観的な事実に基づいた意思決定が行われるということです。これにはいくつかの利点があります。

  1. 再現性がある: 数字をもとにした議論や提案は、誰が見ても同じ結論にたどり着きやすい。これは、組織全体が一貫性を持って行動できるようになるため、非常に効率的です。

  2. 透明性が高い: データに基づく決定は、理由がはっきりしています。なぜその方法が採用されたのか、なぜその提案が却下されたのか、すべてがデータという形で明確に残ります。

  3. 評価基準が明確: 社員の評価も数字に基づいて行われることが多いため、個人がどのように貢献したかを客観的に示すことができるのです。

例えば、あるプロジェクトが成功した場合、その成功を数値化することで自分の貢献度を明確に示すことができ、昇進やボーナスにも直結します。逆に、成果が出なかった場合も、数字でそれを振り返ることができるため、次に改善すべき点がはっきりと見えてきます。

数字で見えた現場のリアル

私が実際に経験した例で言えば、配送時間の短縮プロジェクトが印象的でした。物流センターでは、すべてが秒単位で管理されています。ある日、上司から「配送時間を10%短縮する方法を考えろ」と指示されました。何気なく聞こえるかもしれませんが、これには莫大な数のデータ分析と試行錯誤が必要でした。

まずは過去数ヶ月のデータをすべて洗い出し、どの工程に一番時間がかかっているのかを分析しました。そこから各チームと協力し、細かな工程の改善を進めていきました。そして結果的に、配送時間は見事10%以上の短縮に成功。これを報告する際も、ただ「短縮できた」だけではなく、具体的な数字をもとに「どれだけの効率化ができたか」を示すことが重要でした。

このプロジェクトを通して、私は数字を使うことの重要性と、それが現実の改善につながる喜びを実感しました。数字は単なる結果ではなく、次の行動を導くための「道しるべ」なのです。

数字が示す未来

Amazonで働く上で「数字」がどれだけ重要かについて述べましたが、これは単に「仕事の進め方」だけにとどまりません。数字を正確に捉える力は、キャリアを進める上での強力な武器となります。特に、グローバルなビジネス環境では、ロジカルな思考が求められ、そこに数字が不可欠となる場面が多々あります。

Amazonで得たこの「数字に基づいた考え方」は、今後どんな職場でも役立つスキルだと思っています。数字に基づいて意思決定を行うことで、より効率的で効果的な結果を生み出すことができるからです。これからも、この考え方を武器に、さまざまな挑戦をしていきたいと感じています。

次回は、4勤3休の働き方についてお話しします!どうやってメリハリのある生活を送るかを紹介しますので、お楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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