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うつわのほくろ
お店でうつわを選ぶとき、
「この部分が素敵だな」「ここがかわいいな」と
自分なりに感じるチャームポイントが見つかると
つい購入したくなります。
愛嬌のある絵付けだったり、丁寧な仕事だったり、
そんな部分に惹かれることももちろんありますが、
私の場合はほんの少しのひびだったり、
ぽちっとした出っ張りだったり、柄がはみ出していたり、
うつわの「ヨレ」とでもいいますか、
そんな部分に愛くるしさを覚えることが多い気がします。
同じ種類のうつわが並んだとき、
均一でなかったりだとか、ちぐはぐに感じられてしまうような部分。
自分の好きな人であれば、ほくろのひとつさえ
その人を形成する重要で唯一無二の存在に思えて、
愛おしみたくなるみたいな…
そんな気持ちに似ている気がします。
愛用しているうちに経年変化があったりして、新しい“ほくろ”が増えた!
なんてことも、うつわと過ごす醍醐味のひとつかなと
個人的には感じています。
褻monoはWebショップなので、
うつわを手に取ってお選び頂くことは難しいのですが、
できる限り文章や写真などで
つくり手さん達のうつわのかわいらしさを
皆様に伝えていけたらと思っておりますし、
実際に届いて手にとったときに「素敵だな」と感じて頂ける品を
揃えていきたいなぁと考えております。
というわけできょうも、
うつわのほくろ探しに勤しみたいと思います…!