FXエアガンズ社から満を持して登場シンセストックモデル・次世代PCPライフル『FXクラウン』
FXエアガンズ社の次期社長
ヨハン氏が来日会見
今年(2018)4月、FXエアガンズ社(FX社)の次期社長ヨハン・アクセルソン氏が来日し、都内のトウキョウジュウホウ事務所で会見を行った。
ヨハン氏はFX社の創業者フレデリック・アクセルソン氏の子息であり、同社を代表するPCPエアライフルの1つ「ストリームライン」を日本のために開発した人物でもある。
FX社はフレデリック氏の「エアライフルの開発は自分との闘い。もっといいもの、もっと当たるものを作る」という信念のもと、バレルからストックにいたるまで一貫した自社製造を行なっており、世界の国々において、それぞれのマーケットに適した最高のエアライフルを提供している。
そして今年度トウキョウジュウホウから新たに発売されたFX社のPCPエアライフル『FX CROWN(クラウン)』には、FX社渾身の新技術・機能の数々が搭載されている。
『FXクラウン』は、今年度トウキョウジュウホウから発売開始されたFX社の最新PCPエアライフル。新開発の「スムースツイストXバレル」を搭載し、50m はおろか 100m の距離からも精密な射撃を可能にする。
Xバレルの素材や製造方法について詳細は明らかにされていないが、ヨハン氏によれば「最悪のコンディションの中でも当たる」ことを追求して設計されたバレルであり、世界のタフな猟場でのニーズを満足させるものであることがうかがえる。
口径は 5.5mm、6.35mm に加え 7.62mm(30口径)がラインナップに並び、日本において同時に発売された「ボブキャットMk2」の 30口径モデルとともに、日本の PCPエアライフル界に本格的かつ実用的な大口径時代の幕開けをもたらした。
蓄圧シリンダーはグラスファイバー製で 480cc の大容量を誇りながらも、軽量化されたストックとあいまって 2.9kg〜3.17kg の重量に仕上がっている。レギュレーターは標準装備。最大 250気圧の蓄圧から 7.62mm モデルでも安定して40発程度を発射できる。
写真で見る FXクラウン
FXボブキャットMk2に
30口径モデルが新登場
FXクラウンと国内同時発売となった FXボブキャットMk2 の 30口径モデル。実は筆者(佐茂)自ら今夏、所持許可を受け、早速実射を行なった。
FX社製のボスペレット7.62mm、46・30グレイン弾を使用し、5発ずつ1インチ円目掛けて50mから射撃。フロントレストを使用しての半依託射撃ながら、グルーピングは1インチ円内の中でもさらに集約しているという驚きの結果を得た。
シリンダーには 6.35mm モデルと同様、最大 250気圧まで蓄圧が可能だが、標準ポンプ使用で筆者の筋力では 210気圧程度までが限界だった。実射時に残圧メーターを目測したところ、5発ごとにおおよそ 15気圧ずつ減っており、レギュレーターが 150気圧設定であることからも単純計算では連続して 30〜40発ほどが発射可能となる。実猟においては、出猟前に自宅でエアを充填すれば、猟場で再度充填する必要はほとんどないだろう。
(了)
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