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けもの道 02[2017春]

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狩猟専門誌『けもの道』の2017春号の有料記事をまとめてお得に読めるマガジンです。特集テーマは「春からはじめるエアライフル」。実践的知識や実際の狩猟レポートなど貴重な記事をお楽し…
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2024年4月の記事一覧

進め、ヌートリア道! 〜 実録エアライフル猟

“四つ足動物” ヌートリア猟のすすめ狩猟でいう “四つ足動物” と言えば、四足歩行する猪、鹿または熊というのが一般的だが、経験の浅い初心者猟師にはなかなか射獲のチャンスに恵まれない。仮に獲れたとしても、その個体の大きさから、回収には多大な労力が必要で、その後の剥皮や解体スペースを自宅に持ち合わせている猟師も少ない。 しかし、もっと小さく、労力が掛からずに狩猟ができる四つ足動物がヌートリアだ。 文・写真|佐茂規彦 ヌートアとは? ヌートリアによる生態系に関わる被害 …

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【当世猪犬見聞録】紀州系猪犬に情熱を持った狩猟師

大山良人(仮名) 〜 紀州系猪犬に情熱を持った狩猟師猪猟を全国的に見ても九州は別格であろう。 昔から九州全域で猪が多く生息していたこともあり、古くから猪猟が盛んであったが、特に九州山地の辺境では猪猟を生業とする猟師も多く、それに伴う儀式・祭礼も文化として現代まで伝承された地域もあり(宮崎県椎葉村など)、当然古くから優秀な猪犬(和犬)が存在したことが考えられる。 しかし現在、九州が原産の和犬(純度が高い日本犬)は存在しない。 全国的には古くから大物猟が盛んな地方にはロー

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狩猟における止め場の対処 〜 咬み止め編

この号が発刊される頃は、春爛漫の日々の中、過ぎ去った猟期を振り返りつつ、次の猟期へ向け犬の仕込みや犬づくりに余念がない方々が多いことだと思います。 また、各地で猪犬競技会や訓練会がたけなわである時期でもあります。そして、猟期が終わったのも束の間、有害捕獲や管理捕獲などで相変わらず山入りの日々を続けている方もいることでしょう。 ここ最近、狩猟というものが少しだけ脚光を浴びるようになり、狩猟免許を取得する若者が微増し、その中にはすぐに「プロハンター」を名乗る人、自らのことを憚

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【第2回】俺たちの狩猟塾 実践!見切り猟 〜 積雪は猪狩りの強〜い味方!

真冬の狩猟塾今回の狩猟塾は、積雪厳しい真冬に敢行。 雪や雨が降っている間、猪はどこか安全な場所で空腹に耐えながら天候の回復をじっと待っており、それらが止んだとき、エサを求めて一斉に動き出すと言われている。 そのときに出来る真新しい痕を探すことが見切り猟のセオリーである。だがしかし、雪が止んだとはいえ厳冬期の積雪地帯は、ヒト(=少なくとも私自身)が歩くには厳しい環境だ。残り少ない猟期……。悪天候……。私が取材日の調整に頭を悩ませていたとき、天気予報を注視していた塾長(塾)か

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食べよう! レッツ獣肉! ヌートリアとノウサギ料理編

なぜ狩猟をするのか? 獲物を美味しく食べることが、その答えのひとつ『けもの道』の取材で獲得したヌートリアおよびノウサギは、持ち帰って実食した。イノシシはもちろん、ヒヨドリもキジバトも、美味しくいただいた。 獲った獲物を美味しくいただいてこそ、狩猟活動は完結するといっても過言ではない。 お洒落なジビエ料理である必要はない。キレイに持って帰って、ただ食べる。ただし、美味しく食べる。それが狩猟をする目的の1つであり、獲得した動物に対する最大の供養になる。 今回は料理人の手に

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