【登山】秋田駒ケ岳6月 チングルマと白コマクサの絶景
6月29日に秋田駒ケ岳を登ったのだけど、気がつけばまだ投稿してなかった。とてもメモリアルな登山だったのでアップしておく。
登山口~横長根のお花ロード
0820 出発。
ゴゼンタチバナ
ウラジロヨウラク
アカモノ。蕾が不思議な形をしている。
これはなんだろう。
0910 横長根。今日は50分くらいで登山口から登れた。体調がいい。
アザミロードに突入。両サイドに並んでいるから、刺されないように気をつけねば。
サンカヨウが実になっていた。熟したら食べられる。葉は雨に濡れると透明になる。
マイヅルソウ
木の道が途切れると、見晴らしが良くなって、田沢湖が見える。
女岳も眼前に見える。
ハクサンチドリ
コミヤマハンショウヅル。ミヤマハンショウヅルの変種。
森林限界になった。梅雨の晴れ間で今日は天気が良くて良かった。
ハクサンシャクナゲがまだ咲いていた。
再びダイナミックな風景。6月の秋田駒ケ岳は涼しくて登りやすい。
大焼砂のコマクサ
大焼砂が見えてきた。
マルバシモツケ
大焼砂にエントリー。コマクサがいつものように出迎えてくれる。今年は歩道近くにまで咲いていて群生が大きい。
こちらはまだ花がない。
こちらはまだ蕾の状態。このほうが駒みたいだ。一説にはお駒さんという女性の伝説にちなんでいるとも言われる。
どれを見てもかわいい。
ムーミン谷のチングルマ畑
秋田駒ケ岳といえばチングルマと言われている。この2年間ほどはその開花時期に間に合わなくて残念な思いをしてきた。今年は一転、チングルマが一面に咲くお花畑に出会うことができた。
こちらはヒナザクラ。可憐だ。
エゾツツジ。本州では分布が限られる。
チングルマとイワカガミの協奏。
チングルマの咲き方に注目してみた。開花後、花びらがどんどん開いてサッカーボールみたいな模様になり、
さらにぐっと開いて、
そして中央が巻き始め、
最後は星のような形をして枯れていくようだ。
ふわふわなんだろう。
アオノツガザクラ。初めて見た。
ムーミン谷のチングルマの花畑がまだ続く。今年は当たり年。かれこれこのムーミン谷で1時間近く散歩していたかもしれない。そろそろ先を行こう。
しかしまだチングルマは続く。
ミヤマエキンバイ。
カラマツソウ。花の形がカラマツの葉に見立てている。
ハイマツの群生が悠然としている。
コバイケイソウも咲いていた。
ミヤマダイコンソウ。真ん中のオレンジが特徴的だ。
いよいよ男岳分岐点に向かって岩場を登り始める。その前にチングルマをもう一度だけ愛でる。
ショウジョウバカマがいた。
タカネザクラが咲いていた。6月中旬から咲くらしい。
男岳を登り始めようとしたら、シラネアオイが咲いていて再び足を止める。きれいな紫色だ。
男岳分岐点~男女岳の花たち
1150 分岐点に到着。阿弥陀池と女岳を眺望する。
昼食をとって阿弥陀池に降りる。池のほとりで蛙が鳴いている。
イワイチョウがほとりにひそやかに咲いていた。花びらがフリフリしてかわいい。
ムシトリスミレ。
男女岳に登ってみる。登るのは初めてだ。
雪がまだ残っている。気温は16度くらいのはず。
ショウジョウバカマに存在感がある。
再びエゾツツジ。
登りは15分くらい。やや使いづらいけど木道がある。
ハクサンチドリ
イワカガミなどこのあたりにも群生している。
ミヤマエキンバイ
あっという間に頂上に着いた。阿弥陀池を眼下に眺める。男女岳の頂上は標高1637メートル。
山頂の向こう側にコバイケイソウのランドが見えて、思わず笑みが浮かんで疲れた体を癒してくれる。
もう少し秋田側に行くと田沢湖が見えてくる。
眼下に仙北町も見渡せる。
下山してきた。阿弥陀池で一息してから横岳へ。
横岳の花ロード
1330 まずは横岳分岐点。
ここから馬の背。
馬の背から眺める男岳は猛々しい。
地図を見ると実はこれは小岳と名がついている。カルデラのようだ。
再び大焼砂が見えてきた。
ハクサンシャクナゲが再び。
オノエラン。花を覗き込むとW字型の黄色い模様がある。
ムーミン谷を眺望する。
1338 横岳山頂
こっちに行くと八合目。
再びふわふわ。なんだろう。
いい眺め。
大焼砂で白コマクサ
大焼砂に到着。我らのコマクサがピンクにかわいい。
濃いピンク色のコマクサ。
何度愛でても飽きない。
これほどあたり一面にコマクサが咲くのを見たのは初めてだ。
なんと。足元のすぐそばに、白コマクサ。幸運に恵まれる。
夢中になって撮っていたら、カメラのバッテリーが切れた。スマートフォンでの撮影に切り替える。
とても可憐だ。
かれこれ30分くらい白コマクサに夢中になってすっかりいつも通りの行程になってしまった。あとは下るのみ。
1600 下山。
横岳から笊森山に向かえば千沼ヶ原に向かうのだな。そうすると乳頭山もすぐそこだ。このあたりの山々の位置関係は面白い。
8時スタートだったので合計8時間の登山だった。足は疲れているが、涼しかったので、最後まで足取りは軽かった。
お疲れ様でした。国見温泉に浸かって疲れを癒やします。
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