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DIY経験ゼロだった男が、にわとり小屋を作った話

  去年の11月くらいからニワトリを飼ってみたいと思い始めていた。
というのもケージ飼い9割以上、エサも抗生物質などをたんまり含んだものを食べていると知ったからだ。
自給自足みたいなことに興味があったし、優秀なたんぱく源である卵を産んでくれるにわとりはいいなと思った。

そのためにはまず鶏舎を建てないといけないと思い、いろいろ想像膨らませたり、知識を集め始めた。我が家は山の中でもあるし、害獣対策をしっかりしないといけないというのがわかった。わずかなすきまからでもイタチなどは侵入できるらしい。

獣たちは穴を掘っても入ってくるようで、今年初め頃からまず小屋地下30cm×4辺分を掘り、ブロックを埋める作業を始めた。

こんな感じになった


当初、考えていた完成図はラテイスという木の枠を繋げて作るというものだった。

1枚2000円台

YouTubeで見て、これならギリ自分にもできるのではと感じたからだ。
周りの人の力は極力借りず、やりたいと思った。

 30cm掘り出したわけだが、すぐにめんどくさくなったし、自分だけでは到底できないと感じた。そこでDIY得意なおじや祖父やにわとり飼ってる知り合いに相談してみた。
結果、自分にはできない感覚が強くなったし、自分の案はあまり聞いてもらえてないとも思った。やる気もさらになくなってしまった。誰かに頼りたいや自分のことを肯定してほしい気持ちが強くでていたように思う。

というわけで1週間掘ったあと1、2ヶ月ほぼ休止状態(笑)
提案してもらった方法にのる気になれず、かといって自分の考えを形にしていく力は湧いてこなかった。

その後僅かながらやる気は残っていたので、とりあえず掘って、ブロックを埋めるとこまではしようと再会した。

そんな時、知り合いの倉庫の片付けをしていた際、ミニ野菜ハウスを貰えることになった。
それが4月中ばくらいのこと。

壊れていたし、完成イメージは湧かなかったけど、どうすれば小屋になるのか考え始めてみた。想像を膨らませていたけど、かなり難しく感じ、実際に動くのはめんどくさかった。
気が向けば少しやってみる感じで、すごくゆっくり進めていった。
つまづくとおじさんに相談したり、手伝ってもらった。たくさん技術やアイデアをもっていた。作り始めた頃との大きな違いは自分主体で考えたり、行動していたことだと思う。〇〇をこうしたいんだけど、わからないから教えてくださいという感じ。

徐々に気持ちが高まってきてたので、やれそうなことはやってみようと軽とらを運転してみたり、ドリルドライバーの使い方も知れた。金網をはるのもすき間なくするのは難しかった。

5月終わりごろ

特に屋根や入り口作りなどはたいへんだった(>_<)
主に買ったものは金網くらい(10m5000円くらい)であとはもらった廃材や借りた道具を使ってやった。

「まあちょっとがんばとくか」と心の中でつぶやきながら、じっくり作ってきた。
本当に地味な作業ばかりだった。
そして6月半ば、ついに完成!

バーベキュー網も使って、2重に

止まり木や水飲み、エサ台も自作してみた
水飲みはひっくりかえされないように埋め込んだ。

上手くいかないとこんなこともできないのかといちいちへこむし、できない自分を受け入れるのはたいへんだった。ようやく楽しくなってきたのは8,9割方できた頃。
それでも技術とか以外でも学びが多く、作ってみてよかったと思う。

メスのニワトリを3羽くらい飼おうと考えているので、餌の配合など工夫しながら、おいしい卵を産んでもらえるように頑張っていこうと思います。


コーヒー飲んだり、カレー食べたり、本買ったり心の栄養になることに使わせていただきますー!