テイルズ オブ デスティニー 2 (PS2版)
※本記事は、作品プレイ当時にXへ投稿した文章の転記です
(2022年6月30日)
今日から テイルズ オブ デスティニー 2 (PS2版)
(2022年7月10日)
テイルズ オブ デスティニー 2 はハロルド登場まで。前作デスティニーのクリア時感想で「こういうエピソードも知りたい」と述べていたそれそのものの展開になって歓喜しております。ジューダスの件も、私が2のシナリオに期待していたことの1つでしたし、これは盛り上がらない訳がない :)
考えてみるとテイルズは、ファンタジアでの心残りをなりダンで見せてくれたし、エターニアでの心残りを外伝小説で読ませてくれたし、シナリオ面での掘り下げが非常に充実してますね。RPGを楽しむ上でシナリオに最も重きを置く人間として、とても満足度の高いシリーズだと改めて思うこのごろです :)
(2022年7月16日)
テイルズ オブ デスティニー 2 をクリア。めっきり家族の話に弱くなったので、冒険の始まり方と終わり方が沁みる沁みる…
本作をカイルの成長物語として見ると、アトワイト奪還作戦の一幕と最終局面が最も印象に残りました。アトワイトの件では、仲間と戦略(延いては世界)を天秤にかけられず、両方を取ろうとする青さを見せた(その結果あわや失敗に終わるところだった)カイルが、終盤で再び仲間と世界を天秤にかける責任を負ったときには、両取りという淡い希望にすがることなく決断を下したところに一番の成長を感じました。葛藤を断ち切る最後の一太刀、格好良かったです。
また本作をデスティニーの続編として見ると、やはり天地戦争ならびにジューダスという、前作の2大心残りに触れられていたのが嬉しい展開でした。後悔を少しずつ整理して段々と険が取れていくジューダスを見て心打たれずにいられるだろうか。そして神の眼の破壊にシャルティエが参加したことの感慨深さときたら。フォルトゥナ消滅後もあれだけは史実であって欲しいと願うくらいの名シーンでしたね。いやでも、夢のようなやり直しは夢のように消えてなくなり、過ぎ去ったことは結局変わらなかったからこそ儚くて良かったのかもだけど。
本作で新たに生まれた心残りもあり、その最たるものがハロルドでした。あの傑物はその後、いかにしてミクトランの思想と同調したのだろうか。ハロルドの性格的には全く不可解というほどでもありませんが、子細な経緯や会話の模様はとても気になる。ただ、さすがにここをカバーする外伝は無いか。
バトル成績は戦闘回数1475回でGRADEが2430でした。終盤の戦闘はほとんどがマイナス評価だったので、平均には及ばない成績と予想^o^ ガードが堅い相手の突き崩し方が最後までよく分からなかった…晶術使いの活躍がなかったら世界救えてなかったんじゃないかな^o^
(余談)
今作で描かれた天地戦争がらみのエピソードを踏まえて前作の攻略本を振り返っていたところ「ベルセリオス兄弟」「弟のハロルド」という記述が目に留まりました。メタ視点で見ると当然これは「2の開発に際してキャラ設定が追加された」ということですが、メタ視点で見なければこの攻略本は「史実を正確に知り得ない近代の何者かが著した書物」として読むことができます。シリーズ続編が前作に新しい楽しみ方を与える珍しい例として、これは面白いなと思いました。前作の本編もまたやりたいですね :)
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