刀ステ一挙無料配信 「ジョ伝 三つら星刀語り」感想
はあ。終わってしまった。虚伝初演がうっかり48時間無料配信とかしてくるから、生配信は苦手な自分でも見てみようとか思ってしまったのが運の尽き。今や刀ステ沼にどっぷり浸かってしまいましたよ。
というわけで、バラバラにツイートしてたり、ふせったーに投げてたりした長文を、改めてまとめておきたいと思います。
※ゲームもアニメもミュも何も知らないガチ初心者です
※ほぼ自分のために書いてる感想なので悪しからず
4記事目はジョ伝。
いやあ震えましたね…さすが末満、おのれ末満…(←TRUMPクラスタの鳴き声だと思ってください)
ここからはまさかの目次がつきます。まあ長くなってしまってるのでね。
それでは。
はじめに
末満またやってくれたな!!!!(褒め言葉)
TRUMPでのTRUTH&REVERSEシステム、COCOON月の翳り星ひとつでの2作同時上演でも何なの?(褒ry)って思ってたけど、いやまあこれも2作同時っちゃ同時だけどでも紛れもなく1作品だ…!
2幕始まって最初のうちは、COCOONじゃん、時系列が少し違う世界のことを同じキャストも使って同時にやるんだ、って思ったけど、まさかそれがこうも重なって絡み合ってるとはね…!
ちなみにCOCOONは昼夜公演(平日は1日交替)で三年前と後の話をそれぞれやる、どちらにも出る人物は同じキャストがそのまま務めるっていうなんとも鬼畜な舞台でした。(ところで同一キャスト=同一登場人物といつから錯覚していた????)
もうあそこのこの人は序でこの人は如で、って入り乱れすぎでしょ…
いちいち、あのときの誰は序のときで、とか挙げてたらきりがないのでやりませんけど。
最初の小屋での「何か言ったか?」とか、「えっ?…あーーー、同田貫!」とか、そんなことも伏線なんかい!!!ってほんと恐ろしくなりましたよ…
そしてシアターGロッソ(変身ヒーローの聖地)もびっくりの山姥切ってか荒牧くんの変わり身…一瞬で立ち姿まで切り替えて…あの暗転の一瞬で入れ替わってるわけでしょう。すごすぎる…
いやしかし大河ドラマ「軍師官兵衛」の知識が役に立った。黒田官兵衛は幽閉されていた時期がありその後遺症で足が少し不自由だとか、大河でも関ケ原に乗じて天下取りを狙ったという説を採用していたし(真意はともかく史実は東軍側として九州戦線を展開)、息子にもちょっと当たり強かったり、いろいろつながるところがある。
ジョ伝は2017年末か。2014年の軍師官兵衛を意識した部分もないわけでもないかもしれない。
官兵衛、てっきり憑りつかれてるのかと思ったら、全部自力で遡行軍のことも刀剣男士のことも看破してるってやばくないか。
序では、見つけた刀剣男士たちを、すぐ長政を斬れたはずなのに斬らなかったとか言って信用するとか言ってたけど、全部わかってやってたんじゃん…。
長政様めっちゃ忙しかったね!?序で出てきた場面はほとんど、如での刀剣男士たちにお願いされて動いてくれてたんだね。彼自身が持つ優しさだけではなく、刀剣たちとの共同作業でのいろんな優しさだったんだな、と思うと、なんか、いい話ですね。
さらに言えば、過去長谷部、今の長谷部、長政、の三人の共同戦線と言っても過言ではなかったわけじゃん?なにそれ尊い。
長政様が「生きてさえいれば、また会える」って、長谷部たちを牢から逃がすときだっけ、言ってくれるんだけど、それって黒田家の家訓じゃん…。命を粗末にするな、って(大河ドラマ知識)。それをこんなふうに「また会おう」って約束として使ってくるとは…
序の矢文が母里さんによるものだったり、本当に今回は、刀剣男士たちと長政の共同戦線、感があってよかった。
これまでは個人的に過去の主に出会っても、こんなに共闘することはなかったから…てか本来できないからね。今回は向こうが自力でこっちのことを全部知っちゃってるというレア中のレアケースですから。
人だろうと刀剣男士だろうと、何かを守りたいという気持ちさえあれば、こんなふうに力を合わせることができるんですよ…尊い…これほんと特撮オタクに刺さるやつ、どんな出自でも思いをつなげば一緒に戦えるんですよ…
長政は智将たる父のあるべき姿を、刀剣たちは本来の歴史を。どちらも「元々のもの」を守りたいというのも共通していた。
まあ一方で時間遡行軍も官兵衛と手を組み、弥助を利用してと、向こうもまた人間との共同戦線なのが怖いよね。
同じ思いさえあれば、人間と刀剣男士、また人間と遡行軍、どんな存在であっても、手を組むことができる。いい話でも怖い話でもあるな。
山姥切国広
山姥切は、自分が初期刀だったから流れで近侍になったみたいなこと言ってたけど、その「初期刀である」ということをもっと誇っていいと思うんだよ!ゲームシステムがなんだか知らないけど、あれでしょ、ポケモンで最初に御三家から1匹選ぶみたいなものでしょ。審神者の前に何振りもの刀剣が並べられてて、これだ、と決めた刀剣を手に取る、そんな画を勝手に想像している。そのとき手に取られたこと、それこそがあなたとステ審神者の縁だよ…!
そして序伝の前半、山姥切が案外素直に山伏を兄弟って呼んでたり、これまでよりも笑顔が少し多い気がした。こんなに笑える人だったんだ、って。
てっきり「俺に兄弟なんていない、勝手に呼ぶな」くらい言いそうなものかと思ってたのに。
序伝でのあの敗戦の前は、写しであることをこじらせてはいても、そこまでじゃなかったんだな、ってことか。つまりあの敗戦が本当に大きくのしかかっていたんだということ…あんなにボロボロな山姥切見たの初めてだったもんね…
兄弟と言えば、義伝で山姥切が小夜に「兄たちがつきっきりで面倒を見てくれていた。礼を言うといい」って言ってたのを思い出す。
あなたにはそんな兄弟はいないんですか寂しいよおおって思ってたので、山姥切にもいい兄弟がいてくれてよかったね…!一応、山伏が兄、だよね?
序では官兵衛に秀吉護衛を頼まれてめちゃくちゃ迷った末に山伏に勝手に決められてたけど、
如では長政に力を貸してくれと頼まれて、迷うけど「わかった」と力強く言えてよかった…。ここいい対比でした。
ソハヤの言葉でようやく吹っ切れて、最後に「これは俺の、俺たちの物語だ!」って言ってくれたの感動でした。そうだよ出自じゃなくて、あなた自身が生きる物語があなたそのものになるんだよ…!
自分、元主の特徴をトレースする説を推してるんですが、山姥切の持ち主の中に、えらいひねくれ者がいたりしたんでしょうかね?ソハヤとのあまりの差にびっくりするわ。
外伝見て、いやもう布の人の殺陣やっぱすご、って思ってたんだけど、今回ようやく何がすごいのかわかった。
うまい人の殺陣って、全身が連動してるんですよ。下手な人だと剣を持つ腕だけ振り回してるような感じになってしまうんだけど、彼は全身が常に連動している。
だからなんだろうな、布がずっと乱れないのは。全身の流れができているから、布はただそれについてくる。もちろん手で持って操っているときもあるんだけど、それも攻撃の手の流れの中に組み込まれているんだよね。布さばきも含めて、一つの動きとしてまとまっている。きっと下手な人が扱うと、上半身と下半身がバラバラに動くから、必ず布が上下どちらかの動きを邪魔してしまうんだろうけど、絶対にそうはならない。身体全体で回転するときなんて、ほんとに、布の動きもあいまって、フィギュアスケートのフライングシットスピンみたいだった。綺麗な回転。
そして序と如の殺陣の最大の違いは、布の滞空時間かな、なんて。如ではとにかく布が常にぐるんぐるん動き続けていて、だらんとなってる瞬間がほぼなかった。手数も増えたし、何より動きに無駄がなくなって流れるようになった、っていうことの何よりの証左だと思う。
へし切長谷部
あの衣装のひらひらが常に真っすぐ降りている、背筋が真っすぐ伸びた姿勢の綺麗な殺陣だなあ、と思ってたので、序のときの荒々しさにびっくりした…。こんな人だったっけ、って。ガンガンに前のめりに向かって行ってて。
そのあと元主と会ってからは、そんな声聞いたことないしそんな顔みたことない!ってのばっかりだった(笑)どんだけ好きやねん。そりゃ長政めっちゃいい人だったけど!(笑)ぽーっとしちゃったりめちゃくちゃ笑顔だったり。
いやだってカテコの地声聞くとかなり低めなのに、あの裏返りそうな「ながまささま」はなんだったんだよ(笑)カテコの立ち方が軍人っぽいのが好き。
主、と言われて長政ではなく信長のことを想起するなど、長政のことは「忘れた」と言い張ってたけど、結局忘れるどころか大好きだったんじゃん。
たぶんだけど、長谷部は、長政様のことが好きすぎるから、忘れようとしたんじゃないか。
長政様LOVEすぎて、その気持ちが、今の任務に影響を及ぼすほどに強すぎるから、わざと無理して忘れようとしてるんじゃないかと。
だって、主命を果たしたい、という思いもまた嘘のない長谷部の気持ち、自身のポリシーだろうから。今の主に全力で尽くしたいから、好きすぎる元主を忘れようと努力してるんじゃないだろうか。
長政のことを、(信長が下げ渡したって話で)直臣でもないやつ、って言ってたのも同じく、弊害が出るほどに好きすぎるから、わざとそんなふうに言うのかな、と。
一緒に死ぬことができるならついていきたかった、でもできないから忘れることにした、って言ってたし、そういうことなんでしょう。
長谷部は、忠義の心を官兵衛から、汚れ仕事でも平気でやる心を長政から貰ったのでは?官兵衛はなんだかんだ、いっぺん秀吉をしっかり天下人にしようとしてたし、長政がしようとしてたのは親に反逆する、下手したら親殺しという大罪なわけでしょう。
直接の持ち主でなくても、思いを強くこめた人からは影響を受けるのは、小夜で実証済み(実際は浪人の持ち物だったけどその前に持っていた研ぎ師の思いをトレースした)
刀剣自身がその人を主と認めるかどうか、だと自分は思ってる。小夜にとって主はきっと浪人ではなく研ぎ師でしょう。長谷部は官兵衛のこともご隠居様と呼んで慕ってたからたぶんそういうことかと。
自ら「へし切」と名乗ったの感動した…!「圧(お)し斬る!」とも。きっと大好きな元主が「へし切」と呼んでくれて、「へし切の御刀」って言ってたからだね。そのエピソードを、元主はさげすむどころか、大事にしてくれてる、ってのを知ってのことでしょう。よかったねえ。これまでにこんな元主とのハッピーエンドなかったもんね…!
骨喰藤四郎
映画とキャスト違うのに、全く同じ雰囲気をまとうのすごくないですか…?え?今日もキャスト違うって?私をTRUMP沼に叩き落とした三津谷亮なんですか!?死ぬわ(予言)。あの儚みを、「末満演出のみっちゃん」で表現するのか…しんど…。
そしてあなたは何者なんですか。秀吉を見て、まだ顕現していない三日月のイメージを見ているし、顕現したばかりの三日月からいきなりお守りを託されるし(これに関してはまず三日月がなんなんだって話ですが)。そしてなんで「山姥切を頼む」なんだよ。山伏に向かって直接「死ぬな」ではなく。って考えるとやっぱり、山姥切を強くしたい三日月とグル?ってなるんだよな。
そう、映画でも確か、骨喰に三日月が何かのアイテムを託して、その命を受けた骨喰はみんなに隠れて単独行動…という場面があった。詳細忘れちゃったのでこちらも見返したいんだけど、なんなの、三日月が骨喰を使って何かたくらんでる、って刀剣乱舞共通の何かなの?記憶がないと言いつつ、三日月をどこか慕うようにも見えるし…
三日月からは、足利の宝剣として共に並んでいた仲、と言われてはいたけど…。
長谷部に向かって、その主との思い出を、記憶を守るんだ、って言ってたけど、本当にそうよね。
自分、虚伝の宗三のセリフ「(本能寺の歴史を改変しては)彼らが生きた証さえも、否むことになるのです」ってセリフがめっちゃ好きで。
そうなんだよ、山姥切のことにしてもだけど、生きたその歴史こそがその人になるんだよね。いい思い出も悪い思い出も、人も刀も関係なく。
だから、それがない骨喰にしてみれば、あるだけで嬉しいことなんだよね。どんな歴史であっても、ないよりはあるほうがいい。
ところで骨喰の記憶がない理由は、明暦の大火で焼けたから。
一方、鶴丸もまた記憶が薄いって言ってたけど、それは、あちこち渡り歩いてきたから。
うーん、このへんの設定はどうなってるんだろうか。
カテコで北川くんが「(僕たちを、だっけ)忘れないでください」って言ったとき、客席からため息が聞こえた気がした。記憶のないあなたにそれを言われたらもう…。
小夜左文字
おかえりーーー!!もはや親の気分ですねここまで見続けると。極ってみんな脱ぐものかと思ってて(注:このときはまだ極と脱ぐやつが違うのだということがわかってなかった)、でも小夜ちゃんにはそういうの求めてないんだよな、って思ってたので、あのもふもふで安心しました。かわいい。パワフルで殺意に満ちた殺陣ももちろん健在。滑り込んであの片膝立ちになれるのがすごいよな…。
納谷くんが「皆様が刀ステに注いでくれた愛情で極になれました(荒牧くんの翻訳込み)」って言ったの尊すぎん?
山伏国広
「全てを笑い飛ばせるほど強くなりたい」ってすごいな。強くなりたいと願う刀剣男士たちはこれまでもたくさん描かれてきたけど、強いとはどういうことなのか、自分にとっての理想の強さをこんなにもはっきりと口に出せてるのがすごい。
義伝はなんかみんな多かれ少なかれ病んでてしんどかったけど、今回は病んでる山姥切や長谷部と、この山伏とかソハヤとかの落差がすごくて眩暈がしそうだった…
折られてしまうとき、仁王立ちのまま攻撃受けてて、弁慶じゃん、と思ったよね。
最後のスクワットは、軽すぎて意味ないのでは?(笑)
同田貫正国
中の人知らないと思ってたら、仮面ライダードライブにゲスト出演してたの思い出しました。戦闘狂なのに黒田の陣で食事いただいたあとごちそうさんって言ってるところかわいかったです。
あと序でぼろぼろなのに向かっていく山姥切を止めたり、倒れる骨喰を受け止めたりと案外かいがいしい。戦うことを至上命題とするからこそ、余計な情念に惑わされず、今そのときの判断ができる人なのかもしれない。その場その場で、私情などない戦闘要員としての最適解にすぐにたどり着ける人。
序で山姥切に放った「お前の自尊心やいじけた劣等感のために戦うんじゃない、戦うために戦うんだ!」(うろ覚え)これめちゃくちゃかっこよかったなあ。戦闘狂ではあっても脳筋ではないんだよね。ちゃんと戦うことを考えてる。
日本号
この人は映画とはまたちょっと解釈の違う日本号で面白かった!仲のいい博多がいるかいないかでちょっと雰囲気変わるのかも。映画の日本号は一歩引いたところから見守ってる系飲んだくれお兄ちゃんだったけど、こちらの日本号はみんなと同じ目線になってくれる系飲んだくれお兄ちゃんでした。
ソハヤノツルキ
「写しから始まったっていいじゃねえか。問題はそのあと。お前の物語を作るんだ!それが生きた証になる」
このセリフに尽きる。そうだよそれだよ!!!さっき骨喰のところでも書いたけど、そう、生きた物語こそがその人になるんだよ…!
俺の霊力がとか言ってたけど、あなた自身も霊刀なんですね?
博多藤四郎
身体表現もさることながら、声がすごかった。声優さんのようにずっと安定してトーンの変わらない演技声。最後に付喪神刀が破壊されたとき、舞い散る破片に手を出してたのがかわいかった。
これまで見てきた刀剣がみんな出自に病んでたから、この子も商人の出であることを気にしたりするのかな、とか思ってたら、気にするどころかむしろ誇ってて笑った。あまりにも光属性。その前向きな姿勢も商人からトレースしたんでしょうかね。
キャストネタ、というかTRUMPネタ
(わかる方だけ…)
官兵衛の山浦徹さんに向かって遡行軍がひざまずくとき、いやクラウスじゃん、って思ったよね。怖い。だって傍に控えてる弥助の日南田くんってダミアンストーンじゃん?山浦さんの隣にかしずく日南田くん、あったかもしれないTRUMP世界じゃん…
日南田くんはこのジョ伝の年の夏にダミアンやってたのか。白塗りにしたり焼いたり大変な人だ…
初心者だてらに考察を試みるの巻。
あくまでこのジョ伝までの考察、です。
慈伝まで見ての考察はまた別記事になっておりますのでよろしくお願いします。
・時間軸について
もうね、こういうタイムループとかパラレルワールド系はね、特撮オタクの底力の見せ所ですよ。
如で過去の自分たちを見たときの「他の本丸の刀剣と見間違えるはずがない」発言から、他の本丸の刀剣男士と遭遇する可能性はある。
しかし逆に、普段は同じ場所に再度遠征しても、時間軸がずれるから、過去の自分たちと会うことはない、と言う。
つまり刀ステ内の世界観は、
◎無数の本丸、無数の時間軸が存在しており、それぞれの本丸がそれぞれいろんな時間軸に刀剣男士を派遣している。
A本丸からもB本丸からも、α時間軸にもβ時間軸にも行くことができる、みたいな感じ。
それぞれの本丸もどこかの時間軸の2205年以降2210年くらい(ゲームプレイ年数によって誤差アリ)にあるはずだけど、必ずしも自分がいる時間軸だけを管理しているのではなく、様々な時間軸を、並行時間軸に存在するたくさんの審神者たちと共同で管理しているイメージ。
(一つの時間軸に審神者は一人なのか複数なのかは不明。時の政府がうんちゃらって話から、複数いてもおかしくはない)
◎ただし、ある本丸からある時間軸に行けるのは一度限り?A本丸が一度α時間軸に行ったらもう一度αに行くことはできない。
通常は敗北すると歴史改変がなされてしまうのはこのため。だから序の山姥切も頑なに撤退を拒んだ。
しかし他の本丸の刀剣男士たちがなんとかしてくれる可能性はある。小田原に何も起きなかった件についても、最初はこうなのではないかと山伏とかは思ってたみたいだし。
しかし今回は、普段とは違い、過去の自分たちと会ってしまった。
そして義伝で示されたループの可能性…あとタグで見かけた、虚伝初演と再演のセリフの違い(ブラッシュアップの範疇を越えている?)などから察するに、
ステ本丸は、ループの中にあり、【ある特定の時間軸の中に閉じ込められている】のでは???
・時空の異変
時空の異変は虚伝からずっと起こっていた。
虚伝では時間遡行軍が異常に強くなっている。そのことを主は、敵が何度も侵攻を繰り返して経験値を積んでいるのではないかと思っている、とこのジョ伝で語られる。
義伝では黒甲冑が関ケ原ループを引き起こしていた。かつ、いろんな方の考察をネタバレしない程度に薄目で読むと、かなり歴史改変がされている可能性がある。ex:伊達政宗は信長に会ったことないのでは、忠興とそんな早くから仲良いのおかしい、小十郎長生きしすぎでは(演出の範疇かもしれないが)、など
実家にある日本史用語集持ってくるんだったぜ!!大河ドラマは皆勤でもセンター日本史60点台じゃ戦えねえんじゃ!!
・正史の手掛かり
虚伝では燭台切などから「歴史史料」という言葉が聞かれたので、審神者や2205年政府が正史としているのは、現代の歴史家たちと同じような手法で史料をもとにしているとわかる。
一方今回は山伏の口から「歴史勉強会」という単語があった。
刀剣たちは自身が経験した歴史の記憶しか持ってないから、守るためには勉強会しててもなんらおかしくはないのだが、前述の歴史改変の可能性を鑑みると、誰かが恣意的な歴史を教え込んでいる可能性も排除できない…。
もっとも序の時点ではめちゃくちゃ怪しい三日月は顕現していないため、山伏が勉強したのはまともな歴史だと思いたいが。
燭台切の発言はおそらく、「歴史勉強会で出てきた史料」という意味なんだと思う。そうだよねきっと。
・三人の口上の不思議
これまで三日月は「刀剣乱舞 さあ、始めよう」と言っていた。終わるときは「またいつぞや、始めよう」。
今回は、序は山姥切がソハヤに語ってきかせる体のもので、前口上は「それで、どうするんだ」主に語りかけているような感じ。
如は長谷部による主への報告だったので(だから丁寧語だったのね)「それで何をすればいいんです」だっけ。何を斬れば、だったかな、そんな感じ。
…考えすぎかもしれないけど、三日月だけが妙に主体的なのが気になるんだよね。まるで、主の命令などなくても、自分で何かを始める力を持っているかのようで。三日月の全て疑うマンとなってしまった…
(注:今ならわかる、三日月は、終わりなど来ない、絶対にまた始まるとわかっているから……)
あと出陣の儀がなかった。まあ今回はストーリー上ずっと戦ってたってのもあるけど、あれは三日月がいないと発生しない、とかではないよね?
・本丸内時系列整理
序 小田原での山姥切の敗北 小田原合戦への遡行経路は閉じられる
(長谷部が近侍になる)
(三日月が顕現、近侍になる)
虚 本能寺 山姥切が再び近侍になる 不動顕現 弥助はここで生き残る
外 小田原合戦前夜 鈴の音に山姥切、小夜、長谷部が惑わされる
義 伊達政宗が小田原に参陣するところから始まる 関ケ原ループ 小夜は修行に出る
如 小田原合戦終盤、和睦交渉中 遡行軍の気配を察知した審神者が経路の封鎖を解く 再び小田原へ 過去の自分たちを救う 小夜帰還 黒田親子には自分たちのことを口外せぬよう念を押す
・骨喰に関する謎
骨喰は山姥切にも敬語を使われていた。なぜ?
彼らの上下関係って、顕現順は関係なく、刀剣が打たれた順が少し関係あって(平安じじい組とか)、あとは刀派と各刀剣の性格にのみ依存するものだと思ってたんだけどな。まあばみちゃんも鎌倉時代らしいのでそういうことなのか?
まさか、三日月に近いもの=何かの企みを持ったものだから、とかじゃないよな。だって山姥切、三日月に対してはタメ語だしね。うん。考えすぎ。
・ステ審神者何考えてんだ
虚伝から一貫して、わざと元主のところに送り込んで試練を与えてる気がする。義伝に至っては、戦うためじゃなくて政宗の最期を見せるためだけに出陣させたし。
でも、そう、試練を与えて刀剣男士たちを強くしたいと思ってる人がいるんですよね…三日月…あんた何者なんだ?
あと、序で敗北したのになんで経路を閉じてしまった?まさか、彼らが如でなんとかしてくれるのを信じて経路を閉じた=本丸の未来が見えている?いやいやいや、さすがに、ねえ。
…………はい。若干かすってる考察もありますね。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
よろしければ次の記事にもおつきあいください。