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自分がベットする場所を決める!
「2020年6月30日にまたここで会おう」瀧本哲史 (7/6まで全文公開中)
2019年に夭逝した瀧本さんが、2012年6月30日に10代20代を集めて「君たちの力で世の中を変えよ」と檄を飛ばした〝伝説の東大講義〟。
それから8年後、再結集を約束した「2020年6月30日」その日に、講義をYoutube Liveで再現したイベントがあったので視聴。
お会いしたことはないけど、書籍や記事を読んで面白い方なんだろうなーと思っていましたが、Youtube Liveを視聴してますます好きになりました。
突出した知性を、自分のためではなく周りの人たちのために、現在よりも将来のために、惜しみなく使った人だったんだろうなー。ありがたい。
以下、私の気づきと、今後の行動指針にしようと思った点を。
【気づき】
▶この社会の基本ルールは、資本主義、自由主義、民主主義の3つ。
・資本主義:正解が分からないから色々やってみて市場が判断する社会。
・自由主義:みんなが好きに活動できることが前提の社会。
・民主主義:社会のルールをみんなが自分たちで決める社会。
⇒ 香港のニュースで憤りを感じるのは、これらのルールが脅かされているからなんだろうなー。
▶パラダイムシフトとは世代交代。
⇒ これまでの慣習を変えたいときは、若者が老人を追いやって一気に変革するのではなく、時間をかければ必ず世代交代は進むから、焦らなくても(自分が力を注ぐポイントをよく考えれば)いいんだろうなー。
▶交渉の力は偉大。
相互依存の世界(現代)では、特に弱者にとって交渉が重要。
交渉は「言ったもん勝ち」ではなく「聞いたもん勝ち」。
相手の立場を分析することが交渉の基本になる。
情報を集めて相手を理解し、相手の利害について想像した後、いかに相手側の利害に沿って提案できるか、で成否が決まる。
価値提案を考える時は、一般論ではなく個別具体性が重要。
交渉で陥りやすいミスのパターンがいくつかあるので知っておきたい。
・アンカリングの罠(争点をずらしただけの見せかけの妥協)
・間違った条件提示
・分析不足
・譲歩の失敗
⇒ やりたいことを実現するための交渉、もっと学びたいなー。
▶信頼できる仲間と目的のためにつながれ。
結局、自分が正しいと思うことを試してみるしかない。
正解はだれにもわからないので、失敗は織り込んでおく。
多様性を認める寛容さが才能を集める(仲間を増やしていく)。
みんなで仲間を支援しよう。
見えない結社(誰がトップかわからないけど、ハブとなる人が数名いる有機的なつながりの活動)によって、民主的に世界を変えることができる。
⇒ 5年10年会や超企業が目指す世界観と非常に近いなー。
▶滝本さんが投資をする判断基準。
事業がうまくいかなくても誰かがこの会社を買収したいと思う会社にしか投資しないようにしている。
具体的には「テーマ」と「メンバー」を見ている。
やっていることがユニークで、それを実現できる人がいる組織かどうか。
⇒ 投資家の目線、聞けて良かったー。そういう組織応援したくなるー。
▶実はアイディアに価値はない。
アイディアに価値があるのではなく、それを行動実行できるメンバーにこそ価値がある。
アイディアをしゃべったらパクられるかもしれない、という懸念は不要。
圧倒的な実行スピードと動機(やる理由)があると競合は入ってこれない。
「波に乗るためには、波が来る前から海辺にいなければいけない。あなたにはその覚悟があるのか?」
人生(その人にしかないようなユニークな経験や挫折や知識など)は絶対に盗めない。
特殊なバックグラウンドや能力を持つ者同士が結び付けば、絶対に真似できない強い組織になる。
⇒ 行動力、実装力、大事なんだなー。もっと私もがんばろー。
【行動指針】
▶滝本哲史さんの書籍、もっと読む。
まずは「武器としての交渉思考」を購入する。(済)
▶1週間に5分間、「いま自分がベットする(リソースを最大限活用するべき)場所はどこか?」というテーマで、一人でブレストする時間をグーグルカレンダーに登録する。(済)
なにはともあれ、瀧本さんの人間としての魅力(優しさ溢れる途方もない天才)を感じられる素敵なイベントでした。感謝。
以上。
初めてnote書いた。これまでエバーノートに書いている読書ノートも、今後 noteに移行してみようかなー。