【日記】2022/04/13 自己のアイデンティティとは
今週は高校の新年度一週目の授業。どのクラスも初顔合わせになります。
今日水曜日は2・3・5・6時間目と合計4クラスの受け持ちだったのですが、私は何者なのかという自己紹介をしつつ、果たして自分のアイデンティティとは何なのか?を考えていました。
元々、私の専門は電気や通信、電波などです。そして20代は紆余曲折が一杯あり、流れ流れて落ち着いた(いや、まだ「落ち着」いちゃいないか)のが今の立ち位置です。4クラス、それぞれ微妙に内容を変えながら(意図した訳ではなく、話の流れや時間の関係でそうなりました)話をしましたが、そこで思ったのが「いったい私のアイデンティティは何なのか」。
最近は色々と自信喪失気味の私。いや、自信なんてそもそも無かった…などと考えながら、結局思い立ったのは「罪滅ぼし」。
以前にも書いたと思いますが…いや、見返したら書いてなかった。
私は20代半ばまで、「勘違い野郎」でした。これは育った環境のせいだと今なら断言できますが、当時はそれが当たり前だったので、他人から見た自分は自己中心的で狡くて嫌な勘違い野郎でした。散々他人に迷惑を掛けたり、あまつさえ他人を騙して詐欺的な行為を働いたことすらあります。でも、それは「気付かない方が悪い」と嘯いていた過去の汚点があります。
それは実は人の道に反している行為で、それを是とした環境で育ってきた自分は間違っていた、自分は誤った常識を植え付けられていたと気付いた時の、あの天地がひっくり返るような、あるいは雷に打たれるような思いは経験しないと分からないかと思います。
その後、交通事故で九死に一生を得た私は、残りの人生を「それまでに働いた悪事の罪滅ぼしのために生きなさい」と言われたんだと感じました。そう、21年前のその事故が新たな自分の出発点だったのだと思います。今日は仕事をしながら、改めて私のアイデンティティは「罪滅ぼしのため、人に佳いことを尽くしなさい」だと思い起こさせられた次第です。
その辺りの話は、実は先月頭に母が急死した直後にNOTEの一記事として書いたのですが、表に出せる状態にはならないまま下書きに保存しています。いつしか、纏まった形で表に出さなければいけないのだろうな、と思いつつ、今はまだ…。
明日も仕事。頑張ります。
冒頭の写真は、つい先日とある里山のふちで見つけたキクザキイチゲの花。
以上。