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お金のこと考えるのがこわい人が多すぎる
会社勤めでよく出てくるのが、年収1000万円というキーワード。
ちょっとしたマジックワードですよね。
そしてそれを一つのベンチマークにしている人は多いと思います。
でも、実際に「じゃあ、どうやって?」と聞かれたときに、具体的な計画を持っている人はどれくらいて、実際にそれに向けた行動をしているの人はどれくらいいるのだろう、と考えると結構少ないのではないかと思います。
そもそも、日本だと(主語が大きくなってしまいますが)お金の話をすること自体に抵抗がある人が多い気がします。(とはいえ、今はSNSで年商〇〇万円などインターネットビジネス関連、水商売、動画配信関連の人が結構お金の話をするようにはなったと思います)
そして、お金を稼ぐことを漠然と怖がっている人もいる印象を受けます。世の中的にも、お金の話を公の場でするのは「はしたない」「卑しい」とされがち。
自分のリアルな年収の話なんて、友人ともしませんよね?家族くらい?あとは転職エージェント。
でもこれがひとたび日本を出ると結構変わります。シンガポールではタクシーの運転手が初対面で普通に聞いてくる。「お前、ここの家賃いくらだ?」「仕事はなにをしている?いくらもらっているのか?」など平気で聞いてきます。
最初は驚いたけれど、これって結局「稼ぐことは恥ずかしくない」「お金を持っていることも使うことも、むしろいいことだ」という価値観が根付いているからだと思います。
特に中華系はその傾向が強いと思います。
日本の「お金の話をするのはタブー」という雰囲気とは、まるで正反対。
でも、お金を稼ぐこと自体が悪いわけじゃないし、それを堂々と話せることが、結局は収入を上げる第一歩なんじゃないかと思います。
かくいう私も昔は、年収1000万円をめざしていました。といっても大学3年で妊娠して、専業主婦をしてから時給900円で働いていたので、まともな仕事についたのは30歳の時。
当時は月給25万円からスタートしたので、そもそも年収1000万円なんて夢のまた夢。なので、最初は当時の心のバイブル、勝間和代さんの「インディペンデントでいこう」という本にあった年収600万円を目指していました。
それでも、年収600万円は遠すぎ。
今でも覚えているのは、色々仕事やキャリアの相談をしている人と年収600万円のはなしになったときのこと。
年収600万円ということは、ボーナスなしなら月給50万円は必要。当時は月給が30万円くらいで、勤めていた会社では月給を3万円上げるのに6年くらいかかる計算でしたw ひどすぎ!
「年収600万って、どうやったらなると思う?月50万円って、どんな仕事をどこでやったらそれがもらえるの?」
こう聞かれて完全に思考停止に。
月に給料を26万円も上げるなんて無理無理無理!と、一瞬でシャットダウンしてしまい、リアルに半泣きになったのを覚えています。
ホント、今考えると恥ずかしい。
でもこの時は、私はお金の話をリアルに考えたことがなかったんですよね。
ただの数字として年収1000万円や年収600万円にあこがれており、それの意味や、自分がどれくらいの価値を生み出して、どんなふうに収入を増やせるのか、まったく考えていなかったのです。
そのとき気づいたのは、私はお金のことを考えるのが怖かったんだ ということ。
「これくらい稼ぎたい」と言いながら、実際に数字を見て、どうすればそれが可能なのかを考えることを避けていた。
でも、こんな状態では、絶対に稼げるようになりません。
女性だと特にこの思考停止状態になる人は多い気がします。
「お金のことを考えるのは下品」とか、「お金の話をする女性は嫌われる」とか、無意識に刷り込まれている。でも、それを持っている限り、絶対に収入は上がらないし、稼げない。
だからこそ、
最初にやるべきことは、お金をリアルに考えて解像度を上げること。
なぜ年収1000万円ほしいのか?
実際は月いくら必要?
そのためには、今の収入をどう増やす?
具体的にどんな手段がある?
月83万円もらえる仕事ってどういう仕事?
こうやって、目標の数字を分解して、現実的に落とし込むことが第一歩。それができて初めて、「じゃあどうやって稼ぐ?」という話ができるようになる。
よくある、「お金のブロックを外そう♡」とかではなく、まず数字を見ろ。これです。
「まずは、自分のしんどいと思う金額を神社のお賽銭としてあげて、お金のブロックを外そう!1万円をお賽銭ワーク♡」みたいな話はありますが、そんなことより、とにかく数字を見て解像度を上げろ、と言いたい。
つまり、
まずは現実を知ること。自分の理想と現実の差を数字で確認すること。それができれば、自然と「じゃあどうすればいい?」と考えるようになる。
何も考えずに「1000万円欲しい」と言っているうちは、1000万円は一生手に入らないと思います。
あと、こわいだけでなく本気で欲しくない、というのはあると思います。リアルに手段を選ばないなら1000万円を手に入れる方法はいくらでもあります。
もし「年収1000万円を目指したい!」と思いながら、具体的な行動を起こせていないなら、まずは、お金の話をすることやお金のことを考えること。に対する抵抗をなくすことから始めるといいんじゃないかなと思います。
そして、この記事は本当におすすめです。
今月最後の記事です。年収が高い人と低い人の間には明確に違いがあります。それは学歴や能力よりもっと重大なことです。
— 金沢 容 (@kanazawa_you) January 31, 2025
どうして普通の人は”たかだか”年収1,000万円を超えないのか?|金沢 容 @kanazawa_you #note https://t.co/yiEGHjS2Zk
海外生活や子育てで悩んでハゲそうになりながらも、毎日をストレスなく過ごすコツを模索しています。そんな日々のリアルな話はこちらのメンバーシップ、<ハゲ散らかしnote>をぜひ覗いてみてください。毎月、シンガポールのスタバのラテ1杯分です。
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