喫茶店バイトが選ぶ!喫茶店に行った時にしない方がいいことTOP10
ごきよ!前回の記事からあまり時間が経っていませんが、本格的に冬が始まったのかここ数日は上着が手放せないほど寒い日が続いています。こういう時期には温かいコーヒーが嬉しいですよね。
突然ですが、皆さんはなにかアルバイトをされていますか?私はこう見えて春から大阪府某所の喫茶店でアルバイトをしています。
そこで今回は、喫茶店のホールスタッフ視点で「お客様にこれをされたら困るな」「これはやめて欲しいな」と感じたことをランキング形式で率直に紹介してみたいと思います。
先に言っておきますが、ここで「来店」などという野暮なアルバイトあるあるを書くつもりはありません。お客様は神様とまでは言いませんが、せっかくお店に来てくださるのですから、全てのお客様には感謝の心でもって接客をするよう心がけています。その上で、これをされると実は困るんだけどなぁということがいくつかあるため、列挙させていただく次第です。それでは、早速ランキングを見てみましょう。
第10位 サイズの違うお皿を重ねる
早速、好意でやってしまいがちなことがランクインです。食後に大きいお皿の上に小さいお皿を重ねておけば、お店の人も運びやすいかなぁと思ってしまいますよね。
私の働く店では、お皿をサイズごとにカウンターに重ねて置いてキッチンスタッフの人に食洗機にかけてもらう方式をとっています。そのため、お皿を他のお皿の上に重ねて底が汚れるとカウンターを汚してしまう場合があります。
ただ、逆に言うとサイズごとに重ねている以上同じサイズのお皿は重ねてもらっても構いません。あくまで一番下に置くお皿の底が汚れていたら困る、というだけで、洗う時の手間自体はほとんど変わりません。これは恐らく、食器を手洗いしている店でも同じだと思います。
第9位 案内される前に席に座る
これはお店の形式にもよりますが、基本的にやめた方が無難です。
座席の管理(2人がけと4人がけ等)の意味もありますが、1番はスタッフにとって座席を案内することは接客のスタートラインだということが挙げられます。初めにお客様を案内して、そこからお水を出したり注文を伺ったりするわけです。ですから、知らない間に座席に座られると見逃してしまう場合があります。スタッフもお客様も気まずくなるので、座る際は案内を待つか「ここ座っていいですか?」というアピールをする方が吉です。
第8位 閉店時間ギリギリまで居座る
喫茶店に関わらず、飲食店あるあるかもしれません。個人的にはかなり論争になりそうな話かも?という思いもあります。
お店を利用する人にとって、閉店時間が店を利用出来るタイムリミットと考えるのは自然なことかと思いますが、スタッフにとっては全てのお客様が帰ってようやく出来る作業(主に、店内清掃の類)があるわけです。そのため、スタッフとしてはお客様が閉店時間より前に帰ってくださり、閉店時間までには清掃も終わるというのが理想的な流れです。
しかしながら、喫茶店はのんびり寛いだり楽しくおしゃべりをしたりする場という意味合いがあるのも事実。お客様視点では閉店時間までのんびりするのも自然なことですよね。あるある度が高いため、8位にランクインしましたが、必ずしもやめておくべき、ということではない気もします。(ただ、閉店間際にスタッフの人が食器を集めだしたらそろそろ帰って欲しいのかな?と気持ちを汲んでもらえるとすごくありがたいです。)
第7位 決闘
店内での決闘も、やめて欲しいことの一つです。
幸い今まで遭遇したことはありませんが、もし店内で決闘をされると他のお客さんに迷惑がかかり、場合によっては危険が及ぶ場合があります。他のお客様の安全が確保できない、というのはスタッフにとってどうしても敏感になってしまうところです。
また、決闘は「明治二十二年法律第三十四号(決闘罪ニ関スル件)」によって禁じられているため、店内で決闘をされるお客様がいた場合、スタッフが通報し、警察への対応を行わなければなりません。他の業務に支障が出る場合もあるので、やめて欲しいです。
第6位 カバディ
店内でのカバディもここでランクイン。
先程の決闘のように他のお客様の迷惑になることもそうですし、店内の備品を壊してしまう可能性もあります。
また、決闘は個人競技のため、見ているお客様も当人同士の問題なのかなと思われるでしょうが、カバディはチーム競技のため、他のお客様に「もしかしてここって、これが常態化しているキショい店なのかな」と思われてしまう可能性があります。そうなってしまうと、そのお客様はもう二度と来店してくれないでしょう。やめてください。
第5位 飯盒炊飯
意外かもしれませんが、店内での飯盒炊飯もスタッフ視点ではやめて欲しいことの一つです。
店内で飯盒炊飯をされると、飛び散った水分や蒸気で他のお客様にやけどを負わせてしまう可能性があります。また、店内の火災報知器が反応した場合お客様に避難して頂く必要があり、近隣のお店にも迷惑がかかります。
さらに、ビルや商業施設に所属するテナントのお店では、火の元の扱いに不備があれば管理会社から罰金や営業停止といった処分を受けることも。うっかりやってしまわないよう、気をつけてくださいね。
第4位 ボーリング調査
飲食店でやめて欲しいことの代表格、ボーリング調査が第4位にランクインです。
その唯一にして最大の理由が、店内の床に穴を空けられたら困るということです。飲食店は家の外だから何をしてもいいと思っている人、たまに居ますよね。自分の家の床に穴を空けられたらどんな気持ちになりますか?と聞きたいです。
また、テナントのお店では喫茶店の地下に別のお店がある場合もあります。他のお店のお客様にまで迷惑をかけ、怪我をさせてしまう可能性もあるわけです。絶対にやめて欲しい行為です。
第3位 建国
ついにトップスリーに突入です。第3位はずばり、建国。
お店の土地はあくまでお店や賃貸ならオーナー、管理会社のものですから、お店の中で建国をされるお客様がいるとやはり「ちょっと待ってよ」ということになります。
こちらとしても武力の行使は本望ではありませんから、むやみな争いは避けた方が賢明だと思いますよ。
第2位 自由民権運動
ここに来て自由民権運動が2位にランクインです。これに関しては予想だにしなかった人も多いのではないでしょうか。
今まで挙がったもののように周りのお客様に迷惑がかかったり店が風評被害を受けたりということもありますが、1番には日本はもう既に民主主義国家なので自由民権運動をやったってしょうがないということがあります。やったってしょうがないことは、公共の場でやらない方がいいですよね。
それでも現在の日本の政治に不満があるという場合は、国民が皆バカだから選挙で訳の分からない奴を選んでしまったという可能性があります。これはむしろ日本が民主主義国家であることの証左に他ならないですから、甘んじて受け入れるしかないですよね。
第1位 2024パリ五輪
栄えある第1位は2024パリ五輪です。
カバディのところでもお話したように、店内でのスポーツは他のお客様に迷惑がかかったり店内の備品を壊してしまったりという問題があります。
また、それに加えて喫茶店ではオリンピックをするに足る観客の収容数やスポーツ用設備を有していないことがほとんどです。男子バスケットボールを例にあげると、観客動員数は平均で21,711人にもなるそうです。これは私の働いている店の収容数の約278倍にものぼります。また、今回話題になった柔道団体戦用のルーレットなども私の働いている店ではまだ導入されていませんでした。2024パリ五輪は、パリで行うのが無難かと思います。
喫茶店でしない方がいいことランキング、いかがだったでしょうか?お店の迷惑と知らず、ついついやってしまっているということもあったかと思います。
また、飲食店でアルバイトをしている人で「これも迷惑だと思います!」という意見がある方は是非コメント欄に書き込んでいっていただければ幸いです。
それでは皆さん、ごきげんよう。