東京メトロの公開価格決定、配当利回り3.3%で注目の的に!
東京メトロが新規株式公開(IPO)に向け、売り出し価格を仮条件上限の1200円に決定しました。この記事では、東京メトロのIPOについて、重要なポイントをまとめて解説します。
売り出し価格は仮条件上限の1200円に決定
東京メトロの売り出し価格は、仮条件(1100円~1200円)の上限である1200円に決まりました。これにより、売り出し総額は約3500億円、時価総額は約7000億円となり、過去6年間で最大のIPOになる見込みです。
国内外で旺盛な需要
個人投資家や機関投資家からの強い需要があり、国内向けは売り出し株数を満たし、海外分については機関投資家から数倍の需要を集めました。この高い需要が売り出し価格を押し上げたと言えるでしょう。
配当利回りは3.3%で高水準
東京メトロは、1株当たり40円の配当金を計画しており、売り出し価格1200円で計算すると、配当利回りは3.3%となります。これは、他の鉄道会社であるJR西日本(2.6%)やJR九州(2.2%)を上回る、非常に高い水準です。
政府と東京都の保有比率が半減
東京メトロの株式は現在、政府が53.42%、東京都が46.58%を保有していますが、IPO後にはそれぞれの保有比率が半減します。売却による資金は、東日本大震災復興債の償還に充てられる予定です。
主幹事証券会社と引受証券会社
今回のIPOでは、ジョイント・グローバル・コーディネーターを野村証券、みずほ証券、ゴールドマン・サックス証券が担当。国内売り出しでは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券も加わり、総勢34社が引受証券会社として関与します。
まとめ
東京メトロのIPOは、旺盛な需要と高い配当利回りが魅力です。国内外からの注目が集まっており、過去最大級のIPOとなる見通しです。今後の株価動向に注目しましょう。
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