見出し画像

株式投資初心者が押さえておきたい用語20選


はじめに

株式を購入し始めたとき、「何となく理解できているようで、実はよくわからない…」と思う瞬間はありませんか?専門的な用語が飛び交う中で、自分が何をどう判断すればいいのか戸惑うことも多いはずです。でも安心してください。最初は誰でもそう感じるものです。

この記事では、株式投資を始めたばかりのあなたがまず押さえておきたい重要な20の用語を、わかりやすく整理して紹介します。これを理解することで、取引をよりスムーズに進め、リスクを管理しつつ、自信を持って投資を楽しめるようになるでしょう。さあ、次のステップへ進むための基礎知識を一緒に学んでいきましょう!

取引に関する用語

1. 成行注文(なりゆきちゅうもん)

成行注文は、市場価格で即座に有価証券を購入・売却する注文方法です。価格にこだわらず、早く取引を成立させたい場合に使用されますが、希望価格と異なる価格で約定することもあります。

2. 指値注文(さしねちゅうもん)

指値注文は、投資家が自ら設定した価格で取引を行う注文方法です。「この価格まで下がったら買う」「この価格になったら売る」といった具体的な価格を指定します。約定まで時間がかかることもありますが、価格をコントロールできるのが特徴です。

3. 逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)

逆指値注文は、設定した価格に達した場合に自動的に成行注文を出す方法です。価格が一定以上に下落した時点で自動的に売却することで、損失を最小限に抑えるために使用されます。

4. ナンピン買い

ナンピン買いは、株価が下落したときにさらに株を買い増すことで、平均取得価格を引き下げる取引手法です。リスクを下げる可能性がありますが、さらに下落するリスクも伴います。

5. ロスカット

ロスカットとは、損失が一定の水準に達した時点で有価証券を売却して損失を確定させることです。大きな損失を回避するために、あらかじめ決めておくと安心です。

6. 信用取引

信用取引は、自分の資金以上の取引を行う手法で、証券会社から資金や株を借りて行います。大きなリターンが期待できますが、損失もその分大きくなるリスクがあります。

7. 空売り

空売りは、株価が下がると予想した時に、その株を保有せずに売る取引手法です。株価が下落したときに買い戻すことで利益を得ますが、予想が外れた場合は大きな損失を被るリスクがあります。

8. ストップ高/ストップ安

株価が急激に変動した場合、取引が一時的に停止されることがあります。これを「ストップ高」(株価上昇)や「ストップ安」(株価下落)と呼び、極端な価格変動を防ぐために設定されています。


ファンダメンタルズ分析に関する用語

9. PER(株価収益率)

PERは、株価がその企業の利益に対してどれだけ割高かを示す指標です。一般的に、PERが低いほど割安と判断されることが多いですが、業界ごとに基準が異なるので注意が必要です。

10. PBR(株価純資産倍率)

PBRは、企業の株価が純資産に対してどれほどの価値があるかを示す指標です。PBRが1倍を下回る場合、株価は純資産に対して割安とされることが多いですが、資産の質も考慮する必要があります。

11. ROE(自己資本利益率)

ROEは、企業が株主から集めた資本をどれだけ効率的に活用して利益を上げているかを示す指標です。高いROEは、企業が効率よく利益を生み出していると評価されます。

12. ROA(総資産利益率)

ROAは、企業が保有する総資産をどれだけ効率よく活用して利益を生み出しているかを示す指標です。ROAが高い企業は、資産を効率よく運用していると判断されます。

13. EPS(一株当たり利益)

EPSは、企業がどれだけの利益を一株当たりに稼いでいるかを示す指標です。EPSが高い企業は、利益をしっかりと上げており、投資対象として魅力的です。

14. 配当利回り

配当利回りは、企業が支払う配当金と株価の比率を示します。配当利回りが高い企業は、株主に対して多くの配当金を支払っていることを意味しますが、必ずしも業績が良いわけではないので、注意が必要です。

15. 自己資本比率

自己資本比率は、企業がどれだけ自社資金(自己資本)で事業を運営しているかを示す指標です。自己資本比率が高いほど、企業の財務状況が健全と判断される傾向にあります。

16. 配当性向

配当性向は、企業が得た利益のうち、どれだけを株主に配当金として支払っているかを示す指標です。配当性向が高い企業は株主還元を重視していると言えますが、過度な配当は企業の成長を阻害する場合もあります。


リスク管理に関する用語

17. ボラティリティ

ボラティリティは、株価の変動幅を示す指標です。値動きが大きいほど、ボラティリティが高いとされます。ボラティリティの高い銘柄はリスクも大きいですが、リターンのチャンスも高まります。

18. リスクプレミアム

リスクプレミアムとは、リスクの高い投資対象に対して、追加で求められるリターンのことです。リスクが高いほどリスクプレミアムが大きくなり、リターンも高くなります。

19. ドローダウン

ドローダウンは、投資の価値がピークからどれだけ下落したかを示す指標です。大きなドローダウンが発生すると、投資家にとって回復が難しい状況になることもあります。

20. リバランス

リバランスとは、投資ポートフォリオの資産配分を定期的に見直し、元のバランスに戻すことです。リスク管理を行いながら、ポートフォリオを健全に保つための重要な手法です。


まとめ

取引、ファンダメンタルズ分析、そしてリスク管理に関する用語は、投資を成功させるための基礎となります。これらの用語を理解することで、より自信を持って取引を行い、戦略的な投資判断ができるようになるはずです。しっかり学んで、リスクを抑えつつリターンを狙っていきましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?