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お疲れなので全てサボって手紙を書く

どこかの次元の彩果さんへ

お元気ですか?
ごはん、ちゃんと食べてますか?
ちゃんと寝てますか?

最近の私は、まぁまぁ色んな事をしています。
店の大きなイベントで、派手に呑むお客様2組が隣どうしの卓になり、
映画『億男』の冒頭シーンかな?と思いながら卓のお世話をしておりました。
高価なお酒、派手なシャンパン、ヌーブラで遊び始める叔父様方、良い子には聞かせられない替え歌カラオケ・・・、カオスです。
人様のカオスを覗くのは至福。失礼、性格の悪さが露呈してしまいましたね。

私は同じ過ちを繰り返す生き物のようで、つい先日まで、カムバック地獄!な案件に振り回されておりました。
1年くらい前に辞めた会社。勤めていた末期頃、ヒトの労力に敬意を払えない、というのか、差し出された『仕事』の裏側の労力を軽んじる人間達に、私は潰されました。
本人はその時に学習したと思っていたのですが、甘かったようです。
1年も経たずして、再び似たような状況を作り出してしまいました。
ですが、今回はさすがに学びました。

いいですか、彩果さん?
あなた自身が変わらなければ、あなたの周りに引き寄せられる方々の性質は変わりません。
あなたが自身の時間を安売りしようとすれば、その周りには、あなたの時間を安く買い叩こうとする方々が集まります。
この場合の安売りとは、『私なんて』『私ごときじゃ』という思いから、たとえ相手が『おんぶに抱っこ』状態で雑に仕事を丸投げしてきたとしても、『こんな役立たずな私の事を、使って頂けて光栄です』と思ってしまうことです。

そんなあなたには、キンキンに冷えた湧水を、頭上からぶっかけて差し上げます。

まずもってあなたは高価です。
これまでの人生、どれだけの壁を超えてきた?どれだけの経験を積んできた?
どれだけの決断をしてきた?どんな人たちに出会ってきた?どんな事を学んできた?どれだけの人を大切にしようとしてきた?
きっと、あなたと全く同じ道を進んで、全く同じ価値観を育んできた人は、この世界に一人たりとも居ないハズ。
だからあなたは唯一無二の存在です。一つしかないのですから、めちゃくちゃ高価です。この世に存在する桁では表記しきれないくらいには高価です。
それを安く見積もって使い捨てにしようとするなんて・・・。
あなたの目は義眼ですか!?

今後、あなたを安く買おうとしてくる方がいらしたら、キッパリとこう言うのですよ。『私にはお受けできません、他をあたってください。』と。

そして、あなたの時間は、あなたが『力になりたい』『面白そう』『喜ばせたい』と思う方々に売ってくださいね。

最後になりますが、下心がある方々の言葉のクセを発見したので伝授します。
「あなたは素晴らしい人だ。」
「あなたは大切な友達だから。」
「〇〇ちゃんは、今回の旅行、楽しめた?」
そんな言葉を伝えてくる方々にはお気をつけください。
ポイントは、主語が『あなた』になっていること。

思い返してみてください、見返りを求めずに接してくる方々の言葉達を。
「(私が)この店ずっと来たかったから、今日は付き合ってくれてありがとうね。」
「私、〇〇さんのそういうところ、大好きです。」
「(私が)いいよって言ってるじゃん。」
どれも主語が『わたし』なんです。

P.S
ストレスが限界だったのかもしれないけれど、
毒抜きに付き合ってくれた方の帽子を、無許可でテーブルに叩きつけるのは、良くないですよ。
それと、いくら気心の知れた先輩だったとしても、別件の怒りの吐口にして、おしぼりで頭を引っ叩いてはいけません。
反省なさい!


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