コーヒーの科学
みなさんは、コーヒーをいつ、どのように飲んでいますか?実は、コーヒーの飲み方、タイミングを変えることで驚くほど効果を発揮します。今回の記事でコーヒーに対する認識を変えてもらえたら幸いです。
もともとコーヒーは薬として飲まれていた?
今では多くの人々がコーヒーを習慣的に飲んでいますが、昔は、イスラムの修道者の間で秘薬として飲まれていたそうです。もちろん当時は、科学的証拠は確認されていなかったが現在は科学的に証明されてコーヒーを用いたダイエットも存在しています。
コーヒーはなぜ体に良いの?
コーヒーを飲むことによって得られる効果は信じられないほどたくさんあります。コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールやカフェインが豊富に含まれており、それらの成分が健康に良い影響をもたらしているからです。
クロロゲン酸の効果
コーヒーの苦味や香り、茶色の元となる成分こそがクロロゲン酸で、抗酸化作用、高腫瘍作用、抗炎症作用、糖尿病予防などがあるとされている。
クロロゲン酸の効果には大きく3つの働きがある。
1 アミラーゼの働きを抑制する作用がある。アミラーゼは体内に入った炭水化物をブドウ糖に分解する酵素で、ブドウ糖の吸収を抑制できれば体重や血糖値をコントロールが可能になる。
2 脂肪分解酵素(すいリパーゼ)の活動を抑制する作用がある。
食事で脂肪を摂取すると、膵臓からすいリパーゼという消化酵素が分泌される。このすいリパーゼは脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解し、これらが小腸粘膜の細胞から吸収されると再び脂肪となり、リンパ管を通って皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積される。また、クロロゲン酸はミトコンドリア内に脂肪を取り込むを促進させ脂肪を燃焼させる機能も持っている。ここまできたらもう最強(笑)
3 抗酸化作用によりメラニン色素の生成を抑制させている。クロロゲン酸はポリフェノールの一部で日本人はポリフェノールの全体摂取量の47%をコーヒーから摂取していた。
酸素は体内に入ると1〜2%が活性酸素に変化して細胞を傷つけている。これにより老化を防いでいる。
最近では、グリーンコーヒー豆のサプリメントが話題になって良いる。
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カフェインの効果
覚醒作用や興奮作用、血管拡大作用、利尿作用がある。カフェインの効き目は個人によって大きく異なり多量摂取には注意が必要である。
ドリップコーヒーやインスタントコーヒーよりも缶コーヒーの方がカフェインの含有量が多い。これらの効果は広く知られている。実際にみなさんも効果を感じているだろう。
コーヒーダイエット
最近はコーヒーダイエットが注目を集めている。
ダイエット方法
1ブラックコーヒーを用いること。クロロゲン酸やカフェインがより含まれているため。
2 食前に飲む。血糖値の急上昇予防のため。
3 運動前に飲む。体内脂肪を燃焼し、運動後のエネルギー消費量が増加するため。(入浴前でも良い。)
このダイエット法は大きなメリットがあるがデメリットもある。
1 空腹時に飲みすぎると胃酸の分泌が促進され胃を荒らしてしまうことも。
2 タンニンが含まれているため鉄分の吸収を阻害する作用もある。
3 飲みすぎるとカフェイン中毒になる可能性もある。1日3杯程度にする。
(補足)
コーヒーは昼寝の前に飲むと起きた後の集中力が向上する。カフェインが脳に行き渡るのには20分程度かかるから20分後に起きると脳がスッキリしている。
まとめ
みなさん、どうでしたか?コーヒーにがこんなに多くの効果があることに驚いたことでしょう!これをおきにコーヒーを習慣にして人生をより良いものにして行こう!(飲み過ぎには注意)
今回の参考文献
コーヒーの歴史 the history of coffee
歴史の研Q所
コーヒーの秘密 主婦の友社