通信障害
これは、どの通信事業者とか関係なく、
インターネット網とつなぐためのかなめとなるNTTロゴの入った機器。
契約等によりタイプが違いますが、今回はONUについてお話します。
簡単にONU(Optical Netowork Unitの略)とは?
ということですが、日本語で言うと
光回線の終端装置。
そういわれてもピンとこないと思いますが、
この機器は、光ファイバーから来た光信号をパソコンなどで認識できる
デジタル信号に変換したり、デジタル信号を光信号に変換をしています。
また、この機器により、NTT回線の契約状況の確認等も行います。
まぁ、ざっくり言うとこんな感じです。
プロバイダーなどと抱き合わせで光を契約された方は、
大体この機器のみで、ルーターなどは自分で用意するケースが
多いと思います。
通信事業者(Softbank、au、DoCoMoなど)との契約の場合、
BBユニットなどという専用ルーターがあると思います。
これがなくても通信は可能ですが、いやらしいことに、
各事業者、このルーターがないと高速通信ができない設定にしてます。
(専用の設定項目があるのだと思います)
また、Bフレッツ以外の契約の場合、障害が起きても、
直接NTTに問い合わせをしても対応してもらえません。
必ず、契約事業者へ障害対応をしていただいて、
初めてNTTの工事業者が動いてくれます。
ただ、障害が起こっても、NTTは故障専門で24時間受け付けしてくれる
窓口がありますが、他の事業者によっては無いところもあります。
そのため、障害復旧も遅かったり、
障害情報もなかなか手に入れることができません。
もし、障害の原因を問い合わせをした際に、
「NTTに問題あり」的な回答が返ってきた際は、
まず確認してもらいたいのがONUです。
この機器のランプが通常通り点灯していれば、
NTTの障害の確率はほぼありません。
その逆に、事業者から提供されたルーターは正常なのに
通信ができない場合もあります。
その場合は、NTTの管理範囲の障害の可能性が高いです。
大体そういう場合、ONUのランプがいつもと違うはずです。
通信できない場合は、大体「光回線」と「認証」が消えているはずです。
これは、宅内の光ケーブル、光コンセント、電柱からの光ケーブル、
電柱での接続点、そしてNTTの収容局内での何かしらのトラブル
といくつかの問題が考えられます。
実際、私の回線も、時折通信できない状況になり、
ONUの実時間をおいて再起動すると復旧するという
不可解な状況が起こってました。
事業者経由で問い合わせを行ったところ、検査をしていただいた結果、
収容局内のシステムで不具合が発生していたことがわかったので、
収容局内の機器を再起動していただきましたが、
宅内へ引き込んでるケーブルでも測定したところ、
信号レベルが許容範囲よりも低い値が出たため、
コネクターの交換をしていただき、現在は安定してます。
ただ、本当にそれが原因だったかは、まだはっきりしてません。
というのも、対応していただいた際は問題なく接続できていたからです。
このことから分かったのは、開通及び移設などをした際は、必ずインターネットを使う本人が立ち会い、接続完了後必ず工事業者が返る前に疎通確認をパソコンなどで行うということです。
施工業者の方でも、光の信号地と疎通確認はしますが、これは、あくまでも、NTTの規格に当てはまっているかと、フレット回線上での確認なので、この時点で問題ないからと言って絶対ではありません。
また、Bフレッツとしての契約ではない他の通信事業者での契約の場合、NTTはONUから先の接続に関しては、接続はもちろん、試験等は行いません(規約が変わっていれば別ですが、以前はそうでした)
そのため、必ずつながるかを確認する必要があります。
ですので、出来る限り実際の使用環境を開通前に設置しておいて、
その環境でPINGやスピードテストなどを行い実際の環境下での
疎通確認を行うようにしてください。
ここで接続ができない場合、事業者から提供された
専用ルーターの確認若しくは、
個人で所有されているルーターに設定をして接続されている場合は、
設定をもう一度確認してください。
工事業者にもよりますが、ここで接続が取れない場合、
出来る範囲で対応してくれる方もおられますので、
一度相談してみるのも手だと思います。
もし無理だった場合は、即座に契約事業者に相談してみるほかありません。
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