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カジュアル面談でエンジニアから良く聞かれる質問に、お答えしました[2023/11 更新]

こんにちは。
primeNumberCTOの鈴木です。

primeNumberはエンジニアを積極採用中でして、私自身もカジュアル面談に出席する機会が増えてきました。カジュアル面談前には「事前アンケート」を実施して、当日お聞きになりたいことを予め伺っています。
エンジニアの方からよく頂く質問への回答集を作成しましたので、ぜひ参考にしてみてください。



プロダクト(TROCCO®)のこと

■TROCCO®ってそもそも何でしょうか?

データ分析基盤の総合支援SaaSです。ETL(Extract Transform Load)機能をはじめ、データマネジメントに必要な機能を複数備えています。エンジニアの右腕となり、企業がデータを素早く・正しく・効率よく活用できるよう支援します。

<わかりやすくサービスを紹介している記事>


■今後のプロダクトの展望を教えてください

データマネジメントにおけるプラットフォーマーを目指しています。

攻めのデータ活用をするには、ただデータを蓄積するだけでなくデータを「マネジメント」することが必要です。そしてデータマネジメントをするには、ETLだけではなく多くの専門的な分野が必要となります。TROCCO®は、データマネジメントにおいてケイパビリティを広げ、データエンジニアの右腕を目指します。

また、改めて TROCCO® が目指す先を定義する「プロダクトビジョン策定」が全社で行われました。(2023/11)
プロダクトビジョンについては、カジュアル面談でお話しましょう。

■TROCCO®の強みを教えてください

・日本のコネクターが多い
・ETLだけでなくデータマネジメント全般の課題にフォーカスしているので、ケイパビリティが高い
・エンジニア出身で構成される、カスタマーサクセスエンジニアのサポートが手厚い
・学習コストが低い。
・素早く安全にデータ活用を始めることが出来る。

■海外展開はどの程度本気なんですか?

英語版 TROCCO®はリリース済、海外展開のチームがあるほど本気です。
実際に展開する国名については、カジュアル面談でお話しましょう。
いくつかの国でのテストマーケが終わり、実際に拡販していくタイミングです。それに合わせた開発も急ピッチで進んでいます。

技術のこと

■データエンジニアリングの経験は必須ですか?

必要ありません。ドメインがたまたまデータエンジニアリングというだけで、ソフトウェアで顧客課題を解決するというアプローチは一般的なWebの開発と同じです。

■技術スタックは何を使用していますか?

下記を使用しています。
Ruby on Rails/React/TypeScript/Java/Kubernetes/Embulk

■組織として、プロダクトの品質にどのように取り組んでいますか?

QAの取り組み:
QAチームとしては、下記の3点に取り組んでいます。詳細はSpeaker Deckで公開している内容をご確認ください。

1: リリース前のステージング動作確認
2: TROCCO®を使ったTROCCO®のデータ品質検証
3: 開発・動作確認チェックリスト

テスト:
また、テストも当然しっかりと書かれています。
フロントエンドのテストはあまり書けていないので課題でしたが、テスト文化を作りました(2023/11)。詳細は次のスライドをご覧ください。

インシデント対応:
問題が発生した際に、迅速に対応に当たるための仕組みも整備しています。


■組織として、技術選定やアーキテクチャ選定にはどのように取り組んでいますか?

機能開発や技術負債の解消に対する技術選定などはボトムアップで取り組んでいます。一方、より長期を見据えたアーキテクチャ刷新などには取り組めていません。長期を見据えた大規模なアーキテクチャ改修のご経験がある方などに、是非チームに加わっていただきたいと考えています。

■Railsを使用している背景、またRailsに対するスタンス(今後も積極的に活用していきたい、長期的には置き換えていきたい等)については聞きたい

初期の頃、小回りが利く・スピード感を持って開発できるという理由からRailsを採用しました。現時点で他言語への切り替えは検討していませんが、プロダクトの規模が大きくなり必要があれば検討します。

■デプロイ頻度はどのくらいですか?

休日の前日を除いて、毎日デプロイしています。

■技術的負債はどのあたりでしょうか?

大規模・複雑に膨れ上がったコードベースです。
認知コストが大きいことで追加開発や改修を行う際にも影響範囲が大きくなってしまい、必要以上に開発に時間がかかってしまったり途中入社者がキャッチアップが難しいという課題があります。

直近では、技術/組織改善を専門で行う「イネーブリングチーム」が新設されました。
イネーブリングチームは、他開発チームが目標を最速で達成するための技術改善を行うことをミッションにしています。

開発体制のこと

■開発フローの流れを教えてください。

要望〜リリースまでの開発フローは次の図のとおりです。

開発フロー

フローからいくつかピックアップし、詳細を説明します。

要望・課題抽出:

「顧客、社内要望」と「プロダクトビジョン・ビジネス戦略」の2つから開発テーマが決定されます。
TROCCO®のセールス/CSチームは顧客と良い関係性を気づけており、そこから具体的な要望・課題を多くいただくことが出来るのが開発チームの強みです。

開発テーマ決定:
課題のサイズにより、異なります。
・小規模 → バックログ定例で判断
 ・CS、PdM、エンジニアで毎週集まり、課題の理解と優先度判断を行っています。
・大規模 → ロードマップ見直し
 ・セールス、CS、PdM、エンジニアで月1で集まり、ロードマップの見直しを行っています。

合同レビュー会:
開発中・リリース済みの内容を開発者自ら社内向けにデモする会です。
全社員が参加可能で、なるべく早い段階で動くものへのフィードバックをもらうのが目的です。

合同レビュー会で開発者がデモしている様子

■開発フロー(Issueが立ってリリースされるまで)の流れを教えてください。

現在はスクラム開発を導入しているので、スプリントのはじめにどのタスクに取り組むかをPdMを含むチーム全体で議論します。
実装が完了したタスクはチーム内でコードレビューされマージされます。
リリース前にステージング環境でQAチームによる動作検証が行われ、本番環境にリリースされます。

■コードレビューはどのような体制で行われていますでしょうか。

基本的には各チーム内でレビューするようにしています。場合によっては他チームのメンバーに詳しい人がいる場合があるので、チームを超えた依頼も発生します。

■開発効率を上げるような仕組みは何かありますでしょうか。

これまでは一人ひとりが自分のタスクと向き合い開発するスタイルでしたが、2022/11月からチームでスクラム開発にチャレンジしています。
チームの改善を重視するメンバーが多く、日々プロセスの改善を通し安定的なスループットを実現しています。

また、開発効率を上げることを目的として「イネーブリングチーム」が2023/11に新設されました。

■新しい技術やツールを導入するときはどのようなプロセスを経て検討していますか?

もし何か新しい技術・ツールを使用したい場合は、社員が自らチームに提案し、全員で議論して決定します。発案者が最後まで責任をもって議論をリードし、利用するかどうか全員の意見を取りまとめて進めることが多いです。
CTOに決裁権があるので基本チーム内で決定に至れますが、他のチームに影響がある技術であればチームを超えて相談することになります。

■新機能開発はどのようなフローで進められているか?

POがプロダクト全体の戦略を検討し、どんな機能を開発していくかの大枠を決めます。
その上で、PdMやデザイナー、テクニカルライターと共にソフトウェアエンジニアが要件定義・仕様策定をディスカッションしながら開発を進めます。
(出社したときには全員で席に集まって話す光景がprimeNumber名物です)

■タスクの割り当てはどのようにしていますか?やりたいと言ったら任せてもらえるのでしょうか?

現在はスクラム開発を導入しているので、スプリントのはじめにどのタスクに取り組むかをPdMを含むチーム全体で議論します。その場で手を上げていただければやりたいタスクに取り組むことができます。

■フロントエンドとバックエンドなど領域分けずにフルスタックで関われますか?

はい、分けずに開発しています。
幅広くやれた方が楽しいという声と、エンジニアのキャリアにとっても良いと考えているのでチームは分けていません。

会社・組織のこと

■どんなメンバーがいますか?

ミドル〜シニアレンジのエンジニアが中心です。過去の在籍企業はGunosy、リブセンス、Yahoo!、VOYAGE GROUPなどです。

■2024年度には大幅に社員を増やす旨が記載されていますが、(技術)組織の急拡大は非常に難しい問題だと思います。その難しい問題に、どのように取り組む方針でしょうか?

エンジニア採用は本当に難しく、正直課題に感じています。
現在もそうですが、エンジニアメンバー全員でカジュアル面談やスカウト文面の添削など、採用チームとタッグを組みながら日々改善に取り組んでいます!

また、エンジニアにフォーカスして採用広報にも注力し、予算を費やして取り組む方針です。
エンジニア向けのプロダクトだからこそできること、他社にはない魅力をしっかりと情報発信し、採用成功に向けてがんばっています。

■会社として「営業」という言葉の使用を控えている背景には、どのような考え方がありますか?

弊社では、ただモノを売るだけではなく「お客様の成功に貢献するチーム」として、営業の組織を「カスタマーサクセス本部」と呼んでいます。
primeNumberの大事にする価値観「8 Elements」のなかでも、「価値を返す」というキーワードはお客様と対峙する上で大事にしており、職種の呼称にも影響を与えています。

■開発チームはどんな雰囲気ですか?

まずみんな口をそろえて言うのは、TROCCO®が好き。というTROCCO®愛ですかね。
これは開発チームに限らず、全社的に言えることです。

あとは、外部の方によく言われるのは、年齢関係なくフラットに意見が言い合えるチームですね、ということです。何事も議論しながら進める文化は根付いています。

毎週金曜日の定例MTGでは、全員で「今週のありがとう」を持ち寄って配信しています。

その他(キャリア・やりがい・働き方等)

■primeNumberのエンジニアとして参画した場合にどのようなスキルをつけることができますか?

-データエンジニアリングの知識
-ユーザー視点を持って企画などの上流工程からプロダクトに携わるスキル
-膨大なデータを扱う、負荷のかかるサービスの開発スキル
-機能をどのように実現するか、実装すべきか考えるスキル(参考にできる前例が少ないため)

■採用資料に裁量権が大きいと記載がありますが具体的にどのような裁量権がありますか?

エンジニア向けプロダクトだからこそ、ユーザーに立場が近いエンジニアの声や目線は大事にされる文化があります。なので、POやPdMが決めた仕様に対して開発していくだけでなく、何を作るのか考えることから携わることができます。

■業務の中でやりがいを感じるのはどのような時でしょうか?

CSやSNSを通して、お客様から喜んでいただけたりお褒めの言葉をいただけることが多く、そういう瞬間はとてもやりがいに感じます。

特に、エンジニアはサービスを作る立場・職種でもあるので、よりサービスに対する目線が高いユーザー様が多いように感じます。同じエンジニアに褒めていただけるのはとてもうれしいです。

■どのような人を求めているのでしょうか?また、一緒に働きたいと思う人はどのような人ですか?

・ユーザーに価値を返す・価値を提供したい気持ちで仕事できる人
→自分が使いたい技術を優先するよりも、ユーザーが何を求めているか?どうしたら喜んでいただけるか?を大事にできる方。

・改善意識が高く、自発的に仕事を生み出せる人
→指示されたことだけをやるのではなく、自らチームやプロダクトの課題を見つけて改善のアクションを起こし、より良くしていく意識を持てる方。

・チームで仕事がしたい人
→TROCCO®の開発チームではMTGはそんなに多くないものの、サクっと集まって仕様について議論することが多いです。また、開発チーム内だけでなく他チームとの関わりも多いので、周囲と協業するのが好きな方にはぴったりです。

・primeNumberが大事にする8 Elementsに共感できる方
→すべて当てはまる必要はなく、考え方に共感いただければうれしいです。

■リモートの制度を詳しく教えてください。

リモートは、週に2回まで利用可能です。
週のはじめと週の終わりは必ず出社と決まっていますので、月と金は出社です。
(例:月曜日が祝日の場合は火曜出社)
エンジニアは大体出社日を合わせることが多く、月水金で出社してるメンバーが多いです。
対面でのコミュニケーションで解決する問題もまだまだ多く、オフラインの場を一定重視している文化の会社です。

また、制限はありますがフルリモートの制度もあり、遠方に住んでいるエンジニアが2名います。

フルリモート適用条件:
①正社員として1年以上の就業経験またはそれに相当する経験を有する者
②恒常的にリモート勤務を行っても業務効率の低下を招かないと会社が判断した者
③通勤に片道2時間以上かかる者

遠方にお住まいの方でも、ご興味があれば是非ご相談ください。

■実際、フレックスはどれくらい活用できますか?

弊社では11時~16時がコアタイムです。
9時前に出社して早く帰るメンバーも入れば、11時に出社するメンバーも多くいます。

有休も1時間単位で取得可能なので、働く時間や場所はかなり自由度が高いです。

■その他どんな制度がありますか

  • ビール・お水・お菓子無料

    • つねにお菓子ボックスに大量にお菓子があるので、困りません。
      ビールはアサヒ・キリン・サッポロの3メーカー取り揃えています笑
      お水はいろはすのペットボトルが自由に飲めます

  • 資格取得支援制度
    1つの資格に対して1回に限り会社負担(上限5万円)

  • 業務関連書籍購入補助

    • システムから購入したい本を申請します。
      特に数の制限はありませんが、過去購入したことのある本を避けるようにしています。
      また、読みまわしできるように紙面での購入をおねがいしています。

  • ジム費用補助(上限1万円/月)

  • PC、モニタ、キーボードは好きなものを支給

    • エンジニアリング従事者向け

■社内で交流はありますか

すべて自由参加ですが、月に一回の全社懇親会や、数名で社内のバーカウンターで飲み会を行うこともあります。年に一回の設立記念日には、ゴルフコンペにいく組、ゴルフしない組は社内でゲームパーティ(スプラトゥーンやマリオテニス)等を行いました。

また、slack上に「#club_●●」というチャンネルがたくさんあり、趣味が合うチャンネルに自由に入って交流することは可能です。

上記、全く参加しない社員もいるのでウェットな関わりが苦手な人は気が向いたときだけで問題ありません。

■選考フローを教えてください

書類選考

カジュアル面談(任意/オンライン)

WEB技術テスト(コーディングテスト、基礎技術クイズ)

一次面接(オンライン)

二次面接(ワークサンプルテスト/対面)

最終面接(役員面接/対面)

※状況に応じて、変更の可能性もあります

ここまで、過去の面談内でよく聞かれた質問に回答してみましたが、いかがでしたか?
primeNumberの中の様子が少しでも伝わればうれしいです。
もし追加で知りたいことがあれば、ぜひカジュアル面談にお申し込みください!


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