座波ファッションブランドをつくります。
こんにちはーブラジル人のケニアです。皆さまいかがお過ごしでしょうかーー今日のnoteもいつもの感じかなーと思いました?のんのん!今日はご報告です!では早速いってみましょう!
で、座波ってそもそも何者?
Twitterをフォローしてくださってる方ならなんとなくアパレルの業界で生産管理って仕事や衣装の制作をしてる人なんだなーと認識いただけているかと思いますが、改めて自己紹介させていただきます。
私はブラジル、サンパウロ生まれ、幼少期に父の仕事の都合で日本へ来ましたブラジル人です。日本で育ち、服飾専門学校を卒業しアパレル会社入社、営業、企画デザイナー、生産管理を経て、フリーになってから企業やブランドのサンプル縫製、アーティスト衣装制作、CM、PV等の衣装もつくらせていただきました。
そして今年、新たな挑戦をしようと思いブランドをつくりました。ブランド名は「kenia marilia」(ケニアマリリア)
新しいブランドを作って何をしたいのか
和服の新しいスタンダードを作りたいと思っています。まずは着物の生地を使って洋服を作ります。
ではなぜ着物に注目したのか、日本には今、約50兆円の着物が眠っていると言われています「世界から愛されている着物という民族衣装と文化が、これだけ眠っているなんてこんな惜しいことがあるのか」と思い、たんすに眠っている着物を現代の「衣食住」の”衣”に呼び戻したいと思いました。
着物を着ることが難しいならせめて身にまとうことをしたい、今オフィスに着物は着ていけないところが大半ですし満員電車で着物も難しい、自転車を漕ぐのにも着物では少々難を感じます。「着物を着たい気持ちを日常で少しでもかなえたい。」現代の生活において平日着物を着ることが難しい中、着物をもっと日常の延長線上に。そして日々触れることで着物を着るきっかけになればと思いました。
なぜ新しい和服のスタンダードを作りたいのか
伝統産業、文化の継続、進展を守るために必要なのは新しい「需要」と新しい「文化構築」だと思うからです。そして日本国内にとどまらず着物を世界に届け、発展をさせることはこのブランドのミッションでもあります。
常に時代は変化し続けていて文化も同様、変化をしていきますその証拠に今十二単を普段着で着ている人はいません、けれども自国の民族衣装を現代普段着で着ているのは先進国の中では日本だけなのです、それもあらゆる環境の変化で産業も変化を迫らています。守る部分は守り継承しながら新しい価値、需要を構築していかなければならないと思っています。わたしが言うのはおこがましくもありますが、今日までこの国の文化に育ててもらい教えてもらいなによりわたしを受容してくださった皆様になにかお返しすることができたらと思っています。
本当は日本人でないわたしが他国の文化に触れることにはずっとずっと葛藤と悩みがありました、これを書いてる今も少しまだ震えてます。けれど何年も何年もこの文化を愛する気持ちは一度も変わることがありませんでした。いつか時が経ってあのとき始めておけばよかったという後悔だけはしたくないと思い、そして「今より早い時はない」という言葉の後押しもあり挑戦することを決めました。
まだよちよち歩きの小さな小さなブランドですが、ここから世界を目指しますのでどうか応援のほどよろしくお願い申し上げます。