ジョードプルで泊まって素敵だったゲストハウス

ジョードプルは、インドのラージャスターン州に属する街で、ブルーシティの愛称で呼ばれています。
ブルーシティと呼ばれる理由は、街の建物の多くが青色に塗られているためです。（実際行ってみると、そこまで青々とはしていないような…）

この街で泊まったのが、The Arch Boutique Homestay（ジ・アーチ・ブティック ホームステイ）です。古い邸宅を改築した、雰囲気満点のホテルで、ルーフトップからお城が見えるロケーション、アットホームで親切なスタッフ、リーズナブルな宿泊料金で満足度はかなり高かったです。ただ、古い建物のため階段が急で、バリアフリー対応では無いので自分で荷物を運べる人向きかも。

The Arch Boutique Homestay

ジョードプルの街は道がかなり入り組んでいて、迷路みたい。狭くてくねくねした道を通り抜けると…

伝統的な建屋をリノベしたゲストハウス。エントランスのアーチや、壁の透かし彫りがとても良いです◎何を隠そう、私はリノベという言葉に弱い。リノベマンション、リノベカフェ、リノベホテル…なんだかそれだけでおしゃれ。笑

このホテルのすぐ横に、美しい階段井戸がありました！水もきれいで、近所の若者が泳いでた。何の種類か分からないけれど、謎の古代魚のようなお魚もたくさんいました。とっても雰囲気ある！

ルーフトップからは、ジョードプル随一の観光地であるメヘラーンガル砦が一望！このルーフトップは、このゲストハウスのイチオシ。
そして、家々のルーフトップをちょろちょろとリスがジャンプ！ジョードプル、いいかも…

我々の泊まったお部屋がこちらです。広めのワンルームで、内装はかなりビンテージ感！でもエアコンはガンガンに効きますし、バスルームのシャワーはお湯も出ました。窓が木なので、閉めちゃうと真っ暗。（ガラスがないので）

お部屋のドアも雰囲気があって、中世のお城みたい…

階段はちょっとこわいかも。他のお部屋も参考に見せてもらいましたが、雰囲気あって素敵でしたよ。とってもおしゃれにしてあって、オーナーのセンスの良さがうかがえる。（オーナー自らレセプションに座っていますが、親切で清潔感のある若い男性で、好感が持てました。）このオーナーもほんとに良くて、私たちが通りがかるたびに気さくに話しかけてくれるし、食事するのにおすすめのお店や、逆におすすめしないお店なんかも教えてくれた。次の街へのアクセスも、相談させてもらいました。

ルーフトップは、本格的なお食事はできないんだけど、飲み物と軽食くらいなら頼めば作ってくれました。（一応メニューはある。でも注文できないものが多い。）

メヘラーンガル砦

Google Mapsの経路によると、我々が宿泊していたThe Archからお城までは、徒歩10分と出ていたので、「10分なら歩こっか！」と、意気揚々と向かった私たち。ところが、えげつない坂道、入り組んだ路地のため、とても10分では着かない…（まぁ普通の人なら、お城がかなり上の方にあるということに気が付くと思うんだけどｗ、テクノロジーに依存してしまっている私たちは、まんまと歩いてしまった。）
リスの写真を撮って疲れを誤魔化す私。

激しい坂を登って、ようやくたどり着いたお城…徒歩で来ている人なんて、誰もいなかった…
ここで私は熱中症気味になってしまったので、しばらくベンチで休憩していたのですが、地元の若者たちに取り囲まれ、集合写真に納まる。疲れてボロボロだったので、やめてほしかった…（インドの田舎の方の人は、外国人と一緒に写真を撮りたがる性癖がある。おもしろいので、私はいつも笑顔で応じている。人気者になった気分も味わえるし。）

遠くから見るお城も素敵だったけど、近くから見るとまた、細かい細工が素晴らしい、とっても煌びやかなお城でした。内部はかなり広くて見どころとしてはボリュームたっぷり。その割にトイレが少ないのが難点かも。

サルダール市場

右手の時計塔がランドマークになっている、サルダール市場。お城を見上げるロケーション。

ここは地元の人たちが生活必需品を買いに来る市場で、活気があっておもしろかったです。お野菜なんて本当に新鮮。

旧市街でのお散歩

でもやっぱりジョードプルで一番感じたのが、人の良さ。
まだ過度に観光地化されておらず、インドの普通の地方都市というかんじで、人とのコミュニケーションが楽しかった。散歩していても、気さくに「ハロー！」とか「写真撮って！」とか、声をかけてくれて、のんびり旅することができました。（※インドの観光地で声を掛けてくる人たちの多くは本当～～に商魂たくましく、普通の会話をすることが困難。あくまでも個人の見解です。）最後にそんなのんびり、素朴なジョードプルの風景をお届け。