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男子校の文化祭の思い出

筆者は以前男子校のことについてざっくりと書いたのだが、思ったより多くの方に閲覧していただいた。それに味を占めたので、男子校のことについて定期的に書いていきたい。
今回は「文化祭」についてである。
ちなみに、前回書いたやつを見ていない方は是非見てほしい。

前回男子校について書いたときにも触れたが、「中高一貫の男子校出身こそが男子校出身」というスタンスであるので、そこは誤解なきよう。

男子校の文化祭

男子校の文化祭は一般的な共学の文化祭よりも盛り上がる。
普段、「敷地」という概念によって隠されている我々のヤバさが、唯一外に漏れ出す日である
男子校の実態が知りたい方は一度行ってみるといいだろう。

男子校の文化祭のステージ

どの学校にもあるだろうが、ステージイベントは盛り上がる。
必ずあるのが女装と裸だ。
我々は普段女性と接することがないから、女装の男子生徒を見るだけでも何故かテンションが上がる。これを日本語で「末路」という。
そして、誰かが上半身裸になる。なぜそうなるかというと、それが一番面白いと思っているからだ。

あと、妙に上手い司会者がいる。男子校は男子を扱うプロが多く在籍するため、彼らはステージ上に男しか上がらない限りは大物司会者クラスの実力を発揮する。
ただし、観客の女性をステージに上げたりするような事態になると、水に濡れたアンパンマンよりも非力になる。

文化祭の思い出

男子校の文化祭には、各学校に謎イベントが必ずある。筆者がいた男子校は「歌うま大会」があった。
共学でもあるだろうが、それとは少し違う。

まず、全員アニソン(たまにボカロ)しか歌わない。共学では流行ってるラブソングとか歌う人がいるだろうが、そもそもラブなんかないのに歌ってどうする。

観客からすれば電波曲を眼鏡男子がノリノリで歌っているのを見るだけなので、だんだん帰っていくのだが、学校の生徒からは超ウケる。完全に内輪ノリである。
しかもコールとかもちゃんと事前に準備して合わせてくれるため、カラオケとしては普通に楽しい。
もちろん、外部の観客が楽しいかといえば別である。

さて、この「歌うま」だが、一番ヤバいのはここではない。
歌がちゃんと上手い奴が一人しか出てない」という問題だ。

「歌うま」は普通歌が上手い奴の中で勝負するものだろうが、この大会では普通(もしくは下手)の奴ら数名と上手い奴一人の戦いである。
陸上でいうと、桐生VS囲碁部軍団みたいなものだ。何がおもろいねん。

よって、この大会はやる前から結果が決まっている。ある意味結果にどきどきする必要はないというメリットはあるが、カオスになるのではないかというまた別のどきどきがある。

ちなみに、歌が上手い奴ももちろんちゃんとアニソンを歌うので、やってることはアニソン大会である。
今ならまだ受け入れられるところがあるかもしれないが、当時は今ほどアニメが流行っていなかったので、なお地獄である。

教室の出し物が結構楽しい

男子校は展示もレベルが高い。
教室で文化部を中心に出し物があるが、結構楽しい。

個人的には電気物理部のTくんが「テスラコイルの音をPCで制御してアニソン(主にけいおん!の曲)を奏でる」という文系にはあんまりよく分からない謎技術を披露していたのが印象的だった。(ちなみにテレビで取り上げられた)
こういう人たちがのびのびできるのが男子校の良さである。

おそらく、各男子校で変な奴が謎技術を披露しているので、是非探してみてほしい。
まさにミライモンスターである。(良い意味でも悪い意味でも)

男子校の文化祭に行く際の注意点

男性は問題ないが、女性は気をつけてほしい。
なんせ我々にとって女性というのは「本来いない」ものである。

「いないはずのものがいる」という、ある意味心霊現象みたいなことが起こっているわけだ。
そのため、男子校の生徒に話しかけたり、近づこうものならパニックに陥いることが多々ある。
車の運転と一緒で、適切な距離を保つことを心がけてほしい

あと、余談なのですが普通にイケメンで彼女いない人がそこそこいます。チョロいので、ナンパ目的もありです。ただし自分から声をかけてください。(逃げられる可能性も多々あり)

まとめ


男子校の文化祭について書いていったが、正直あの雰囲気は私の能力では言語化できない。
母校の話が中心になってしまったので、いささか具体的すぎたかもしれない。
詳しく知りたい方は是非、お近くの男子校(できれば中高一貫校)を探して文化祭に行ってみてほしい。



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