【アリスのままで】★★★★☆ 4/5点。



1月11日鑑賞。2016年 3本目。

‪#‎2016映画メモ

コロンビア大学で言語学の教鞭をとっていた教授が

若年性アルツハイマーになり、日々脳から記憶が欠落していく

苦悩と葛藤、そして彼女を支える家族との絆を描くヒューマンドラマ。

もう、見ていて辛い。

言語を生業としていた彼女がどんどん言語、記憶が抜け落ち、

トイレの場所すらわからなくなる。

一番ショックなのは元気な時のアリスが自分のために残しておいた動画。もはやアルツハイマーが進行した彼女に向けて話す指示内容は涙無しには見られない。

もっともその指示すらも忘れてしまう彼女がいるのだが。

この映画で学んだことは

「家族の絆」

「”自分とは”を記録しておくことの大切さ」。

アリスを演じたジュリアンムーアはこの作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞。段階的に症状が悪化していく様を演じたのは圧巻。

そして、この映画の監督であるリチャード・クラッツァー氏も

ASLを発症しており、2015年に亡くなっている。

映画の中で

「癌だったらよかったのに。恥ずかしくないから」

と彼女が嘆いていたのはリチャード監督の想いだったのかもしれない。

悲しいけど是非見て欲しい映画。

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