139.【考え方】野球とサッカーの情報伝達の違い
みなさん、こんにちは。
スポーツの秋。
日本で爆発的な人気を誇っているスポーツの野球とサッカーの情報伝達の違いを記事にします。
あくまで個人的な見解です。
特に、マネジメントという観点で面白いと感じました。
野球は、基本的に流れが止まるスポーツで、サッカーは流れが常に動き続けるスポーツですよね。
なので状況が点で変わるのが野球。線で変わるのがサッカー。
この点や線(状況が変わるポイント)を自分のチームに有利な方向にしていくことが結果として勝利という成果をもたらすイメージです。
勝利するために監督は戦略・戦術を描き指示を出す。
その方向性に向かって選手は全力でプレーしていきます。
あなたはチームの監督だとします。
野球であれば、常に選手が動いているわけではありません。
なのでタイムという制度やイニングが変わる際に監督は指示を出します。
そしてその指示の先は、バッテリーもしくは全体に飛ばしていきます。
よくイニングの交代時に攻撃のチームの監督を中心に円を描いて指示を飛ばしているシーンを見たことはないでしょうか。これが全体に指示を出すケースです。
まとめると、基本的に情報は監督から直接的に選手に伝達されます。
選手目線で言うとどちらかと言うと受動型です。
サッカーはどうなのかというと、選手は常に動いています。
その代わり、前半後半の間に戦略をFIXする時間があります。
その時間は野球と同様に監督が選手に直接指示を送るイメージが湧きますよね。
ただ試合中、選手は動いています。そのため監督が指示先はサイドの選手か全体を見れる中心選手となります。そこから蜘蛛の巣のように情報が選手間を通じて広がっていく流れです。
まとめると、基本的に情報は監督から間接的に選手に伝達されます。
そのため、より情報を正確に早く伝えるためにグラウンド上に主要人物をポイントで置く必要があります。
選手目線でいうと、受動型ではあるが情報を受けた選手はさらに伝える力が必要になります。
これが野球とサッカーの情報伝達の違いだと感じます。
野球は、一人の指揮者が直接的に選手全体に指示を送り情報を伝達させる。
サッカーは、一人の指揮者がポイントとなる選手(指揮ができる選手)に指示を送り全体に情報伝達する。
よくサッカーでは、指示を出す選手をマエストロ(指揮者)と表現しますよね。
面白い。
スポーツ自体が流動的かどうかで情報伝達方法が違うのかなと思いますが、
試合で動いている選手の数によってやり方が変わるとも思います。
あくまで上記は、個人的な意見ですが組織論は面白い。
仕事にも活かします。
以上です。