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泉鏡花 「夜釣」は得体のしれない怖さがある作品です。

この小説は、明治44年(1911年)に、文芸雑誌「新小説」に発表されたもの。
大傑作「夜叉ヶ池」が発表される二年前。
泉鏡花が38歳の頃の作品です。

文芸雑誌「新小説」

無類の釣り好きの亭主が夜釣りに行くが、
行ったきり帰ってこない。
待てど暮らせど帰ってこない。
 
そうこうするうちに
幼子が不思議なことを言い出します。
ウナギが手桶の中にいるよ・・・。
ふと、見ると
ばちやり、ばちやり、と音がする。
ウナギが女房の蒼白い顔を熟じっと視る。
 
この作品の魅力を一言で言うと
「得体のしれないできごと」
不思議な文章と相まって、とても不気味なのです(;^_^A

そんなこんなを、
「朗読」と「文字アニメーション」で表現してみました(;^_^A


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