[無料]奥多摩の深部で各種通信機器をテストしてきた(第3回通信比較テスト)
本当は雲取山より前に行ったんですが、記録をまとめるのが遅くなって順番が逆になってしまいました。読者の皆さんには関係ない話ですが。
今回のコース
奥多摩の東日原バス停をスタートして、ヨコスズ尾根を登り、一杯水避難小屋から北西の都県境尾根を進みます。酉谷避難小屋を経て滝谷の峰の巻き道からタワ尾根を降り、日原鍾乳洞から先は舗装路となって東日原に戻ります。
全体的には一般ルートですが、タワ尾根はバリエーションルート扱いとなり、ルートファインディングが難しい部分が少しだけあり、下部は傾斜がキツく下りで使うと滑落のリスクが高くなります。今回はヨコスズ尾根から登りましたが、逆の、タワ尾根登りヨコスズ尾根下山がおすすめです。
山行記録はコチラ。
docomo回線(mineo dプラン iPhone12Pro)
東日原や鍾乳洞のあたりはサービスエリアのため結構繋がりましたが、ヨコスズ尾根の上部や都県境尾根、タワ尾根の上部では圏外になりがちでした。一杯水は水場のあたりで繋がりました。
都県境尾根では、北東の埼玉側から電波が飛んできているようで、鞍部で時折繋がっていました。全体的にピークの南側に巻き道があり、巻き道部分は圏外になっていました。ピークに登っていたら繋がった可能性があります。
au回線(イオンモバイル aプラン Pixel6)
繋がった場所はdocomoと似ており、東日原周辺、都県境尾根で時々、一杯水の水場、酉谷避難小屋などで繋がりました。都県境尾根ではdocomo同様埼玉側が見える鞍部で繋がりました。地形的に電波が通りやすいのかも知れません。
ソフトバンク回線(mineo sプラン Pixel4)
およそサービスエリア通りなんですが、ヨコスズ尾根もタワ尾根も、東日原や鍾乳洞から離れると圏外になりやすかったです。一杯水や酉谷避難小屋でも繋がりませんでした。ただ、都県境尾根では時々繋がっていました。
サービスエリア的には酉谷山の周辺も入ってるので、酉谷山の山頂に登っていたら繋がったのかも知れません。立ち寄った避難小屋は、山頂を挟んで南側なので電波が届きにくいようです。
IBUKI.GPS(docomo LTE-M)
位置送信デバイスのIBUKI.GPS。圏外の部分はオンラインになったときまとめて送信する機能があるので、下界にいる友人たちにスクショを撮っておいてもらって、位置をリアルタイムで送れていたエリアを割り出しました。
傾向としては、docomoのサービスエリア準拠で、一杯水の少し先で繋がりましたが、それ以外では圏外となっていました。ヨコスズ尾根の途中から鍾乳洞近くまでほぼ圏外という結果でした。
まとめ
docomoとauは同じくらいの接続具合。意外と埼玉側からの電波が強いっぽい。
都県境尾根は南西から巻く巻き道がおおい。オンラインになったのはコルで、埼玉側が開けているので、巻かずに尾根をトレースすればもっと繋がったかもしれない。
ソフトバンクはやはり山では弱い。
位置情報デバイスよりスマホの方が通信性能は高いようだ。
今回、位置情報デバイスは諸般の事情によりIBUKIだけになってしまいました。